青い日記帳 

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「日本におけるイタリア2009・秋」主軸イベント

2009年9月から12月まで日本各地で「日本におけるイタリア2009・秋」と銘打ち、イタリアの文化、テクノロジー、芸術、歴史、グルメ、観光など卓越した魅力を伝える約165のイベントが開催されます。その中でも主軸イベントとして開催される4つの展覧会に注目。



その1:

「古代ローマ帝国の遺産」展
この展覧会には、ローマ帝国の文明を代表する傑作と出土品が来日します。四つの部門で構成され、順路を進みながら、皇帝アウグスト時代から没落にいたる帝国の歩みをたどることができます。美術だけでなく、法、国家制度、技術発展の分野にわたって、人類の歴史においてローマ文明が果たした大きな貢献に焦点を当てます。また儒教概念と帝政ローマに起源をもつ西洋的な法制度体系とを理想的に比較するための手がかりを提供します。
展示品のなかには、帝国権力を示すシンボルの他、ポンペイの邸宅に描かれていた重要なフレスコ画と壁画があります。


東京 ― 国立西洋美術館  2009年9月19日〜12月13日
名古屋 ― 愛知県美術館  2010年1月6日〜3月22日
青森 ― 青森県立美術館  2010年4月10日〜6月13日
札幌 ― 北海道立近代美術館  2010年7月3日〜8月22日

【特別出品】
本展の特別出品として、紀元前3世紀の青銅像「アレッツォのミネルウァ」が展示されます。修復が完了して間もなく、今回初めて国外出品されます。


アレッツォのミネルウァ」紀元前3世紀前半
フィレンツェ国立考古学博物館

ルネサンス時代に、フィレンツェの南東約30キロにあるアレッツォで見つかり、メディチ家のトスカーナ大公コジモ1世が所有することになった、古代ギリシアの青銅像。(大理石ではなくブロンズ像というのもこの時代のものとしては大変珍しいそうです)それから現代まで長い間放置状態だったこの青銅像を、8年間におよぶ修復作業の末、アレッツォで2009年4月までお披露目の展覧会が行われていたそうです。

・展覧会公式サイト

その2:

「トリノ・エジプト展」
この展覧会は、朝日新聞社、東映、フジテレビジョンの企画により、日本の権威ある美術館を会場に開催され、トリノ・エジプト博物館の名高いコレクションのなかから130点以上が展示されます。この博物館には、古代エジプト文明を知る上で基本となる重要な財産が所蔵されており、著名なエジプト学者ジャン=フランソワ・シャンポリオンが書いているように、まさに「メンフィスとテーベへ向かう道はトリノを通る」のです。
当展覧会では、トリノ・エジプト博物館コレクションのうち、イビの石棺を含む、特にすばらしい展示品が披露されます。


東京 ― 東京都美術館 2009年8月1日〜10月4日
仙台 ― 宮城県美術館 2009年10月17日〜12月20日
福岡 ― 福岡市美術館 2010年1月5日〜3月7日
神戸 ― 神戸市立博物館 2010年3月20日〜5月30日
静岡 ― 静岡県立美術館 2010年6月12日〜8月22日

4月下旬に「トリノ・エジプト展」開催!!で、既にご紹介した展覧会ですが、今回新たに急遽スペシャルな展示品が出展されることが決定!その作品がこちら。


アメン神とツタンカーメン王の像
新王国第18王朝時代、ツタンカーメン王〜ホルエムヘブ王治世(前1333〜前1292年頃)
石灰岩 テーベ出土 高さ:209cm、幅:112cm、奥行き:90cm
ツタンカーメン王の父と考えられるアクエンアテン王は、太陽神アテンを唯一神とする宗教改革を断行したが、失敗に終わった。そのため、それに続く王達は伝統的な神々、とりわけテーべの主神であるアメン神に対して忠誠を示した。写真の向かって右側のツタンカーメン王が左のアメン神より小さく表現されているのはその表れと言われている。

1824年にトリノ・エジプト博物館に収蔵されて以来、およそ200年ぶりにトリノの地を今回の展覧会の為、離れることに。門外不出のツタンカーメン像が初来日します。

「ツタンカーメン」という記号には滅茶苦茶弱く、心ぽかぽかそわそわ。

・展覧会公式サイト

「山岸凉子 愛蔵版チケット 5,000枚限定発売中」〜7月31日まで。
「チョコ付き スイートペアチケット 2,500枚限定発売中」〜7月10日まで。
(イタリア・トリノを本拠地とするチョコレートショップ「グイド・ゴビーノ」)

その3:

「イタリアの印象派 マッキアイオーリ展 ─光を描いた近代画家たち─」
マッキアイオーリ派は、1800年代のイタリアにおける重要な絵画運動であり、19世紀のヨーロッパでもっとも独創的なアヴァンギャルドの一つとされます。イタリアルネッサンス、いわばイタリアが近代国家として生まれた時代を語る雄弁な詩的表現ともいえるマッキアイオーリ派については、ごく最近の研究成果により、そのイデオロギー的、文化的背景がようやく明らかにされました。当時の人々の日常生活を、親密かつ洗練された風合いを保ちつつも、生き生きとした力強い表現を用いて捉えることで、マッキアイオーリ派の芸術家たちは当時の人々の感情を代弁しました。
本展に並ぶ60点に及ぶ絵画は、パラッツォ・ピッティ現代美術館、ローマ国立現代美術館、リヴォルノ「G・ファットーリ」市立美術館、フィレンツェ貯蓄銀行財団、その他公私コレクションなどから出品されます。マッキアイオーリ派の歴史を最新の研究成果および批評を通じて、30年前にマッキアイオーリ派の展示作品を大きな関心をもって迎えた日本の皆様にあらたにご紹介いたします。


広島 ― ふくやま美術館  2009年10月3日〜11月29日
東京 ― 東京都庭園美術館  2010年1月16日〜3月14日

大胆な斑点(マッキア)を用いた描法から「マッキアイオーリ」と呼ばれるようになった、反アカデミズム的絵画運動。「マッキアイオーリ」は19世紀、イタリアの重要な芸術運動として、本国でも近年展覧会が多く開催されているそうです。


アドルフォ・トンマージ「田園詩」1884年

「マッキアイオーリ展」に出展予定の約63点の絵画は、そのほとんどが本邦初公開の作品。でも、何処となく既視感覚えるのは、身の回りの自然を光によって描写せんとした「印象派」の作品に通じる点が多いからでしょう。

決して派手な展覧会ではありませんが、得てしてこういったタイプの展覧会では、思わぬ作品との出逢いが待ち受けていたりします。楽しみ!

その4:

「ボルゲーゼ美術館展」(仮称)
この展覧会では、高い評価を得ているボルゲーゼ美術館所蔵の最高傑作のなかから、その一部が初めて日本に上陸します。展覧会には、ラッファエッロ、ボッティチェッリ、カラヴァッジョ、ヴェロネーゼの絵画、ベルニーニの彫刻を含む、最高水準の45点が展示されます。
さらに、同展覧会では、あわせてボルゲーゼ家の歴史も紹介します。


京都国立近代美術館  2009年10月31日〜2009年12月27日
東京都美術館  2010年1月16日〜2010年4月4日

ラファエロ・サンツィオ「一角獣を抱く貴婦人」1505-06年
来てしまいます。今年はラファエロが!ダ・ヴィンチ「受胎告知」、ティツィアーノ「ウルビーノのヴィーナス」に続き。しかもあの予約するのも大変なローマ、ボルゲーゼ美術館から。

しかも、ラファエロ一点豪華主義ではないところが、凄い。

【展覧会構成と主な作品】


・序章 ボルゲーゼ・コレクションの誕生

ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ「枢機卿シピオーネ・ボルゲーゼの胸像
1632年頃 大理石 高さ80.1cm

・第1章 15世紀・ルネサンスの輝き

サンドロ・ボッティチュッリとその弟子たち「聖母子、聖礼者ヨハネと天使
1488-90年 テンペラ 板 直径170cm

この章にラファエロの「ユニコーンと貴婦人」も登場。

・第2章 16世紀・ルネサンスの実りー百花繚乱の時代

パオロ・ヴェロネーゼ「パドヴァの聖アントニウスの説教
1580年頃 油彩、カンヴァス 104×150cm

・第3章 17世紀・新たな表現に向けてーカラヴァッジョの時代


カラヴァッジョ「聖礼者ヨハネ
1610年頃 油彩、カンヴァス 152×125cm

カラヴァッジョ最晩年の一枚。殺人の罪を犯し逃避行中に描かれた作品。枢機卿シピオーネ・ボルゲーゼへ贈り恩赦を期待したとも言われているそうです。それにしても、とんでもない作品がやって来ますが、懐の方は大丈夫なのでしょうか。観る側としてはありがたい限りですが…

京都→東京の順番で巡回。待ち切れなく京都まで行ってしまう可能性大。

これまでに紹介した4つの展覧会。それぞれ趣向が違い楽しみなものばかり。レベル高い展覧会だけを厳選したように見受けられます。「日本におけるイタリア2009・秋」セレクトショップとしての才あるかも。



また基軸イベントの中にはオペラも。
「ミラノ・スカラ座」の来日公演!


ミラノ・スカラ座の日本公演では、『アイーダ』4公演、『ドン・カルロ』5公演、ヴェルディの『レクイエム』およびコンサートが、数カ所のホールにて行われます。

「アイーダ」 9月4日/6日/9日/11日 東京・NHKホール
「ドン・カルロ」 9月8日/12日/13日/15日/17日 東京文化会館
ヴェルディ作曲「レクイエム」コンサート 9月10日 東京・NHKホール
「ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団特別演奏会」 9月16日 東京・NHKホール

1981年に初来日して以来、今回が6度目の来日となる「スカラ座」
総勢600人の大所帯が来日予定だとか。

そしてそれでもまだ足りないので、日本人の中からミラノ・スカラ座「アイーダ」「ドン・カルロ」公演におけるエキストラ出演者を現在募集中です。詳しくはこちら。スカラ座の舞台に立てるチャンス!!

この他の情報は公式サイトでチェック.
日本におけるイタリア2009・秋 公式サイト

【関連エントリー】
- 「イタリア・ルネサンスの版画展」 | 弐代目・青い日記帳
- 「エトルリアの世界展」 | 弐代目・青い日記帳
- 「西洋の風 陶芸+モザイク」 | 弐代目・青い日記帳

この記事のURL
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<日本におけるイタリア2009・秋>とは、2009年9月から12月まで日本各地にて行われる、イタリアの文化、テクノロジー、芸術、歴史、グルメ、観光など卓越した魅力を伝える数々のイベントから成り立つ総合プロモーションプロジェクトです。2001年<日本におけるイタリア>、2007年<イタリアの春・2007>に続き、今のイタリアのライフスタイルとそれを支える伝統とテクノロジーに触れられる<日本におけるイタリア2009・秋>に是非ご期待ください。
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この記事に対するコメント

こんばんは

上の二展は知っていて楽しみにしていましたが、・・・ラファエロまで!!
どきどきしてまいりました。待ち切れません。
上半期も結構大変だったのですが、下半期も嬉しい悲鳴をあげそうです。
花散里 | 2009/06/30 1:42 AM
@花散里さん
こんにちは。

ラファエロもそうですが、
このカラヴァッジョの作品は
よくぞまぁ日本に来ること
決まったな〜と感無量。
もう今からわくわくです。
Tak管理人 | 2009/06/30 7:51 AM
ラファエロ、ちょっと前から公式の発表になっていましたね。
今から楽しみです。

またいろいろご一緒しましょう!
ike | 2009/06/30 3:53 PM
@ikeさん
こんにちは。

ラファエロにカラヴァッジョ
ここの美術館行ったことないので
ほとんど全てが初見。
もうワクワクです。

是非、いろいろ!!
Tak管理人 | 2009/07/01 7:22 AM
はじめまして!カラヴァッジョに導かれてきました☆

ボルゲーゼ展、ヒエロニムスが来るのかと思ってました。
洗礼者ヨハネ、どれも好きなのですが、これが日本で見れるなんて!!
私も京都まで行ってしまうかもしれません

ステキな情報ありがとうございます!!
美術情報満載ですね、これからも伺わせてください♪
とりっぱ | 2009/07/03 1:45 AM
@とりっぱさん
こんばんは。はじめまして。
コメントありがとうございます。

まさに、これが日本で観られるなんて!です。
ローマに行っていながら、いつもこの
美術館へはいけない自分。。。
まず最初にお目にかかるのがまさか
東京都美術館になろうとは!
うん?京都ですかね。

今後とも宜しくお願い致します。
Tak管理人 | 2009/07/03 11:37 PM
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