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「トリノ・エジプト展」

東京都美術館で8月1日より開催される
「トリノ・エジプト展」のメディア先行内覧会にお邪魔して来ました。


「トリノ・エジプト展」公式サイト

トリノ Torino:イタリア第4の人口を誇るこの街の名前は知っていても、ここに世界有数のエジプトコレクションがあることは、ほとんど知られていません。

カイロ・エジプト博物館、ロンドン・大英博物館、パリ・ルーヴル美術館等と比肩する有数のエジプトコレクションがイタリア北西部の都市、トリノに。

しかもこの博物館、カイロ・エジプト博物館を除くと世界でも稀なエジプト専門の博物館だそうです。そのトリノ・エジプト博物館(Museo Egizio)から、選りすぐりの約130点が日本初来日。

夏になると毎年、「俄かエジプト・ファン」になる自分。今年4月の段階で既に舞い上がり「『トリノ・エジプト展』開催!!」なんて記事を書いたほど。待ちに待った展覧会がいよいよ始まります。



「ルーブル美術館展」同様毎年のように何処かで開催されている「エジプト展」(実際、現在横浜では「海のエジプト展」開催中)。

また、つい先頃、渋谷に日本初の常設館となる「古代エジプト美術館」(The Ancient Egyptian Museum, Shibuya, Tokyo)がオープンしたばかり。

多少ならずとも食傷気味の感は否めません。

それでも、「エジプト」と言う言葉に殊更弱い自分(だからといって何一つ詳しいものはなし)。エジプト展が開催されるだけでわくわくしてしまいます。

そこまでエジプト好きでない方でも、「エジプト展」と聞くと訳も分からずに心躍ってしまうのでは?少しでも胸の高鳴り感じたら、迷うことなく東京都美術館へ行かれることお勧めします。



「トリノ・エジプト博物館の至宝日本初公開」これだけでも十二分に充実した展覧会であること間違いありません(公式サイト見ているだけでもそれ伝わってきます)。

ただし、今回の展覧会はそれだけではありません。日本初公開のエジプト美術品の数々を、「雄渾な筆致」の如くとても格好良く展示。鑑賞者を魅了する展示方法により、珠玉の作品が一段と輝いて見えるようセクション毎に工夫が凝らされています。

上記↑2枚の会場写真からもその片鱗は十分伺い知れるかと。
いや〜参った。東京都美術館に居るとは到底思えなくなります。ほんとに。

百聞は一見に如かず。
拙い写真で申し訳ないですが、ため息の出るような展示空間をご堪能あれ。
注:写真は主催者の許可を得て撮影したものです。

尚、展覧会の構成は以下の通りです。
第1章 トリノ・エジプト博物館
第2章 彫像ギャラリー
第3章 祈りの軌跡
第4章 死者の旅立ち
第5章 再生への扉


第1章 トリノ・エジプト博物館


第2章 彫像ギャラリー

プタハ神座像」新王国時代、第18王朝、アメンヘテブ3世治世(前1388〜前1351年頃)


左奥は「イビの石製人型棺の蓋」:右手前は「コンスのピラミディオン」新王国時代、第18〜20王朝(前1550〜前1070年頃)

第3章 祈りの軌跡

手前の壁には、プトレマイオス時代〜ローマ支配時代(前332〜後395年)のものと推定されるパピルスに書かれた「死者の書」がずいーーと展示してあります。

第4章 死者の旅立ち

男性により再利用された女性の棺」他


神殿の庭師ネスコンスウネンキィの人型棺の蓋」他

第5章 再生への扉

子供のミイラ」プトレマイオス時代(前332〜前30年)
ハルワの棺とミイラ」第3中間期、第22王朝末期(前850〜前730年頃)

こんな素人写真による展示空間を観ているだけでも、「これはいつものエジプト展とは違う!」とお分かりになろうかと。そして展示されている作品をチェックしてみると、その質の高さに驚くばかり。展示品良し。展示空間良し。言うことなし。

それもこれも、2005年にトリノ・エジプト博物館館長に就任したエレーニ・ヴァシリカ女史により「アビエイター」や「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」など 主に映画の美術監督を務め、2度もアカデミー賞を受賞した美術監督ダンテ・フェレッティを起用し大型彫像の並ぶ彫像ギャラリーを刷新してきた成果の現れ。
トリノ・エジプト博物館の魅力の一つは、その展示方法にもあります。現地トリノでは、2006年のトリノ五輪に合わせ、美術監督ダンテ・フェレッティが大型彫像の並ぶ彫像ギャラリーの改装を手がけ、照明と鏡を駆使した印象的な空間に仕立て上げました。
本展では、現地トリノ・エジプト博物館の演出法を取り入れ、ドラマチックな空間演出で、大型彫像群を展示します。「イビの石製人型棺の蓋」、「ライオン頭のセクメト女神座像」など2メートル級の大型彫像が現地トリノの演出で蘇ります。
貴重な展示品だけでなく、極上の展示空間までイタリア、トリノから直輸入してしまった今回の展覧会。ね、行かずにはいられないわけお分かりでしょ。しかも期待以上の空間美。繰り返しになりますが、自分が上野、東京都美術館に居ること忘れてしまいます。

デートに最適かも。雰囲気もいいし。涼しいし。
細かなこと分からなくともok.(逆にあまり詳しくない方がいいですよね)

最後に「今日の一枚


アメン神とツタンカーメン王の像」新王国第18王朝時代、ツタンカーメン王〜ホルエムへプ王治世(前1333-前1292年頃)の前で微笑むトリノ・エジプト博物館 エレーニ・ヴァシリカ館長

「トリノ・エジプト展」記念講演会で館長さんから直接お話し伺えます!
トリノ・エジプト博物館の歴史と特徴
日時:2009年8月1日(土)午後2時〜
講師:エレーニ・ヴァシリカ/トリノ・エジプト博物館館長


また、本展覧会監修者の早稲田大学教授の近藤二郎氏の講演も。
トリノ・エジプト博物館のコレクションの重要性について
日時:2009年8月29日(土)午後2時〜
講師:近藤二郎/早稲田大学文学学術院教授
会場:東京都美術館 講堂


定員: 240名/入場無料(先着順)
※午後1時より講堂前で整理券を配布し、定員になり次第受付を終了。

尚、この展覧会は、「日本におけるイタリア2009・秋」主軸イベント4展覧会のスタートを切る展覧会でもあります。これだけ好調な滑り出しを見せてくれるとなると、残り3展覧会も開会が今にも増して待ち遠しくなって来ます。目の前に常にご馳走が並んでいる状態。幸せだ〜


「トリノ・エジプト展」東京会場
会期 2009年8月1日(土)〜10月4日(日)

東京都美術館企画展示室(上野公園内)
〒110-000 東京都台東区上野公園8-36
電話 03-3823-6921

開室時間 午前9時〜午後5時(入室は閉室の30分前まで)
8月の金曜日(8/7・14・21・28)は、午後8時まで開室
休室日 月曜日(ただし9月21日(月)は開室)

オンラインチケット(手数料無料)
http://www.e-tix.jp/trino_egypt/trino_egypt.html

【巡回予定】
宮城県美術館 2009年10月17日〜12月20日
福岡市美術館 2010年1月5日〜3月7日
神戸市立博物館 2010年3月20日〜5月30日
静岡県立美術館 2010年6月12日〜8月22日


「トリノ・エジプト展」公式サイト

それでは最後に「今日の美味


グイド・ゴビーノ(GUIDO GOBINO)」のコイン型チョコレート「チャルディーネ」。期間中「展覧会オリジナル『グイド・ゴビーノ』チョコレートBOX」として1日100個限定で会場(東京都美術館)特設ショップ にて販売するそうです。

日本国内にショップがなく、時折百貨店で期間限定で販売されるだけの「幻のトリノチョコ」が都美館で!!

おまけ:

「トリノ・エジプト展」オフィシャルサポーターに任命された俳優の沢村一樹さんとエレーニ・ヴァシリカ館長。後は「イビの石製人型棺の蓋」

沢村一樹さんは音声ガイドも今回担当されています。



横浜では「海のエジプト展」も開催中です。

「海のエジプト展」
パシフィコ横浜
2009年6月27日(土)〜9月23日(水・祝)会期中無休


asahi.com : 朝日新聞社 - 「海のエジプト」展
TBS | 海のエジプト展

そうそう、忘れてはいけません!こちらも要チェックです。

古代カルタゴとローマ展 〜きらめく地中海文明の至宝〜
大丸ミュージアム・東京での開催期間とても短いのでお見逃し無きように!

参考:「古代カルタゴとローマ展」記者発表会

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1832

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 イタリア北西部にあるトリノ・エジプト博物館は、大英博物館やルーヴル美術館と比肩する世界屈指のエジプトコレクションを所有しています。19世紀、ナポレオンのエジプト遠征に従軍し、フランスのアレクサンドリア総領事となった外交官でエジプト学者のベルナルド・ドロベッティの収集品を中心に創設されました。本展では、同博物館のコレクションを初めて日本で紹介します。大型彫像やミイラ、彩色木棺、パピルス文書、ステラ(石碑)、アクセサリーなど選りすぐりの約120点が一堂に並びます。1824年に同館に収蔵されてから門外不出だった2メートルを越す彫像「アメン神とツタンカーメン王の像」も出展されることになりました。現地トリノでは、アカデミー賞受賞美術監督ダンテ・フェレッテイによる、照明と鏡を駆使した彫像ギャラリーの演出が注目を集めています。当館でも、現地の方法を取り入れ、2メートル級の大型彫像をドラマチックに演出します。
展覧会 | permalink | comments(11) | trackbacks(9)

この記事に対するコメント

あぁ・・・。さすが都美ですね・・・。素敵な演出がされているようで、心臓ばくばくいってます〜!エジプト展と聞くと「またかぁ」と思いつつ行ける範囲だといそいそでかけちゃうんですよね。文明展は大概胸が高鳴るんですけど、エジプト展は回数が多い分珍しさはないのに。
花散里 | 2009/07/31 12:31 AM
@花散里さん
こんばんは。

花散里さんも同じですか〜
珍しさは取り立ててないにしても
どうしても行かねばならないエジプト展。
発見は毎回あるからやめられません。
今回「鳥」が可愛かったですよー
Tak管理人 | 2009/07/31 1:21 AM
こんにちは
これは8/2の朝1に行く予定なんですが、展示に映画の美術監督さんの技術が入っているとは、とても素敵です。
夜中になったらミイラたちが起き上がってきそうな雰囲気まであるやないですか。
またかと思いつつ、わくわくが止まりません。
遊行七恵 | 2009/07/31 12:38 PM
@遊行七恵さん
こんばんは。

ミイラたちも居心地よさそうでした。
東京都美術館やってくれましたね〜
鏡をうまく使っている憎い演出です。

ツタンカーメンは一点だけ
いつもの空間にぽつりと。
これまたgood!!
Tak管理人 | 2009/08/01 12:38 PM
Takさん、こんばんは。
拝見いたしまして、初日に行ってきました。
Takさんのおっしゃる通り、東京都美術館ではない、違う場所に感じました。
まじ感動!
待ち時間はありませんでしたが、順路途中の休憩所はお疲れモードの方々でいっぱいでした。
ペアチケットのチョコうれしかったです。
限定チョコ、買いました。
さちこ | 2009/08/02 10:16 PM
@さちこさん
こんにちは。

あのチョコ(ビター味)とっても
美味しく頂きました。ビールと一緒に。

混雑していましたか?
また行きたいと思っているのですが
9月に入ってからの方がいいかな。

しかし、会場もあんなにがらりと
雰囲気変わるものなのですね。
Tak管理人 | 2009/08/03 9:37 AM
こんにちは。

そういえば、夏に行ってきたのでした。
壮大なスケールある彫像を美しい展示方法で
堪能しました。
実に見所満載なトリノエジプト展でした。
最近の都美の中では最高得点です。

限定ビターチョコ美味しかったですね!!
アタシはコーヒーと一緒に。
ボーイにはあげませんでした。
あれは大人チョコですから!
あべまつ | 2009/09/14 3:57 PM
こんにちは。
役人の棺の豪華さに往時の栄華が偲ばれ、ツタンカーメン像の美しさに青年王の悲劇性が際立っていました。死者の書からは死後の再生を願う人々の強い願いが感じられました。
ものすごい人出で大型展示した観られませんでしたが、良い展示でした。
mizdesign | 2009/09/15 6:49 AM
@あべまつさん
こんばんは。

都美館とは思えませんよね。
もうやりたい放題!って感じです。
あれくらい会場に手をかけてくれると
見馴れたように感じるエジプト関連
作品もまた新鮮にみえますよね。

子供にはもったいないです。
ビールを飲みながらカリッと。

@mizdesignさん
こんばんは。

混雑していましたか。。。
秋になって人出増えたのかなー
芸術の秋、上野はこれからますます
大変なことになりそうですね。
皇室の名宝展どうなってしまうことやら。
Tak管理人 | 2009/09/15 9:48 PM
はじめまして
とても古いのにコメントさせていただきます
普段は台湾に住んでいて、7.8月のみ札幌で生活しているものです。
昨年こちらで、都美でエジプト展が開催されることを知り、どうにか札幌に行く途中か、札幌滞在中に見に行こうと思ったのですが、都合がつかず、その後台湾から巡回展に行こうと思いましたが、だめで、ついに最後の静岡展に行けそうで、嬉しくて、コメントしてしまいました。
小学生の子供が、小1の時から、古代エジプトにはまって、私に飛び火したのですが、この展示会のためだけに、直行便では、北海道戻らず、成田から新幹線で見に行く予定です!
大英や、ルーブルと並んでトリノにこんなにたくさんエジプト関係のものが有るとは知らなかったので、こちらのブログには感謝感謝です!

海外に住んでいると、日本国内での展示会情報少ないので、これからも楽しみにしております。
さやか | 2010/04/23 1:22 AM
@さやかさん
こんにちは。はじめまして。
コメントありがとうございます。

トリノにまさか・・・ですよね。
経緯しればなるほど納得ですが
ちょっと(かなり)意外でした。

念願叶い展覧会行けそうで何よりです。
拙ブログがそんなお役に立てるなんて。
続けていて良かったな〜としみじみ思います。
そして今後の励みにもなります。

自分は難しいことは分かりませんが
展覧会の場に居るだけで幸せになれます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。
Tak管理人 | 2010/04/29 10:58 AM
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