青い日記帳 

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「メアリー・ブレア展」

東京都現代美術館で開催中の
「メアリー・ブレア展」に行って来ました。


メアリー・ブレア展公式サイト

毎年夏になると、東京都現代美術館ではジブリやディズニーに関連する展覧会が開催され、大勢のお客さんで賑わいをみせます。

2008年「スタジオジブリ・レイアウト展
2007年「ジブリの絵職人 男鹿和雄展
2006年「ディズニー・アート展
2005年「ハウルの動く城・大サーカス展
2004年「日本漫画映画の全貌展
2003年「ジブリがいっぱい ジブリ立体造型物展」

2005年の「ハウルの動く城・大サーカス展」などジブリファンでもお金返して欲しくなる、どうしようもない展覧会も過去にはありました。逆に2007年の「男鹿和雄展」などアートファン必見の質の高い展覧会も。どうも当たり外れが極端なMOTの夏の展覧会。

では、今年はどうかと聞かれれば「当たり」です。

それもかなりの「大当たり」ディズニーファンは当然ながら、アートファンも行った方が良い展覧会かと。

ここの美術館の維持会員になっているので、「メアリー・ブレア展」の内覧会へも行けたのですが、年8月1日(土)より開催の「伊藤公象展」が始まってからでいいかな〜と内覧会行きませんでした。後悔。。。

メアリー・ブレア(1911−1978)
オクラホマ州生まれ。カリフォルニアのシュイナード美術学院を卒業後、水彩画家としてそのキャリアをスタートさせる。1939年にディズニー・スタジオに入社し、コンセプト・アートなどを担当。その後、ウォルト・ディズニーらと共に訪れた南米への旅を経てその才能が開花。「シンデレラ」(1950年)、「ふしぎの国のアリス」(1951年)、「ピーター・パン」(1953年)などでカラー・スタイリストとして活躍。素晴らしい色彩感覚を活かして数々の功績を残す。ディズニーランドの人気アトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」のデザインも担当した。また、絵本の挿絵や多くの広告デザインの実績なども残しており、特に挿絵を担当した絵本『わたしはとべる』は現在も世界中で親しまれている。

「シンデレラ」コンセプト・アート1950年 ©DisneyEnterprise,Inc.

2006年の「ディズニー・アート展」にもメアリー・ブレアの作品出ていました。他の作家さんとは異彩を。独特な色使いが記憶にはっきりと残っています。

今回の展覧会は、メアリー・ブレアがディズニーの仕事に携わる前と後の作品を全て包括的に展示公開。ぶっちゃけ、ディズニーの時の仕事は「ディズニー・アート展」で十分かもしれませんが、それ以外の作品に見所はたっぷりと。

例えばこれ。

サンフランシスコ・ナイト」1934年 ©The nieces of MaryBlair

まだ、ディズニーに所属する前、水彩画家として細々と活躍していた頃の作品が最初の展示室に数点紹介されています。水彩画とは思えない明暗のはっきりとした点が彼女の持ち味なのでしょうか。強く惹かれるものあります。

この展示室を拝見した時点で「これは良い展覧会」だと。
そして観進めていくうちに間違いなくお勧め出来る展覧会だと確信。

前回のわけのわからいパンダのような展示室とは打って変わり、色彩あふれる空間に。そしてまた見せ方も良い。ディズニーファンでも何でもない、自分でもすんなり入り込める世界があの現代美術館の展示室に現出。


南米スケッチ/市場への道(グアテマラ)」1941年 ©The nieces of MaryBlair

ウォルト・ディズニーらと共に訪れた南米への旅を経てその才能が開花。」南米旅行の際に描いたスケッチも数多く展示。「カリフォルニア・スタイル」と呼ばれたそれまでの水彩画に鮮やかな色が大胆に使用されるようになります。

この画風の変化が大変劇的且つ刺激的。

これが後に、ディズニーランドの人気アトラクション「イッツ・ア・スモールワールド」の世界観へ大きく寄与したことは間違いないこと。メアリー・ブレアのことを知れば乗り飽きた「イッツ・ア・スモールワールド」も全然違って見えてくるはず。

かみさんが「ディズニーランド行きたくなった」と言いだす始末。
それだけ危険な展覧会でもあります。


「イッツ・ア・スモールワールド」コンセプト・アート1964年 ©DisneyEnterprise,Inc.

1階の展示室へ降りると、まさにそこは「イッツ・ア・スモールワールド」!!

このゾーンでは、「イッツ・ア・スモールワールド」の中に入ったかのような疑似体験ができるよう、展示デザインや動線において楽しい工夫がなされています。複数のプロジェクターを駆使した大胆な作品紹介。そのユニークな展示が来場者に新たな印象体験をもたらすでしょう。

公式サイトで予習していったにも関わらず、いざこの展示スペースに一歩足を踏み入れると、ザワッとした感動が湧きあがってきます。「イッツ・ア・スモールワールド」のアトラクションって一見他愛もないようであっても、何度ディズニーランド行ってもいつも乗ってしまう魅力があります。

まさか、現代美術館でこんな追体験出来るとは思いもしませんでした。


レモネード・ガール」1960年代 ©The nieces of MaryBlair

レモネードのように、完全に甘く見ていたこの展覧会。混雑すること必至です。だって内容がいいもの。子どもから大人までのディズニーファンに加え、アートファンも見逃せません。今年の夏のMOTは。

普段「えーディズニー。。。」と眉を顰めがちな自分が行ってもこれだけ楽しめたのです。況や。。。

他に紹介する展覧会沢山あるのに、ちょっと興奮気味。もう一度、初期作品(カリフォルニア水彩画協会の一員として描いていた水彩画)だけでもいいから観に行きたい!

最後に「今日の一枚


自画像」1934年 ©The nieces of MaryBlair

ねっ観たいでしょ!水彩画って基本的に好きなんです。


こういう子供さんが多くいらっしゃる展覧会には欠かせない、撮影スポットもちゃんと用意されています。(今日はデジカメ忘れてしまったので、かみさんの携帯で…)

皆さん楽しそうに笑顔でご覧になっていたのが、この展覧会の魅力を代弁しているようでした。勿論自分もかみさんも帰りの車の中もニコニコ。


メアリー・ブレア展
開催期間:2009年7月18日(土)−2009年10月4日(日)


東京都現代美術館
〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1
TEL:03-5245-4111/03-5777-8600(ハローダイヤル)


おまけ:
「ジャイアント・トらやん 特別展示」公開期間延長決定!
8月9日まで、どーんと立っています。(火は噴きません)


常設展示「MOTコレクション 夏の遊び場」

これも、またすんごくいい感じ!
ネトがお出迎えしてくれます。

【関連エントリー】
- 東京都現代美術館(MOT)リニューアルオープン | 弐代目・青い日記帳
- 「カルティエ現代美術財団コレクション展」 | 弐代目・青い日記帳
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- 「池田亮司展」 | 弐代目・青い日記帳
- 「ネオ・トロピカリア」 | 弐代目・青い日記帳
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- MOT屋上庭園へ行こう! | 弐代目・青い日記帳

それでは最後に「今日の美味


昨日の夜、日本橋の某店で飲んだ「ドン・ペリニヨン
色んな意味で悪酔いしたけど、楽しい楽しい夜だったね!また会おう!


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 この夏、財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館と日本テレビ放送網株式会社、日本テレビ文化事業団は、企画展「メアリー・ブレア展」を開催いたします。
 メアリー・ブレア(1911年−1978年)は、米国オクラホマ州に生まれ、大学在学中に水彩画家としてそのキャリアをスタートさせました。その後、幾つかのアニメーションスタジオを経て1939年にウォルト・ディズニー社に入社しました。
 そこでウォルト・ディズニー(1901年−1966年)と出会い、彼女の才能が開花。「シンデレラ」(1950年)、「ふしぎの国のアリス」(1951年)、「ピーター・パン」(1953年)など、いくつもの作品のカラー・スタイリストとして、素晴らしい色彩感覚を活かした功績を残しました。アメリカでもまだ働く女性に厳しかったと言われる時代に、実に多くの作品に関わり、広く尊敬を集めたのです。フリーとなった後は、絵本の挿絵、舞台や広告のデザインなどを数多く残しました。さらに、ウォルト・ディズニーからの依頼でデザインした「イッツ・ア・スモールワールド」は、現在でもディズニーランドの人気アトラクションとして多くの人々に喜びを与えています。
 大人と子供の目線がミックスされ、見る人に純粋な喜びを与える彼女のアートセンスは、独特な魅力に溢れており、当時のディズニー作品のみならず、現在も多くのアニメーション作家に影響を与え続けています。 彼女の作品は、2006年夏に東京都現代美術館で開催され好評を得た「ディズニ−・アート展」で初めてその一部が紹介されました。その際、もっと作品が見たいという声が数多く寄せられました。それに応える形で、今回ご親族やウォルト・ディズニー・アニメーション・リサーチライブラリーをはじめとするたくさんのご協力を得て、たった一度だけ、彼女の人生を巡る展覧会としてご紹介できることとなりました。
 本展は、スタジオジブリ、および三鷹の森ジブリ美術館の全面的な協力のもと、アニメーション映画におけるカラー・スタイリストという、これまでにない視点でお送りする初めての展覧会です。本来は資料として保管され、アメリカ国外を出ることはめったにない貴重なディズニー初期アニメーションにおけるアート作品や、ディズニーランドのアトラクション・デザイン作品を中心に、大規模に一般公開するものです。展覧会では2500点を越える膨大な作品群から精選した約500点の作品に加え、彼女の生涯を様々な写真、愛用品、映像を通して時代の流れと共に分かりやすく展示します。
 ウォルトが信じたひとりの女性―。アメリカに生きた、奇跡とも言える彼女の才能にどうぞ触れてみて下さい。この夏、皆さんにとってきっと忘れられない体験になります。


展覧会 | permalink | comments(15) | trackbacks(3)

この記事に対するコメント

公開中の「ボルト」のエンドタイトルがメアリー・ブレア!って雰囲気ですよ。
3Dバージョンは日本語吹き替えのみですが、オススメです。
展覧会はチビっ子の夏休みが終わった頃に出向きます。
物販コーナーもすごそうですねぇ。
さちえ | 2009/08/03 12:10 AM
@さちえさん
こんにちは。

そうなんですか〜「ボルト」
さちえさんが良いと仰るので
観に行かねばと思っています。

物販コーナーは確かにすごかったです。
ここで現実世界へ引き戻されます。
Tak管理人 | 2009/08/03 9:41 AM
私も行きました、メアリー・ブレア展。心が温かくなる展覧会でした。私も描きたい〜という気分になります。リサ・ラーソンを見たときと、同じ気分になります。
海 | 2009/08/04 2:05 AM
こんにちは
やっぱり見ないとダメだ!という展覧会ですね。
冒頭のシンデレラ・クラシック版が懐かしいです。
オジがその絵本を持っていたので、今もシンデレラはあのクラシック版が大好きなのです。
やっぱりいいですね。
昔のディズニーにばかり固執しちゃいますけど・・・
遊行七恵 | 2009/08/04 12:35 PM
@海さん
こんばんは。

甘く見ていました。。。
夏のアニメ系のお子様向け展覧会だとなかり。
夏のMOTの特別展も侮れなくなってきました。

@遊行七恵さん
こんばんは。

そうなんですよ〜
スルーしていたら後々…
駐車場もいっぱいでした。
もうびっくりです。
これから先9月に入るまで混雑しそうですね。

>昔のディズニーにばかり固執しちゃいますけど・・・
ミッキーが出てこない展覧会というのもいいですよ。
Tak管理人 | 2009/08/04 7:38 PM
この展覧会、
有楽町の駅だったかな、
ポスターが貼ってあって
すごく気になってたんですよね。
この時代に女性がプロとして仕事をするのは
今と違って厳しいものだったのではないかと思います。
ディズニーの絵ばかりだと思ってたのですが
レモネードの絵がとても素敵ですね。
次の一時預かりの時はゴーギャンも行きたいし、
悩むところです(*^^*)
サッチャン | 2009/08/04 10:00 PM
@サッチャンさん
こんばんは。

駅でかなり見かけますよね。
写真の方のポスターは人目もひきます。

そのようです。
当時これだけの仕事をするのは
並みたいていのことではなかったようです。

ディズニーという魔法の言葉に
騙されずに見るとかなり愉しめます。
Tak管理人 | 2009/08/06 11:06 PM
行きたいですが、名古屋なので・・・
sun | 2009/09/23 12:25 AM
@sunさん
こんにちは。

展示が想像以上に大掛かりなので
中々巡回は難しいかと。。。
Tak管理人 | 2009/09/23 8:31 AM
本日行ってきました。
ものすごく、ものすごく混んでました!!!

ディズニーの力って凄いのですね。
せいな | 2009/09/29 9:24 PM
@せいなさん
こんばんは。

お疲れさまでした〜
毎年夏に開催する
ディズニーorジブリは
集客力段違いですね!
Tak管理人 | 2009/10/01 10:01 PM
すごかったですよね。
ディズニー・アート展のときのお客さんの声が
今回の展示につながったのも、理解できます。
あの時も素晴らしかったですが、今回も
本当に満足な展覧会でした。

最近ちゃんとしたレビューではなくて、ひよこしか描いてないのですが
一応関連記事を書いたのでTBさせていただきました。

そういえば、Takさんにはじめてコメントをいただいたのは、フェルメールの画家のアトリエをひよこにしたときでした。
よく覚えています。
ひよこ | 2009/10/01 10:43 PM
@ひよこさん
こんにちは。

またまた愉しい記事を
TBしていただきありがとうございます!!
とてもうれしいです。

ブレア展連日盛況のようですね。
単なるディズニー展ではなく
見せる展覧会となっていますからね。
それでいてしっかり楽しめる。

だんだんMOTもこなれてきたようです。
Tak管理人 | 2009/10/04 10:55 AM
こんにちは。スモールワールドの演出がちょっとうれしかったです。
実はディズニーではあのアトラクションが好きなもので…。

ウォルトの関係とか色々あったのでしょうね。
サンフランシスコ・ナイト、電車好きには市電の描写がたまりませんでした。
はろるど | 2009/10/10 11:14 AM
@はろるどさん
こんにちは。

スモールワールドの世界観を
あそのこ美術館で再現しているとは
思いもしませんでした。

>ウォルトの関係とか色々あったのでしょうね。
でしょうね。その変は抜きにして
構成されていましたね。
Tak管理人 | 2009/10/12 10:50 AM
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東京都現代美術館「メアリー・ブレア展」を観てきました。 | 子連れアート鑑賞日記 | 2009/09/29 9:23 PM
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メアリー・ブレア展にもぴぴちゃん | ひよこだがね☆イラスト4コマと絵日記 | 2009/10/01 10:40 PM
既に終了してしまった展覧会でしたが、ともに楽しめたので簡単ながらも感想に残しておきます。先日まで木場のMOTで開催されていた「メアリー・ブレア展」と「伊藤公象展」へ行ってきました。 「メアリー・ブレア展」(7/18-10/5) 会期末だったこともあってか、チケ