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「河口龍夫展」についてご本人にお話伺って来ました。

2009年10月14日(水)から竹橋の東京国立近代美術館で開催される「河口龍夫展 言葉・時間・生命」この展覧会について作家ご本人にお話伺って来ました。


河口龍夫展 言葉・時間・生命
2009年10月14日(水)〜12月13日(日)
10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00)
一般 850円 大学生450円 高校生以下無料。

【無料観覧日】
11月3日(火) [文化の日]
11月12日(木) [天皇陛下御在位20年慶祝行事]
河口龍夫(1940年、兵庫県神戸市生まれ)は、1960年代から今日に至るまで、現代美術の最前線で活躍を続けてきている作家です。彼は、鉄・銅・鉛といった金属や、光や熱などのエネルギー、さらに化石や植物の種子など、さまざまな素材を用いながら、物質と物質、あるいは物質と人間との間の、目に見えない関係を浮かび上がらせようという一貫した姿勢で制作を続けてきました。
一昨年2007年に兵庫県立美術館で開催された河口龍夫の展覧会「河口龍夫−見えるものと見えないもの−」の感想を、はろるどさんと、memeさんがしっかり書いていらっしゃるから凄い。(memeさんは更に同時開催された名古屋市美術館の展覧会へも足を運ばれ感想をお書きに。)

信頼のおける二人のブログを読むと、河口龍夫の作品をこの目で拝見・体験したくなります。そんな想いが通じたのか、10月から近代美術館で都内では初となる「河口龍夫展」が開催されることに。


木馬から天馬へ」2009年 撮影:斎藤さだむ

先月下旬に「大地の芸術祭」を訪れた際も、松代にある河口龍夫の作品だけはどうしても観たいと仲間に懇願。願いを無事成就させて来たばかり。

願いが叶いだすと佳き方向へ流れは変わるもの。「近代美術館に河口龍夫氏がお見えになるのでお会いしてお話でも」と、先日嬉しいお誘いメールが。

二つ返事でok.竹橋駅から「ゴーギャン展」を観終えて家路に着く人の流れと逆行し近代美術館で河口氏ご本人とお会いしお話を伺って来ました。でもでも、自分なんぞが生まれる前から活躍されている作家さんに直接インタビューなどほとんど不可能。

しかし、そこはぬかりなくプロの美術ライターさんも同席。その方が的確で犀利な質問を。自分は「なるほど〜」と頷き感心しながらメモを取るだけ。助かった〜(当り前だけどプロは違う!)


石と光」1971年 高松市美術館蔵 撮影:米田定蔵

「『光』と『闇』という言葉をそれぞれいつ憶えたか?と考えたことあります?」と河口氏。展覧会のサブタイトルにもある「言葉」に強いこだわりをみせる作家さんです。展覧会第1章も「ものと言葉」。言語論的転回とか復習要るかな〜

展示は多岐に渡り、「光と石」のような作品から、真っ暗闇の中で独り孤独に視覚に頼らず描く「闇の中のドローイング」も公開。そして鑑賞者自らも「闇の中のドローイング」に挑戦できるそうです。

「ドローングの過程がまるで見えないことは、絵が下手だと思っている人が生き生きする場でもあります。『暗闇のドローイング』を体験した誰しもがある種の開放感が得られるのです。」

今回素人なりにインタビューした内容は追々「河口龍夫展」の記事等でご紹介して行きます。尚、この展覧会ではこれまでにない取り組みがなされています。

それはTwitterを使った情報の発信です。河口龍夫展 on twitter ←まだフォローされてない方、今すぐ「フォローする」をクリック!

以下の作品は、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の松代エリアに設置されている河口龍夫の作品。


2009年8月30日撮影
拙い写真ながらプリントアウトし河口氏にお見せしたところ、同席なされていた奥様ともども大変喜んで下さいました。その訳は…これ「成長する作品」だからです。

この作品が設置されたのは今から9年も前の2000年のこと。その当時はこんな姿でした。(奥様がこの写真をお持ちだったことに驚きました。)
大地に置かれた鉄板には、北斗七星の形に空けた7つの穴。その穴から、大地から発芽した植物が顔を出す。北極星の大きな穴からは植樹された木が伸びている。変化が楽しみな作品だ。
言葉と同等に時間という概念も重要視されている河口氏ならではの作品。「冬は雪で埋もれてしまい見えなくなるのもいいんだ。」と何事にもおおらか。

現代美術作家特有の尖がったところを表面上感じさせない、とても気さくな方でした。(正直会う前の印象と全然違う。。。)

農舞台

そうそう、松代エリアの中心施設「農舞台」内には2003年度作品の「関係-黒板の教室」と「関係-農夫の仕事」が。

関係-黒板の教室
農舞台の2部屋を構成する農耕と文化をテーマにした作品。「農耕」では、地域で集めた農具に種子を封印して展示。「文化」では教育が取り上げられ、教室全面が黒板になっている。
教室の黒板はもとより、壁、机、椅子、天井!まで「黒板」になっているユニークな部屋。皆思い思いに落書きを楽しんでいました。勿論自分も。

因みに机椅子を除き、この教室にあるものはほとんど全て周辺地域で廃校となってしまった学校に元々あったものだそうです。地球儀もそして大きな黒板も!!

「黒板」に好きなことを書けるという発想について、河口氏曰く「子どもの頃、学校の黒板に落書きをしてとても怒られた。いつか自由に思う存分書ける、そんな『黒板』を作りたいと思っていた。」



1940年生まれの作家さんとは思えない魅力溢れる方でした。トークショーも期間中予定されているようなので、是非。人を楽しませようというサービス精神旺盛です。

「自分が子どもの頃、楽しかったことを残したいんだ。」とも。

今日はお疲れのところ、お話を伺う時間を設けて頂きありがとうございました。また近代美術館の方々にも感謝感謝です。(担当の主任研究員の大谷氏、山口晃さんに似ていません?!)


河口龍夫展 言葉・時間・生命
東京国立近代美術館
2009年10月14日(水)〜12月13日(日)
10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00)
一般 850円 大学生450円 高校生以下無料。

【無料観覧日】
11月3日(火) [文化の日]
11月12日(木) [天皇陛下御在位20年慶祝行事]

河口龍夫展 on twitter

9月23日までですよ〜ゴーギャン展!「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」ご覧になりました??急いで〜

「ゴーギャン展」公式サイト

「ゴーギャン展」会期中は金曜日に加え、土曜日も20:00まで開館

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1876

JUGEMテーマ:アート・デザイン


今回の展覧会は、40年以上にわたる河口龍夫の制作のあゆみを、「ものと言葉」「時間」「生命」というキーワードのもとに3つの章で構成し、それぞれのテーマによる過去の主要作品と、新作とをあわせて展示します。「芸術は精神の冒険」であると河口はいいます。彼の作品の前で五感を研ぎ澄ませ、想像力をひろげるとき、私たちは、ものに対する新しい認識の仕方に驚かされたり、人間のスケールを超えたはるかなる過去・現在・未来の時間の流れに思いを馳せたり、あるいは生命の不思議に触れることになるでしょう。

インタビュー | permalink | comments(3) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

こんばんは。リンクまでありがとうございます。
兵庫は建物との相性がとても良くて印象に残りました。
身近な近美で拝見出来るなど嬉しい限りですね。

Twitterももちろんフォローしています。
前例がないだけに、今後の展覧会との関係を占う試みともなりそうですね。
密かに期待大です!
はろるど | 2009/09/11 10:45 PM
こんばんは。ご紹介有難うございます。
これを機についにTwitterに登録し、フォロー始めました。

発電所美術館に行った時、同館で開催された河口龍夫展の
素晴らしさに感動し図録を買いました。
その時作られた船が発電所の屋外でビニールシートに包まれてました・
近美の展覧会では展示されないのでしょうか。
あのままではもったいないです。

meme | 2009/09/12 11:57 PM
@はろるどさん
こんにちは。

Twitterの試みは大変意欲的なものですよね。
公式サイトで見逃すような情報も
確実に捕らえること出来ます。

近美術館の担当者の方も作家自身も意欲満々。
美術館の自主企画展というところも
見逃せない要素ですね!

@memeさん
こんにちは。

沢山の展覧会ご覧になってり
しかも記事にされているのが凄いです。

図録をお求めになるほどの内容でしたか!
それはますます期待値高まります。
暗闇のドローイングなど3つのセクションから
展開されるそうです。
Tak管理人 | 2009/09/14 10:39 AM
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