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「美術を変えた9人の画家」

ポーラミュージアムアネックスで開催中の
ポーラ銀座ビル オープニング特別企画「美術を変えた9人の画家」展に行って来ました。



2007年から建て替えを行っていたポーラ銀座ビルが10月3日にオープンしたのを記念し、開催されているこの展覧会。(ポーラ銀座ビル、グランドオープン

箱根ポーラ美術館所蔵のモネからピカソまで9人の画家の作品、計11点を開館記念として現在、無料で銀座一丁目にて公開しています。

チラシ早々にゲットしておきながら中々伺えずにいましたが、今日やっと行って来ること出来ました。建て替える以前よりも展示スペースは狭くなったようです。それでもこの立地に無料で拝見出来る美術展示空間が復活したのは嬉しいかぎり。



ポーラ ミュージアム アネックス
〒104-0061 東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 3階
TEL:03-3563-5501 FAX:03-3563-5543

アクセス方法
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線 銀座駅 A9番出口徒歩6分
東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅 7番出口すぐ
JR有楽町駅 京橋口改札徒歩5分


ポーラさんが所蔵する約80点の印象派絵画が渋谷に一堂に会した「ポーラ美術館の印象派コレクション展」2006年1月2日(月)〜2月26日(日) @Bunkamura ザ・ミュージアム以来かもしれません。都内でまとめて拝見出来るの。

「たった11点」と思うこと勿れ。これですよこれ!!


エレベーターで3階へ。降りるとすぐ目の前がギャラリーです。
受付でカラー刷りのとてもお金のかかっている展示品リストが頂けます。


1:クロード・モネ「サン=ラザール駅の帰路」1877年


2:クロード・モネ「セーヌ河の日没、冬」1880年

不思議なことにこの2点のモネ、はっきりと観たという記憶がありません。箱根もBunkamuraもその他でも出会っているはずなのに…いい加減なものです。相変わらず。


3:ピエール・オーギュスト・ルノワール
レース帽子の少女」1891年

この作品は記憶ばっちり!いつもあちこちに引っ張りダコな一枚。

来年2010年1月20日(水)〜4月5日(月)国立新美術館、4月17日(土)〜6月27日(日)国立国際美術館で開催されるこちらの展覧会にも出るそうです。

「ルノワール−伝統と革新」展
本展は、柔らかな筆づかいの愛らしい女性像や豊麗な裸婦像で知られる、印象派の巨匠ピエール=オーギュスト・ルノワール(1841-1919)の芸術の全容を、国内有数の印象派コレクションで知られるポーラ美術館の特別協力のもと、ボストン美術館やワシントン・ナショナル・ギャラリー、オルセー美術館をはじめ、国内外の主要コレクションから選りすぐった名品約80点をとおして紹介する大回顧展です。
ルノワール展公式サイト早々に立ちあがっています!


4:ポール・セザンヌ「砂糖壺、梨とテーブルクロス」1893-94年

セザンヌ大好き人間としてはモネ2枚よりもポーラコレクションの他のセザンヌ作品も観たいが、一般受けは非常に悪いので(いつもセザンヌ作品の前は空いている)逆に1点でもあればおんの字。

ただし「絵画を変えた9人の画家」というタイトルに従うなら、やはりセザンヌはもう数点欲しいところです。また箱根においでということかな。

参考:「セザンヌ筆致考」赤瀬川原平
 筆触=タッチというのは絵の価値の末端部にあるオマケのようなものだと思っていたが、それがじつは末端部にあるがために、絵の価値を支える重要な基点となっている。筆先の絵具がキャンバスに接触して、その接点から絵が生まれる。キャンバスに色を塗るとき、セザンヌがサクサクサクという筆触をあえてつけてしまう気持ちも、そのことを孕んでいるのではないだろうか。
 筆触というものがおおっぴらに取り出されたのもまた印象派によってである、それまでにももちろん営々と絵筆がキャンバスに接触していたわけではあるが、筆触というものはできるだけ消し潰されていた。

芸術原論」 (岩波現代文庫)

この文章に登場するもう一人の画家がこちら。

5:フィンセント・ファン・ゴッホ「アザミの花」1890年

数あるポーラ・コレクションの中でも最も好きな作品。
箱根のポーラ美術館の青みがかった建物の印象とぴたり一致。
ゴッホにしては、意外とあっさり描いていたりします。


6:ポール・シニャック「オーセールの橋」1902年

スーラはいいとして、シニャックの場合「良いシニャック」と「悪いシニャック」に大別されます。後者は目がチカチカしてしまいとても鑑賞どころではなくなります。「オーセールの橋」は前者・「良いシニャック」に分類されるかと。

点点で(分割主義)で描かれている割には、きちんとした奥行きも感じられます。


7:ジョルジュ・ブラック「ギターのある静物(バラ色の背景)」1935年

ピカソがこの後に2点展示されていますが、それぞれ違った技法に果敢に挑戦している作品。ピカソはとても楽しそうに描いている様子目に浮かぶのですが、どうもブラックは…いつ見ても、とても苦心した感じがするのは気のせいではないはず。

タイムマシーンと流暢なフランス語が喋れたらまず真っ先にブラックにインタビュー申し込みたいな〜


8:パブロ・ピカソ「帽子の女」1962年


9:パブロ・ピカソ「母子像」1921年

帽子の女」の隣に歌麿の美人画。
母子像」の隣に春信の母子像を並べてみたい。


10:マルク・シャガール「私と村」1923-24年

画面左に大きく描かれた動物の横顔の中に乳搾りをしている様子が描かれていたり、不気味な緑色の顔している割には指先に可愛らしい草花を持っていたりと、観ていて飽きない一枚。

因みに「シャガール」の前で、稲垣潤一の「ロングバージョン」頭の中に流れて来る方はバブル世代を謳歌された証左。


11:レオナール・フジタ(藤田嗣治)「誕生日」1958年

最後の一枚が藤田なのはいいのか悪いのか判断に迷うところではありますが(私はちょっと…)まぁいずれにせよ、これだけの「名画」が銀座の一等地で無料で拝見出来るのですから何も言うことありません。

ポーラさんに感謝感謝です。

「美術を変えた9人の画家」展は10月26日まで。
開館時間が11時から夜の8時(入場は7時半)というのもこれまた嬉しい!!

夜のポーラ銀座ビルもこれまた美しいですよ〜

ポーラ ミュージアム アネックス
〒104-0061 東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル 3階
TEL:03-3563-5501 FAX:03-3563-5543

アクセス方法
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線 銀座駅 A9番出口徒歩6分
東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅 7番出口すぐ
JR有楽町駅 京橋口改札徒歩5分


おまけ
「ルノワール−伝統と革新」展 の大阪のチラシ

ルノ。って、、、

【関連エントリー】
- 「ポーラ美術館の印象派コレクション展」 | 弐代目・青い日記帳
- 柏原エリナ「身・体・発・光」展 | 弐代目・青い日記帳
- 「光の造形展」| 弐代目・青い日記帳

最後に「今日の美味


旬 風 syumpoo」の「室町半熟かすてら」見ての通り半熟です。カステラというよりスポンジケーキかな。コストパフォーマンスよい商品。

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1918

JUGEMテーマ:アート・デザイン


新たなアート・文化の情報発信基地『ポーラ ミュージアム アネックス』は歴史的に価値ある原画を展示できる設備を整えた空間として生まれ変わりました。

初回にあたる本展は、19 - 20世紀を代表する9人の画家の作品11点より、画家がどのように美術を変えたのかをご紹介し、名画の誕生する3つの条件を解き明かす内容となっております。
展覧会 | permalink | comments(5) | trackbacks(1)

この記事に対するコメント

「ルノ。って、、、」見た瞬間のそのココロは、きっとみなさま同じ。このチラシは初見です。使っている絵が泣く・・・いや私が泣こう、別にルノワールスキーじゃないけど。

ポーラ、チラシ手元に届いてるのに、まだまだと油断してました!終わってしまうー。しまった・・・。
花散里 | 2009/10/22 12:12 AM
私も先日行ってきたのですが、2年ぶり?くらいだったので、広くなったように錯覚してしまいましたw 
小展なのに展示リストもしっかりしているし、無料でこれだけの内容を観られるしで、至れり尽くせりですよね。今後もまたここは頻繁にチェックしようと思います。
21世紀のxxx者 | 2009/10/22 1:59 AM
Takさん、おはようございます。
先日行ってきました。この企画展いい作品が展示されていますよね。私もとてもお勧めです。もう一度行こうっと。

ところで「ルノワール−伝統と革新」展は大阪に巡回してからが楽しみです。今、大阪遠征を考えています。もちろん東京も行きますけどね。
それでは。
merion | 2009/10/22 7:36 AM
あれ? ポーラミュージアムってしばらく休館してましたよね。こちらのブログで知りました。

ぜひ、会期中に行ってみます。ルノワールも好きですが、私はピカソの作品を観るのが楽しみです。
yoshi | 2009/10/22 4:00 PM
@花散里さん
こんばんは。

大阪展のチラシに使用されている
「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢 (可愛いイレーヌ)」は
東京へは来ないんです!!大阪のみ出展。
色々あるようです。。。

それにしても「ルノ。」はね〜

@21世紀のxxx者さん
こんばんは。

広くなったのかもしれません。
感覚的な問題なので。
以前から良い企画展を開催していたので
これからも楽しみですね!

@merionさん
こんばんは。

あの場所でこれだけ贅沢な
作品が拝見できるのは驚きです。

オープニングだけでなく
今後も定期的にポーラコレクションを
こちらで紹介してもらえること願います。

ルノワールは好きではないけど
イレーヌがね・・・

@yoshiさん
こんばんは。

そうですね。館全体を建て替え再オープンしました。

数は11点でも交通費かけて観にいくだけの価値
十分にある展覧会です。
Tak管理人 | 2009/10/22 8:20 PM
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美術を変えた9人の画家 【ポーラミュージアム アネックス POLA MUSEUM ANNEX】 | 関東近辺の美術館めぐり 〜美術・美景・美味を楽しむブログ〜 | 2009/10/22 1:51 AM