青い日記帳 

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「ボルゲーゼ展」三大巨匠誰がお好き?

東京都美術館で開催中の「ボルゲーゼ美術館展


ボルゲーゼ美術館展
http://www.borghese2010.jp/
東京都美術館 2010年1月16日〜4月4日

イタリア、ローマにあるボルゲーゼ美術館のコレクションが、日本国内でまとめて公開されるのはこれが初めて。待ちに待った展覧会です。

出展作品数が48点の中には、ルネサンスを代表する巨匠、ラファエロやボッティチェリ、そしてバロック時代の水先案内人カラヴァッジョの作品が含まれています。


サンドロ・ボッティチェリとその弟子たち「聖母子、洗礼者ヨハネと天使
1488年頃


ラファエロ・サンツィオ「一角獣を抱く貴婦人
1506年頃


カラヴァッジョ「洗礼者ヨハネ
1609-10年

それぞれの作品の会場内での展示風景はこちらで。

一昨年、東京国立博物館で「大琳派展」が開催された際に立ちあげた、「アンケート:琳派三大巨匠誰がお好きですか?」が大変好評を博したので、今回もまたやっちゃいます。

展覧会に呼応し、お馴染み東京美術さんの「もっと知りたい」シリーズから、ボッティチェッリ、ラファエッロ、カラヴァッジョの生涯と作品をオールカラーで紹介する本が刊行されました。

ラファエッロは池上先生が担当されたので、勝手にお祝いのパーティーも開催しちゃいました。→『もっと知りたいラファエッロ』出版記念パーティーへのお誘い

御礼「もっと知りたいラファエッロ」出版記念パーティー

「ボルゲーゼ美術館展」の三大巨匠の作品を拝見する前に読むの良し。またご覧になられてから読むのも良し。毎度のことながら内容は申し分なし!図版もふんだんに使われているのがこのシリーズの魅力。

これで1800円という信じられないほどの低価格設定。いづつやさんが仰る通り、「日本のタッシェン」否それ以上に内容充実したシリーズとなっています。


「もっと知りたいボッティチェッリ―生涯と作品」京谷啓徳


京谷先生は「聖母子、洗礼者ヨハネと天使」を「特集:工房作について」のページでプロトタイプとなった作品を提示しながら解説されています。ボッティチェリの作品を拝見する際にどうしても工房を抜きにしては語れませんからね。これは必読。


「もっと知りたいラファエッロ―生涯と作品」池上英洋


一角獣を抱く貴婦人」について池上先生はご専門であるレオナルド・ダ・ヴィンチの様式をラファエロが取り込んで描いたことについて言及されています。ルーヴル美術館所蔵「若い女のスケッチ」などと比較しながら。


「もっと知りたいカラヴァッジョ―生涯と作品」宮下規久朗


カラヴァッジョが最後に持っていた3点のうちの1点である「洗礼者ヨハネ」について「力尽きた不完全な聖人」と端的に表現なされています。流石、宮下先生!「死への船出」を待つ旅人のようにも見えてきます。

さて、さて、この3人の中からひとりだけ選んで投票して下さい。
投票結果」をクリックすると現在の得票数が分かります。





やっぱ生誕400年のあの人が一番人気なのかな〜


「ボルゲーゼ美術館展」は4月4日までです。
ボルゲーゼ美術館展公式サイト

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イタリア・ローマ市北東部の広大なボルゲーゼ公園に位置するボルゲーゼ美術館は、名門貴族であったボルゲーゼ家歴代のコレクションで知られており、世界に名だたるルネサンス・バロック美術の宝庫です。
 本展はその珠玉のコレクションから選ばれた、ラファエロやボッティチェリといったルネサンスを代表する巨匠を始め、バロック絵画の先駆けであり、「最初の近代画家」ともいわれるカラヴァッジョ、そしてジャン・ロレンツォ・ベルニーニなど、イタリア美術の最盛期を概観できる内容となっています。
ボルゲーゼ美術館のコレクションを日本でまとめてご紹介する初めての試みであり、その多くが日本初公開です。15世紀から17世紀まで、歴史の推移に沿って作品を見ていただくことで、“輝ける時代”に展開した「表現の変遷」をわかりやすく理解できる構成とします。
 およそ250年に渡るイタリア美術の流れを、ラファエロの《一角獣を抱く貴婦人》をハイライトに、カラヴァッジョという「異端者」とその追随者(カラヴァジェスキ)たちが登場する終盤まで、約50点の名品によってご堪能ください。
読書 | permalink | comments(2) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

こんにちは。
ボルゲーゼ美術館展で上映された映画『カラヴァッジョ 天才画家の光と影』を観ました。
かなり実物よくかっこよく描かれていたと思いますが、神より比類なき才能を与えられながら、海岸に打ち上げられたごみのように野垂れ死んだカラヴァッジョの人生に、涙がこぼれました。

あと石鍋真澄先生の記念講演会も聴講しました。
半分は先生のご趣味?の支倉常長の話に費やされましたが、興味深かったです。
ボルゲーゼ枢機卿は、ローマを訪れた支倉をまさにあの建物(夏の別荘)に招き、ご馳走でもてなしたそうです。
カラバッジョの絵を観た最初の日本人かもしれないですね。

憧れの時代が身近に感じられて、楽しい時間を過ごしました。
きこ | 2010/02/11 12:00 PM
@きこさん
こんにちは。

映画まだ観てないので楽しみです。
彼ほど後世の画家に大きな影響を
与えた画家いませんからね。
それと裏腹に波乱に満ちた人生。
興味尽きることありません。

そうなんですよねー
支倉常長についてのお話を
学芸員さんから伺いそんな
日本人が居たのかとびっくりしました。
Tak管理人 | 2010/02/14 9:34 AM
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