青い日記帳 

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iPhoneアプリで楽しむ国立西洋美術館

国立西洋美術館が開発してきた新しい常設展鑑賞ガイド“Touch the Museum”が、2010年3月31日より、AppleのiTunes Store内App Storeにて無料でリリースされました。

それを記念し、4月1日にApple Store銀座にて開催されたイベント「iPhoneアプリで楽しむ国立西洋美術館」に行って来ました。


国立西洋美術館常設展鑑賞ガイド
iPhone アプリケーションTouch the Museum(プレスリリース)pdf

イベントには国立西洋美術館館長の青柳正規氏と、美術に造詣の深いモデルのはなさんが出席し、リリースしたてのiPhoneアプリの魅力について、愉快なトークを。

自宅でダウンロードし、上野へ足を運ぶ。
(事前にiPhone またはiPod touch の端末にダウンロード)

初めに、開発担当者の国立西洋美術館研究員 新藤淳氏よりこのアプリに関する簡単な概要の説明が。 

「500MB(正確には499MB)の容量があるため、ダウンロードに時間がかかる。(15分から20分)iTunes Store(アイチューンズストア)からパソコンに一旦DLしてからiPhone、ipod touchへ移行させるのが、おススメ。」


とてもイケメンな新藤氏。西洋美術館人材も豊富!

リリースしたその日に早速、西洋美術館で使用している人を見かけてたそうです。掌に収まる美術館。

さて、ここから先は青柳館長とはなちゃんによるトーク。

はなちゃん「わたしも、今年からiPhoneをゲットしたんです。」

青柳館長(突如暴走)「男性は結婚すると女の子を持ちたくなるんだ。それは、昔の女房の面影を見たいからなんだ。」

はなちゃん「今日のお話とどんな関係があるのですか?」



青柳館長「絵や彫刻も観ていると、どうしてもその描かれた背景や経緯、作家情報などを知りたくなるでしょ。(それと同じ)」

はなちゃん「確かに知りたくなりますね〜」

青柳館長「それがこのアプリで可能になったんだ」

はなちゃん「自宅でも美術館でも、ダウンロードしちゃえば自分の好きなタイミングで好きな作品について深く知ること出来ますね。美術館が混雑していると壁の解説読むのにも一苦労しちゃいますから。」



青柳館長「こういう話は養老先生に話してもらった方がいいのだけど、絵を観る脳と文字を読む脳は左右違うんだよね。だから本来絵を観ている時に解説読んじゃうと頭の中が混乱してしまう。このアプリは文字情報でなく耳から音で情報が入ってくる。脳にとって同じ種類のものを入れたほうが鑑賞には向いているんだ。」

はなちゃん「画質もすごく良いですね!」

青柳館長「それは開発担当に頑張ってもらったからね。でも本物はもっと良いよ!」



青柳館長「頭の中で彼女のことを考えているだけの片想いでは、恋は進展しない。インタラクティブな環境を作り出してあげないといけない。美術鑑賞もこのアプリを使って関係性が更に深まるはず」

「新しいツールでしか出来ないことが詰まっている。今は無料でそのうちお金を徴収するなんてことはしない。今後もずーと無料です!」

はなちゃん「プライベートな時間、駅で美術展の看板を目にし「」この絵がどうしても観たい」と思い居てもたっても居られず、その一枚だけを観に行ったことがあります。その時は凄いエネルギーをもらいました。」



「こういうの『大人観』とでも言うのでしょうか(笑) ロンドンのナショナルギャラリーとか行くと名画ばかりで大トロばかり食べているように思っちゃいます。」

青柳館長「欲張ってしまうとダメだよね。そう言えば、ナショナルギャラリー地下にあるカフェの卵の白身だけのオムレツが美味しいんだ。おススメだよ。美術館が開く一時間前からカフェは営業しているので、ここでオムレツ食べ紅茶を頂きゆったりしてから美術館へ」

「色んな方法で敷居の高いと思われがちな美術館を変えていきたい。そのひとつが今回のアプリ。NHKのアナウンサーが綺麗な日本語でさらっと語ってくれているのがこのアプリの良い点。ニュートラルできちんとした日本語で聞くことが出来る」



青柳館長「絵画・彫刻作品だけでなく、ル・コルビュジエ設計の国立西洋美術館の建物の魅力を建築家の藤森照信がナビゲート。」

「さながら『藤森氏と巡る西洋美術館』。普段立ち入ることの出来ない屋上(屋上庭園がある!)なども動画で紹介しています。」



【アプリケーションの概要】
名称:国立西洋美術館公式iPhone アプリケーションTouch the Museum ver.1.0
リリース日:2010年3月31日
価格:無料で配布
対応端末:iPod touch, iPhone 3G, 3GS(OS3.0 以上)
発行元:国立西洋美術館
制作 監修=国立西洋美術館

【コンセプト】
■ 従来の「音声ガイド」を越えて、画像/映像のアーカイヴを利活用した、新たな美術館鑑賞ガイドのスタイルを提案。
■日頃使いなれているiPhone/ iPod touch に手軽にダウンロードできる美術館ガイド。
■iPhone/ iPod touch の中だけでも楽しめるが、これを持って実際に美術館に足を運び常設展の鑑賞をうながす仕組み。
【コンテンツの内容】
■総コンテンツ:57 本
・本館/新館の入り口では、青柳正規館長による「お出迎えメッセージ」を用意。
・研究員6 人がそれぞれ専門とする作品を前にして解説。
・世界遺産候補であるル・コルビュジエ設計の本館建築について、7 つのポイント
で藤森照信氏(東京大学大学院教授)が現場を示しながら解説。
■内容時間:基本的にすべて2 分以内(作品を前にして飽きない時間)。
【開発の経緯】
NHKエデュケーショナルでは、国立西洋美術館の依頼により、2006 年度以来、新しい美術館鑑賞ガイドシステムの開発に取り組んで参りました。
2006年5月「ウェル.com 美術館プロジェクト」の名称で、ユビキタス・コニュニケータを鑑賞端末に使って実証実験実施。
2006年11月同じ名称で、ニンテンドーDS を鑑賞端末に使って実証実験実施。
2007年度および2008年度
「美術展示物の鑑賞を助ける音声・映像案内の高度化にかかる調査研究」を文化庁から受託。研究を実施。
2009年2月上記調査研究の成果として、「Touch the Museum」の名称で、iPod touch を鑑賞端末に使って実証実験実施。
2010年3月31日
「国立西洋美術館公式iPhone アプリケーションTouch the Museum」リリース。実用化サービス開始。

コンテンツ制作…(株)NHK エデュケーショナル
アプリケーション開発…(有)シネティクス



ハンマースホイの解説には勿論この人が登場!国立西洋美術館主任研究員 佐藤直樹氏。ハンマースホイを誰よりも愛する方です。この方あって「ハンマースホイ展」成立。

ダウンロードはこちらから。
Touch the Museum ー App Store



現在国立西洋美術館で開催中の展覧会
「フランク・ブラングィン Exhibition of Frank Brangwyn」展
・「所蔵水彩・素描展ー松方コレクションとその後」


共に、5月30日(日)までです。まだご覧になっていない方是非!

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この記事に対するコメント

本当に実現できて良かったです〜!
苦労の連続でしたから。。。
できればあれもこれも…と言う所だったようですが、
十分に楽しめる内容だと思います。

新藤さん、イケメンでしたでしょう?
西美内でもアイドルらしいですよ!www
クロエ | 2010/04/05 12:30 AM
これダウンロードしてあるのですが私の3G
では重くてすぐ落ちてしまいます〜泣。
やはり新しい機種にしないと駄目なのか・・・
KIN | 2010/04/05 11:14 AM
先日はありがとうございました。
KINさん同様、最初は落ちまくってましたが、使わないアプリを4個ほど消去+再起動でちゃんと見られました。
あれだけ懲りまくったらたしかにあの大容量もしかたないですね。
早く西美で実践したいです。
というわけでKINさん、3G+16GBでも大丈夫でしたよ!
さちえ | 2010/04/06 9:40 PM
@クロエさん
こんばんは。

思っていた以上に使い勝手いいですね。
文字情報を極力抑えているのが正解。
世界の美術館の中で最も充実している
アプリだそうですね!

新藤さんイイ男でした〜

@KINさん
こんばんは。

同じようなこと仰っている方
ちらほらと。
@さちえさんのアドバイス参照↓

@さちえさん
こんばんは。

動 画とか関連図版とかこれでもか〜と
盛りだくさんですからね。
ハンマースホイの解説に
佐藤さんが登場したのは嬉しかったな〜
あの時の記憶甦ります。
Tak管理人 | 2010/04/10 11:31 PM
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iPhoneアプリ「国立西洋美術館」 | What's up, Luke ? | 2010/04/13 11:59 PM