青い日記帳 

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「市井の山居」

メゾンエルメス8階フォーラムで開催中の
「市井の山居 細川護熙展」に行って来ました。



第79代日本国内閣総理大臣を務めた細川護熙氏の個展が銀座エルメス8階で開催されています。細川氏は60歳で政界から退き、湯河原町の自邸「不東庵」にて土をこねたり書をしたためたりと、まさに悠々自適の生活を送っていらっしゃいます。

現在、東京国立博物館では「細川家の至宝展 珠玉の永青文庫コレクション」を開催中。護熙氏この肥後細川家の第18代当主にあたります。


特別展 細川家の至宝 −珠玉の永青文庫コレクション−
会期は2010年6月6日(日)まで。
東京国立博物館平成館(上野公園)

東博の「細川家の至宝展」とセットで見るか、別日に見るかは微妙なところ。別の日の方がいいかな。展覧会の規模の問題とかではなく、場の雰囲気が違いすぎます。

8万点を超える日本有数の文化財コレクションの中から選りすぐりの名品が公開されている「細川家の至宝展」(上野)に対し「市井の山居」(銀座)では隠居生活を送る殿(公益財団法人永青文庫理事長)が、誰にも邪魔されることなく心置きなく作った焼き物や絵画が展示されています。

セクション分けも独特の緩さがたまりません。
「小川」「ケセラセラ」等々。

素人の戯れのように見える作品も(特に始めたばかりの絵画)ありますが、逆に気取らずそういった作品を展示できちゃうあたりがやはり凡人とは違います。公民館でのグループ展でなく、銀座エルメスでの個展でそれを気負いなく遂行出来てしまうのは細川護熙氏を除き他に誰もいないでしょう。

展示された作品はあくまでも実体に過ぎず、この展覧会全体を包み込んでいる場の趣きこそ一番の見どころでしょう。あくせく時間に追われ毎日を過ごしている人にとっては「なんて贅沢な空間なんだ!」と心の底から思えるはず。

ただしそれはいくら手を伸ばそうとも我々凡人には到底届かない世界。そこに居合わせることが出来るだけで幸せだと思わなくてはいけないのかもしれません。

会場内には、かの有名な建築家、藤森照信氏設計の茶室「亜美庵杜(あびあんと)」も細川護熙氏の作品を展示する為に会場内に誂えてあります。

穿った方だと、お殿様の道楽にしか見えないかもしれません。確かにそれも間違いではありません。しかし、そこで思考をストップさせてしまったら次のステップに移行はいつまでたってもできません。

ガラスブロックに囲まれた「小川」の流れる「ケセラセラ」な空間は思いのほか心地よい場所でした。それは細川氏の決して気おらず権威ぶっていない姿勢の賜物だと思いました。

エルメスのトレードマークである馬やHを大胆にも絵皿にドーーンと取り入れてている作品が3点。ララァ・スンが搭乗したモビルアーマーに「エルメス」と名付けただけでクレーム付ける会社とは思えぬほどの寛容さ。

殿は殿でそんなことお構いなし。
このコメントでもう決まりです。

自分で素焼きした信楽の皿に油絵具でエルメスのモチーフを描いて、遊んでみました。馬のモチーフも改めて観察しましたよ。自分でもなかなか面白く出来たと思っていますがいかがでしょうか。

「市井の山居 細川護熙展」は7月19日までです。


市井の山居 細川護熙展
会期:2010年4月22日(木)〜7月19日(祝)
月〜土曜11:00〜20:00 (最終入場19:30) 
 日曜 11:00〜19:00(最終入場18:30)
会期中無休(但し、5月19日(水)除く) 入場無料
会場:メゾンエルメス8Fフォーラム (中央区銀座5-4-1 TEL: 03-3569-3300)
主催:エルメス財団



細川護熙展
日本橋「壺中居」
2010年6月1日〜6月5日
10:00〜18:00



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http://bluediary2.jugem.jp/?eid=2126

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