青い日記帳 

TB&リンク大歓迎です!
<< April 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 「奈良の古寺と仏像」 | main | 「ヴィンタートゥール展」チケットプレゼント >>

「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」

東京都現代美術館で開催される
「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」プレスプレビューにお邪魔して来ました。


展覧会公式サイト

東京都現代美術館(MOT)とジブリがタッグを組み毎年夏に展覧会を開催するようになり、今年で7年目。初めの頃は子供だましも甚だしく目も当てられない展覧会もありましたが、ここ数年は逆に「これは行かねば!」と思わせる質の高い展覧会へと成長。

そんな夏のジブリ展において、今年開催される「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」では更に一段高い場所へステップを踏んでいるある意味画期的な内容の展覧会となっています。

東京都現代美術館の企画展示室 1Fと3Fを使用しての開催ですが、目を見張る展示空間が展開されているのは3階。(1階は種田陽平氏がこれまで手掛けてきた映画の紹介)


通気口を抜けると、そこはアリエッティが暮らす秘密の空間。

映画に登場するアリエッティは人間世界から様々なものを「借り」て生活している、身長わずか10cmの小人

展示室全体が身長10cmのアリエッティの視点で観た世界に変貌を遂げています。これまでにない没入型の展覧会。鑑賞者自身が小人になってアリエッティの住む世界を見てまわる仕組みになっています。

メチャメチャ楽しそうでしょ!


小窓から覗き見た人間の世界はまるで巨人の国。
巨大な靴に椅子etc…

注:会場内の画像は内覧会時に主催者の許可を得て撮影したものです。

※会場内には記念写真用に撮影可能スポットがあります。

東京都現代美術館3階展示室はまるで迷路のようになっています。美術設定を最も大事にする宮崎駿監督のスケッチを元に映画美術監督の種田陽平氏がそれを具現化したファンタジックでアメージングな空間。

アリエッティの部屋、家族がくつろぐ居間と台所、父ポッドの作業部屋、そしてそれらを結ぶ迷路のような通路。背丈を越える植物や人間の家から「借りてきた」様々な道具類など、小人たちの工夫と豊かな発想をリアルに感じられる空間。


アリエッティの家族がくつろぐ居間。
左に見えるのは植木鉢を借りてきてこしらえた暖炉。

また部屋や廊下の壁紙にも注目。どこかで目にしたことあるような百貨店の包装紙だったり、包紙だったりと全て見落とさずに鑑賞するの不可能。

画像だけ見ていると、どう考えてもここが東京都現代美術館の展示室内だとは想像できません。正直実際に足を踏み入れても頬をつねりながらの鑑賞。

平坦であるはずの展示室床にアップダウンがあったり、二股の通路があったりと摩訶不思議な気分に。これ混雑しちゃうととんでもないことになるはず。映画観てからのんびり行こうなどと思ってないで、まず何はともあれこの展覧会へgo!です。


3mもあるガラスビン

映画の中ではこのガラスのビンが外光を取り込んで、室内を明るくする設定になっているそうです。画像左手はアリエッティの部屋が忠実に再現されています。これは見てのお楽しみということで。

そうそうこの狭い部屋も見落とさぬように。


吹き抜け

予告編でしばしば目にするアリエッティが人間の住む部屋に「借り」に行く際に通る、暗い通路。釘の階段に滑車。展覧会会場では実際にシュルシュル〜と昇っていくこと出来ませんが、雰囲気は十分過ぎるほど伝わってきます。



さて、1階の展示室では、種田陽平氏が過去に手掛けた作品の写真、図面、模型と言った資料と映像等をキーワードに沿って映画毎に紹介。普段はめったに体験できない映画のセットはもちろん、その制作過程も存分にお楽しめます。


キル・ビルvol.1

映画ファンにとってはこの階の滞在時間の方がはるかに長くなること必至。

またこのフロアの最後には米林宏昌監督のイメージボードが公開されています。

「借りぐらしのアリエッティ」で初監督に抜擢された米林監督。ジブリ作品の多くでアニメーターとして活躍していただけあって、イメージボードは見ていて飽きることありません。想像力の泉のようです。

主人公アリエッティが現在の姿になるまでの試行錯誤の過程が米林監督のイラストをひも解くことにより明らかにされます。


当初はおかっぱ頭でショートヘアだったようですね、アリエッティ。

これまでに無い質の高い体験型展覧会と映画美術の神様、種田陽平氏の世界観。サブタイトルにある通り「現実(リアル)と虚構(フカンタジー)を融合(フュージョン)させる。」展覧会。

「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」は10月3日までです。
開催期間はたった71日間。現代美術館へ急げ!

と言うことで、近いうちに映画も観て来ます。
(どうしても、映画観たくなっちゃいます)


「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」 
会期:2010年7月17日(土)〜10月3日(日)
休館日:月曜日(ただし7/19, 8/16, 23, 30, 9/20は開館、7/20, 9/21は休館)
開館時間:10:00〜18:00(入場は閉館の30分前まで)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F・3F



声優を務めた志田未来、神木隆之介。それに種田陽平氏による「借りぐらしのアリエッティ展」テープカット。ハサミの大きさに注目!

こちらは開会式で「借りぐらしのアリエッティ」の主題歌「Arrietty's Song」を歌うセシル・コルベルさん。


こちらも。

岩波少年文庫創刊60周年記念・「借りぐらしのアリエッティ」公開記念
「宮崎駿が選んだ50冊の直筆推薦文展」
2010年8月4日〜8日 
西武池袋本店7階(南)催事場
入場無料

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=2190

JUGEMテーマ:アート・デザイン


2010年7月17日より、スタジオジブリの新作映画『借りぐらしのアリエッティ』と同日公開される展覧会『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』。
『キル・ビルVol.1』『ザ・マジックアワー』など多数の話題作を手がけ、今最も注目される映画美術監督・種田陽平が、東京都現代美術館の1200屬鯆兇┐訶玄┝爾法惻擇蠅阿蕕靴離▲螢┘奪謄』の巨大なセットを創ります。

種田陽平は実写映画の世界で、クエンティン・タランティーノ、三谷幸喜ら数々の監督から絶大な信頼と高い評価を受ける美術監督。何もないスタジオの中に緻密に計算されたセットを組みあげ、独特の完成と研ぎ澄まされたセンスで仕上げを施すと、その空間は瞬時にして「異世界」の輝きを放ち始めます。それは、まさに「神業」。
通常私たちはこの異世界を、完成した映画を通してしか観ることができません。どんなに魅力的に作られた映画のセットも、撮影終了とともに解体され、直接目にする機会はほとんどありません。

今回、宮崎駿監督が企画を練ったアリエッティの世界をスタジオジブリ・米林宏昌監督がアニメーション映画に、そして種田陽平が実写映画の技を惜しみなく注ぎ込み、現実にあるセットにします。
小人たちが生活に必要な物を人間の家から「借りてきて」「暮らしている」そして、「ひっそりと」「一所懸命に」生きる。映画に描かれた暮らしぶりが、種田陽平の手によって、展示室に出現します。魅力に溢れたその世界に直接触れ、小人になった気分で、物語の中に入り込めるまたとない機会です。

展覧会では種田陽平がこれまでに手掛けた映画美術の資料や、『借りぐらしのアリエッティ』の資料なども展示します。映画の品格を決めると言われる映画美術。その魅力を見て、触れて、「体感」する展覧会です。
展覧会 | permalink | comments(0) | trackbacks(4)

この記事に対するコメント

コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
この記事に対するトラックバック
昨日、映画『借りぐらしのアリエッティ』をご紹介しましたが、今日のお昼に東京都現代美術館に行って「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展...
借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展 【東京都現代美術館】 | 関東近辺の美術館めぐり 〜美術・美景・美味を楽しむブログ〜 | 2010/07/20 12:40 AM
朝1番のベランダからの風景! 朝は、ちょっと涼しげな風が吹いて、雲ももくもく
今朝のランドマークタワー | どんぐりのひとりごと | 2010/08/04 9:38 AM
「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」東京都現代美術館 公開中の『借りぐらしのアリエッティ』ですが、それに合わせて現在東京都現代美術館で開催されている「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」に行って来ました夏休みなので、もしかしたら混んでいるかもし
東京都現代美術館にて開催中。 映画美術監督の種田陽平が、スタジオジブリの最新作『借りぐらしのアリエッティ』の世界を再現したパートと、『THE有頂天ホテル』、『スワロウテイル』、『キル・ビルVol.1』、『イノセンス』、『ザ・マジックアワー』などこれ
『借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展』 | 【徒然なるままに・・・】 | 2010/09/03 7:30 PM