青い日記帳 

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「かぐや姫の物語」

國學院大學伝統文化リサーチセンター資料館(國學院大學渋谷キャンパス学術メディアセンター地下1階)で開催中の
「かぐや姫の物語―國學院大學学びへの誘い―(渋谷)」に行って来ました。


國學院大學サイト

何故かここ2週間ばかり「竹取物語」が気になって、再読してみたり、先輩諸氏からご意見賜わったりしていた矢先、TwitterのTLに國學院大學でこの展示会を開催していることを知り、天恵じゃ〜と叫びつつ観に行って来た次第。

それにしても何と言うタイミングの良さ。
ツイッターよありがとう〜〜

渋谷駅、表参道駅、恵比寿駅からそれぞれ歩いても15分弱の好立地にある國學院大學。渋谷駅東口から都営バス(学バス:日赤医療センター行)も頻繁に出ているので初めて行かれる方は都バスご利用なされるのがよろしいかと。


図書館などが入る学術メディアセンター

この真新しい(平成20年開館)建物の地下1階に國學院大學伝統文化リサーチセンター資料館があります。


國學院大學伝統文化リサーチセンター資料館エントランス

地下1階部分がまるごと資料室に充てられています。その広さかなりのもの。国宝を含む考古学資料から民俗学、神社祭礼に関する資料、そして折口信夫先生をはじめとする國學院大學所縁の人物を紹介するコーナーなど実に多彩。

さて企画展示スペースで公開中の「かぐや姫の物語」

前述したように行く前からテンション↑↑

遊行七恵さんとのツイッターでのやりとりもかなりマニアックな領域へ。140字では到底おさまるはずもなく(以下略)で何とか。

@taktwi 『竹取物語』に登場する竹取の翁はどんなポジションの人物だったのでしょう。少なくとも「フツーの人」ではありません。此方とあちらを往来可能な、越境する能力を持った人物です。だからこそかぐや姫を見つけることが出来たわけで、また竹林というのも聖俗の境界でもあり(以下略)


竹取物語絵巻」(武田祐吉博士旧蔵)
國學院大學図書館所蔵

@yugyo7e 竹取の翁の存在の不思議さは深いですね。拵えられた物語とはいえ、翁その人の「モデル」は当時も今も、特定できないでいますし。貴公子たちはそれぞれメドが立ってますが、翁その人は「あちら側のヒト」だとしか言いようがないのに、そのことをわざとスルーするような扱いが(以下略)

まだまだ全然勉強不足な自分。それでもこうした絵巻をはじめとする写本や注釈書を拝見する機会に恵まれると「ちょっと頑張れるかも」と。國學院大學伝統文化リサーチセンター資料館もしや都会の真ん中のパワースポットなのかも。


竹取物語絵巻」(武田祐吉博士旧蔵)
國學院大學図書館所蔵

同じ「竹取物語絵巻」でも「鬼」の登場位置が左右逆になっているのはどうしてだろう?絵巻の性質上は武田祐吉博士旧蔵が自然だけど…


竹取物語絵巻」(ハイド氏旧蔵)
國學院大學図書館所蔵

まぁ、素人が考えて答えが見つかるわけもないのですが、こうしてちょっと立ち止まって考えてみる時間て大事大事。特に時間に追われっぱなしの自転車操業的な自分には。

しかし、「かぐや姫の物語」関連展示として折口信夫先生の「水の女」と「若水の話」の直筆原稿が展示されていたのには度肝を抜かれた。一生の宝となる経験させてもらった。感謝感謝。

「かぐや姫の物語」は7月21日まで開催しています。
山種美術館が國學院大學から歩いて5分ほどの場所にあります。


「かぐや姫の物語」開催概要
【開催期間】
 平成22年7月14日(水)から21日(水) 平日:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
 ただし、7月18日(日)・19日(月・祝)は、10:00〜16:00(入館は15:30まで)
【入場無料】
【会場】
 國學院大學伝統文化リサーチセンター資料館(國學院大學渋谷キャンパス学術メディアセンター地下1階)
【主催】
 國學院大學



國學院大學伝統文化リサーチセンター資料館:次回展

夏の企画展「おはらいの文化史
平成22年7月26日〜9月25日
入館無料

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=2192

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川端 康成,ドナルド キーン,宮田 雅之
講談社インターナショナル

「万葉集」に、「竹取の翁」が「娘子」らと和歌の贈答をしたとあります。「万葉集」の時代には、竹を取る「翁」と「娘子」らとの間に恋物語があったのかもしれません。「源氏物語」(絵合巻)には、「物語の出で来はじめの祖」として「竹取物語」の絵巻がとりあげられ、「かぐや姫のこの世の濁り穢れず」と書かれています。また、「三寸ばかりなる」かぐや姫が異常成長をとげたり、翁が竹を取り、黄金を得て裕福になったりする話は、「小さ子譚」や「致福譚」という伝承が背景としてあるともいわれています。「竹取物語」は、奈良時代から平安時代にかけて、「万葉集」の神仙譚や伝承世界をとりこみながら誕生し、平安時代以降は「絵入りの物語」という体裁をとってひろく享受されてきたと思われます。
本展では、國學院大學に所蔵されている三点の「竹取物語絵巻」をはじめ、江戸時代に写された『竹取物語』、印刷された絵入り刊本の『竹取物語』、江戸時代の研究書である
『竹取物語抄』(小山儀著)、『竹取翁物語解』(田中大秀著)や契沖が著した『河社』なども展示します。平安時代に成立したかぐや姫の物語の「学び」の世界について、「絵巻を読む」・「写本」・「注釈」の三つのテーマを通して堪能してください。
展覧会 | permalink | comments(3) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

こんばんは
この展覧会は本当に面白かったですね。
Takさんとのやりとりで改めて色々と考えたりしましたが、暑さでアタマの沸いた(いつもか)わたしではとてもとても。Takさんに期待をかけるばかりです。

それにしてもハイド本と武田本とでは翁のかぶりものが違うな、と思いました。ハイド本では無帽。

こういう展覧会が出来るところに國學院の凄さがあるんだなと実感しました。
遊行七恵 | 2010/07/19 11:24 PM
こちらの記事のおかげで、すべりこみで拝見することができました。ありがとうございます。
花散里 | 2010/07/24 9:05 AM
@遊行七恵さん
こんにちは。

國學院基本的に宣伝下手ですからね。
渋谷のあんな良い場所にありながら…

しかし、Twitterでこの展示があると
知ったおかげで見逃さずに済みました。

無くてはならないツールです。

@花散里さん
こんにちは。

おーー行かれましたか〜
色々とお土産もありお得な展示でしたね!
Tak管理人 | 2010/07/29 3:41 PM
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