青い日記帳 

TB&リンク大歓迎です!
<< April 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 「特別展 ダ・ヴィンチ〜モナ・リザ25の秘密〜」開催 | main | 原美術館「カフェ ダール」 >>

TDW-ART「ジャラパゴス展」

東京デザイナーズウィーク2010 暮らしと環境デザイン展会場内に設置された特設会場にて開催されたTDW-ART「ジャラパゴス展」に行って来ました。



今年で25年目を迎える「TOKYO DESIGNERS WEEK」にてミズマアートギャラリーディレクターの三潴末雄氏がキュレ
ーションする展覧会が開催されました。

デザインの祭典TOKYO DESIGNERS WEEKへ現代アートが参入は、今回初の試み。

村上隆、会田誠、山口晃等。現在日本の最先端で活躍するコンテンポラリー・アーティスト約20名の作品を一同に会したちょっと贅沢な展覧会でした。

季節外れの台風に見舞われ、土曜日(10月30日)に予定されていた関連イベント(TDW-ARTトークイベント及びアートパーティー)は残念ながら中止(翌日開催するも都合が付かず出席断念)に。

中々初参戦となると思うようには行かぬようです。



例年であれば神宮外苑の銀杏並木もそろそろ色付いている頃ですが、今年はまだ青々と。噴水と絵画館の間のスペースを贅沢に使い「東京デザイナーズウィーク2010 暮らしと環境デザイン展」会場が設営されていました。

お目当ての「ジャラパゴス展」会場は一番奥のテントの中。しかし台風に飛ばされず良かった良かった。会田さんの渾身の作品が一夜にして台無しに…何て事になったら大変です。

それにしても、デザインの祭典に現代アート展を持ち込んで果たしてお客さん見に来てくれるのでしょうか?そもそも「ジャラパゴス」って何??

その辺は三潴さんご本人に伺ってみるのが一番!

TDW-ART 「ジャラパゴス展」 開催について
産業界ではガラパゴス化と呼ばれる“残念なニッポン”を象徴する現象が起きている。技術やサービスなどが日本市場で独自の進化を遂げて“世界標準”からかけ離れてしまう現象である。技術的には世界の最先端をいきながら諸外国ではまったく普及してない日本の携帯電話。日本独特の要求にもとづいた独自の進化を遂げている間に、世界では別のニーズで世界仕様が決まり乗り遅れてしまった。しかしながら絵文字などは江戸時代の判じ文をルーツに作成された日本の独創性であり貴重な表現方法である。
一方日本の現代アートは世界的な潮流である欧米の現代アートとは異質な美をまとい90年代から登場してきた。これはこの国際化時代にもドメスティックな美意識と価値体系を一部に温存し続けてきた日本人の国民性からきている。このように独特の美学、美的センスを日本人が持ち続けた結果、このこだわりが逆に幸いして、“世界標準”(技術の世界と違って明確な基準があるわけではないが)と言うものさしでは計る事の出来ない、独自の超感度の美的世界を日本の現代アートは創造した。
漫画、アニメ、浮世絵に影響を受けたスーパーフラット的アート、縄文時代から江戸期の鎖国時代までに発酵されたバサラ美学など、フラジャイルに変態し続けるJAPAN ARTを総称して、“ジャラパゴス”(JALAPAGOS)と名づけた(JAPAN GALAPAGOSを合わせた造語)。
そのDNAは美術界のみならず、様々なジャンルに越境して影響を与えている。見立て、借景、間、傾きなど日本の独自の表現方法は現代アートからデザイン、建築、フアッションまで幅広く応用されている。
TOKYO DESIGNERS WEEK2010に初めて企画された現代アート展は日本を代表するJALAPAGOS的な作家を網羅した。




ジャラパゴスの定義?は何となく理解したとして、いざ会場へ入るとそこは通常の美術館とはまるで違う空間。でい番であるホワイトキューブにとって代わり、テント内は照明も落とされ壁も黒一色、ブラックキューブとも呼ぶべき空間が。

フランス人デザイナーダエナエル・ニコラによる空間演出。

こうした点からも普段の「展覧会」とは一線を画しているよう。ここはもう割り切って見るしかありません。たとえキャプションが暗くてほとんど見えなくとも。

参加アーティストは以下の通り。

会田誠、池田学、小谷元彦、熊澤未来子、鴻池朋子、近藤聡乃、指江昌克、田名網敬一、束芋、天明屋尚、名和晃平、西尾康之、野田幸江、宮永愛子、村上隆、山口晃

ミズマの作家が多いのは仕方ないとして何とも贅沢な面々。

「東京デザイナーズウィーク」へ来られた方のほとんどは、多分これらの作家の作品を実際目にすることは初めてなのではないでしょうか?ここに企画・キュレーションした三潴さんの思惑があるはず。

狭いアートのすそ野を広げるには絶好のチャンスです。

実際に入場制限がかかるほどの盛況ぶり。二卵性双生児のような関係にあるデザインとアート。合い入れないはずがありません。機会(チャンス)を提供しさえすれば。

自分のように逆の入り方だって極少数ですが居るはずです。アートに興味はあるものの20年以上も続いてきたデザインの祭典に一度も足を運んだことなかったわけで…それが「ジャラパゴス展」のお陰で25年目にして初めて行く気になりました。


COOL JAPAN TOKYO-CONFERENCE
秋元康が審査委員長を務めるCOOL JAPAN TOKYO-CONFERENCEのアドには池田学の作品がどーんと使用されています。

「ジャラパゴス展」でもひと際人気を集めていた池田学。ミズマでの個展や初の作品集が年度内に羽鳥書店より発売になること決定しています。池田氏は間違いなく世界何処へ出しても「通用」します。

また同じく圧倒的な迫力と画力で魅せたのが会田誠。今年5月にミズマで開催された個展「絵バカ」に出品した「灰色の山」に加筆。大きさまでスケールアップしたかと見まごうばかりの大迫力。同じく現在日本が世界に誇れるアーティストであること疑う余地ありません。

逆に、えっ?と思うような作家も混じっていることは確かですが、それはそれで良しと。なんせ「ジャラパゴス」ですから。みんなに認められる必要なんてありません。

アートの裾の広げる意味でも来年も是非開催して欲しいものです。またデザインだけでなく建築やファッションとも連動しアートをもっともっと身近に!

TOKYO DESIGNERS WEEK2010
TDW-ART ジャラパゴス展


2010年10月29日-11月3日(30日は台風のため開催中止)
11時-22時(最終日は18時まで)
会場:明治神宮外苑絵画間前特設テント


おまけ

「ZAGATコンテナ」@TOKYO DESIGNERS WEEK2010

「ZAGAT SURVEY」表紙デザイン投票コンテナ。
ワイン色の赤のイメージが強いザガットですが、意外と青なんかもいい感じでした。投票したデザインが表紙になったらいいな〜

ツイッターやってます。
Twitter @taktwi

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=2302

JUGEMテーマ:アート・デザイン


展覧会 | permalink | comments(0) | trackbacks(1)

この記事に対するコメント

コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
この記事に対するトラックバック
 今年のTOKYO DESIGNERS WEEKに、現代アートの企画展が初お目見え。「ジャラパゴス展」と名付けられた今回の展覧会。企画・キュレーションを務めるのは、国際的に活躍するアーティストを多く抱える、ミヅマアートギャラリーの三潴末雄氏。  日本人独特の美学を持ち続
ジャラパゴス展@TOKYO DESIGNERS WEEK | mit MUSEUM | 2010/11/04 10:30 PM