青い日記帳 

TB&リンク大歓迎です!
<< September 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 「江〜姫たちの戦国〜」 | main | 『氷河期 ―ルーヴル美術館BDプロジェクト』 >>

「朝香宮のグランドツアー」

東京都庭園美術館で開催中の
東京都庭園美術館建物公開「朝香宮のグランドツアー」展に行って来ました。



ちょっと中途半端な展覧会。

旧皇族朝香宮邸であった東京都庭園美術館の建物公開に加えて小企画展「朝香宮のグランドツアー」を開催しています。今回の「売り」は何と言っても前者。普段の特別展ではアール・デコ様式の建物内を撮影すること不可能ですが、今回に限りそれがokとなるわけです。

どうせやるなら全部撮影可にすればいいのに。



小企画展「朝香宮のグランドツアー」を開催している関係で2階での撮影は不可。ラジエターグリルやそれぞれの部屋の照明器具など撮りたかったのに…残念。無念。

展示がダメだったかと言えば全くそんなことはなく、北白川宮成久王がスピードの出し過ぎにより事故を起こし自らの命を絶った際に運転していた「ボワザンcv型リムジンのラジエータグリル」が展示してあったりと、当時の自己の生々しく痛々しい様子を伝えています。

その事故車両に同乗し重傷を負った朝香宮鳩彦王が現在の庭園美術館を建てた人物です。

フランスでの入院が長引いた結果、看病のため渡仏した朝香宮允子妃殿下と共に1925年(大正14年)のアールデコ博覧会を観覧し、そこで受けた強い印象をそのまま日本に持ち帰り今日の「アールデコの館」が誕生したこと等など。

これまで深く知り得なかった(知ろうとしなかった)部分まで克明に当時の旅行鞄や絵はがきなど多数の展示品から解き明かしてくれています。

1章:異国を夢見て「朝香宮鳩彦王の渡欧」
2章:すべては事故から始まった「自動車事故の発生と允子(のぶこ) 妃の渡仏」
3章:宮家旧蔵アルバムが物語る「朝伯夫妻のパリ生活」
4章:芸術家たちとの出会い「アール・デコ博覧会」
5章:アール・デコの館の誕生「朝香宮のグランドツアー」



アンリ・ラパン「花瓶」1925頃
東京都庭園美術館所蔵

また通常の展覧会では使用されていない「ウィンターガーデン」や「小客室」などを公開して下さっているのも嬉しいこと。久しぶりに二つの部屋入ったような気がします。

しかし、もうひとつの売りにしている館内撮影可能とい面は2階で企画展が開催されている関係上(著作権の問題らしいのですが)撮影範囲が自ずと1階のみに限られてしまいます。(正確には2階ベランダ、3階ウィンターガーデンは撮影可能。)

多分今回の展覧会?建物公開をお目当てにいらした方にとっては、かなり肩透かしを喰らったのではないでしょうか。確かにサイトではその旨示されていますが、人間得てして都合の悪い部分は目に入らないものです。


アンリ・ラパン「香水塔

今回最も嫌だったのは、係員さんの態度。

私は注意されませんでしたがデジカメの焦点距離を計測する為に一瞬光を照射します。その光を切る?ようにと迫る係員がいらしたのには驚きました。ルール違反をしていないにも関わらず人前で注意されることほど恥ずかしく不快なことはありません。彼女もう二度と来ないだろうな〜庭園美術館に。。。

今夜あたりTwitterでつぶやいてないかな〜口コミは怖いからね。

ただこういうこと書いちゃうと皆さんが悪いように思えてしまいますので誤解なきように。その注意した方も職務に専念されていただけのことですし。逆に私が接した「小客室」担当の監視員さんは大変気持ちのいい方でした。


「小客室」

こちらの小客間には今回の目玉作品が展示されています。

三羽揃いのペリカン(ペンギン)の置物です。


ロイヤル・コペンハーゲン陶磁器工房
置物「三羽揃ペリカン(ペンギン)」1902年頃
出品協力:株式会社 富士鳥居
長い旅を終え、ペンギンたちが宮邸へ帰ってきました!
箱書きから1925年(大正14)朝香宮夫妻が帰国時に持ち帰った品物であることがわかります。「ペリカン」と題されていますが、愛らしい三羽揃いのペンギンの置物です。宮邸完成後は小客室に飾られていましたが、その後長らく所在不明となっていました。この度関係者の尽力によって、再び小客室を飾ることとなりました。
なんやかんやと書いてきましたが、気が付けばこの展覧会も16日まで。そう長くはありません。写真を撮りたい方、1階だけですが。。。展示品を観たい方、基本2階だけですか。。。中途半端ではありますが…

来年はちゃんとやろうよ。


東京都庭園美術館建物公開─朝香宮のグランドツアー
会期:2010年12月11日(土)〜2011年1月16日(日)
開館時間:10時〜18時  入館は閉館30分前まで


【会場案内】

東京都庭園美術館
〒108-0071 東京都港区白金台5-21-9
電話:03-3443-0201
http://www.teien-art-museum.ne.jp/
アクセス
・JR山手線目黒駅(東口)、東急目黒線目黒駅(正面口) より徒歩7分
・東京メトロ南北線・都営三田線 白金台駅より徒歩6分

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=2367

JUGEMテーマ:アート・デザイン


今日、アール・デコの館といわれる朝香宮邸が誕生するきっかけとなった朝香宮夫妻の渡欧生活に焦点を当て、朝香宮邸建設に至るまでの足跡を「朝香宮鳩彦[やすひこ]王の渡欧」、「自動車事故の発生と允子[のぶこ] 妃の渡仏」、「朝伯夫妻のパリ生活」、「アール・デコ博覧会」、「朝香宮のグランドツアー」(以上、仮称)の5部構成の小企画展によりご紹介いたします。
また、会期中、展覧会や庭園の歴史をより深く理解できるフロアレクチャー、庭園ガイドツアーを開催。レクチャーに参加してアール・デコ通を目指してみてはいかがでしょうか。

展覧会 | permalink | comments(2) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

こんにちは。

今までとはちょっと違う企画なのかと興味あったのですが、
記事拝見して、消化不良になりそうな感じがしますね…。
アール・デコの貴重な作品をくまなく堪能できるのかと
思っていました。

ペンギンには会いたいです(^^)
yuri@butainunana2 | 2011/01/06 12:23 PM
秋の帰国時に香水展で訪れ、アール・デコの建築に
魅了されました。
グランド・ツアー、キィィ〜、またはずした、と
思ったのですが、まあ、それなりに心底残念がらなくても
いいかな、と意地悪に納得しました(笑)

このペンギンちゃんはかわいいです。
三羽というとこも大変よろしいと思います。
OZ | 2011/01/06 10:22 PM
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://bluediary2.jugem.jp/trackback/2367
この記事に対するトラックバック