青い日記帳 

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「切手でたどる 江戸のメディア 浮世絵」展

切手の博物館で開催中の
「切手でたどる 江戸のメディア 浮世絵」に行って来ました。



切手に浮世絵が初めて用いられたのが1948年(昭和23年)かの有名な「見返り美人」(翌年「月に雁」も)それ以降、現在まで度々浮世絵は切手の題材として用いられています。

因みに何故、最初の浮世絵切手に菱川師宣の「見返り美人」(東京国立博物館所蔵)が採用されたのか、切手研究者の間でも意見の分かれるところだそうです。


「見返り美人」「月に雁」

再発行されたものも含め展示されています。最初はこんな色だったのですね。錦絵とは言えないな〜これじゃ(笑)

さて、これまで一体どれだけの種類がこれまで発行されたのでしょうか?普段手紙をそれほど出さない人でも、一度や二度は「浮世絵切手」目にしているはずです。

今回の展覧会で最も驚いたのは、浮世絵切手が日本国内のみならず、海外の様々な国で発行されていることです。浮世絵の持つインターナショナルな側面僅か数センチの切手からも見て取ること出来ます。

中には北斎の肖像画と「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」を妙なトリミングで一体化した切手や、描かれているものを正しく理解せずに使用していたりするもの等ユニークなものもチラホラ。

どれだけ、多種多様なそして様々な国で浮世絵切手が発行されているのか?その一端を知ることが可能なサイトがありましたのでご紹介しておきます。

江戸時代の絢爛な文化・浮世絵や錦絵・相撲絵の切手

人気浮世絵師ともなると更に海外での知名度もぐんとアップ。様々な浮世絵が切手として多くの国で採用されています。

浮世絵師・葛飾北斎が描いた『冨嶽三十六景』切手とその他の作品

こちらは切手の博物館3階で2月13日まで開催されていた「世界浮世絵切手大全展」のポスターを撮影したもの。喜多川歌麿の「ポッピンを吹く娘」「浮気之相」の様々なバリエーションの一端を垣間見れます。


クリックで拡大。

こちらはパラグアイで発行された切手。鈴木春信らの浮世絵が採用されている中、何故か一枚だけ上村松園の「焔」が…いくら松園が浮世絵からモチーフ学んだからと言ってこれはね〜


クリックで拡大。

しかし、こうした「クスッ」と微笑ましくなるようなポイントがあるのも海外の切手の魅力。自分が集めているフェルメール関連の切手も「そりゃないだろ〜」的なものちらほらあります。

「切手でたどる 江戸のメディア 浮世絵」展は、時代・作家別ではなく、描かれた人や風景などのテーマ別に構成されています。小さな切手からあらためて浮世絵の楽しさ、ポテンシャルの高さを再認識出来るはず。(切手展示数:約50ヵ国(地域を含む)、600点余り)

切手の博物館は目白駅から歩いてすぐです。入館料もたったの200円。これは行くしかないでしょう〜愉しいですよ。3月31日まで開催しています。

最後に「今日の一枚


富嶽三十六景 山下白雨
普通切手 1946年8月1日発行

これは、太平洋戦争後の様々な技術制約の中で登場した切手です。発行の翌年から外国宛て郵便料金にも使われました。まさに、日本の美しい風土を伝えるに相応しいデザインの切手です。横型の風景版画が、縦型の切手の枠にレイアウトされています。トリミングと光と影の絶妙なバランスで、富士山の美しさが引き立っているようです。
「切手でたどる 江戸のメディア 浮世絵」展
会期:2011年1月4日(火)〜3月31日(木) 
休館日:休館日 月曜日
開館時間 :午前10時30分〜午後5時
会場:切手の博物館1階 企画展示室
観覧料:大人:200円、小中学生:100円、障害者:無料
※毎月23日の「ふみの日」は無料


切手の博物館
Philatelic Museum
〒171-0031
東京都豊島区目白1-4-23
Tel:03-5951-3331
http://yushu.or.jp/museum/
アクセス
JR山手線・目白駅徒歩3分

おまけ
ミュージアムショップで買ってきた「ルネサンス美術の切手」詰め合わせ

250円也〜(安い!)

Twitterやってます。
 @taktwi

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=2410

JUGEMテーマ:アート・デザイン


「切手や郵便から文化を読み解くことができる」をテーマに、浮世絵を紹介する展覧会です。
1948年発行の『見返り美人』の切手をはじめ、日本には浮世絵を題材とした切手が170種類ほどあります。また浮世絵は諸外国にも広く知られており、多くの国・地域から浮世絵の切手が発行されています。
浮世絵は、江戸時代の人々のファッションブック、演劇やイベントの情報案内、観光ガイドなど、流行を伝えるメディアでした。そこには、江戸で暮らした人々の生活が描かれています。本展では、「人物」「風景」「花鳥」「その他もろもろ」に分類し、切手になった浮世絵を紹介します。
現代のメディアでもある郵便切手が“江戸のメディア 浮世絵”を分析する、切手の博物館的アプローチを、どうぞお楽しみください。

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この記事に対するコメント

私も子供の頃から切手を集めていました。
というか、子供の頃は切手ぐらいしか集めるものがありませんでした。
テレフォンカードなどが出る前でしたからね、
あと集めるものはスーパーカー消しゴムや、ビンのフタぐらい?(笑)。
それなのに、切手の博物館には行ったことがないんですよ。
目白の駅のすぐそばにあるのは知っているのですが。
新宿と代々木の間の古いビルにあった頃は行ったんですが。
でも、こういうイベントを紹介していただくとありがたいです。
機会を見つけて行ってみたいと思います。
鉄平ちゃん | 2011/02/28 11:28 PM
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