弐代目・青い日記帳 

  
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【速報】「写楽展」
東京国立博物館で開催中の
特別展「写楽」に行って来ました。

「写楽展」レビューはこちら。


写楽展公式サイト:http://sharaku2011.jp/

第2クォーター(4月〜6月)展覧会ベスト3入り間違いなしの展覧会。単に写楽の作品を集めただけではないこと、会場へ行けばすぐ分かります。

そしてこの展覧会を観ずして写楽を語ることまず出来ません。よくぞまぁこれだけの写楽作品を集めたものだとひたすら感心せざるを得ません。

※無料配布中のこちらにも注目です!
 →「写楽展」割引チケット全28種類


「写楽展」会場入口

注:画像はプレス内覧会時に主催者の許可を得て撮影したものです。

浮世絵師としての活動時期が極めて短かった写楽。彼が残した浮世絵は僅か146点(研究者により多少の上下はあるそうです)

その146点のうち、142点が今回の「写楽展」に勢揃いしているのです。キャッチコピーに偽り無し。まさに「役者は揃った。」!!

因みに、集められなかった4作品とは…

1:第二次世界大戦以前の写真のみで知られている作品、現在所在不明。

2:かつてパリのベベールコレクションにあったそうですが、現在は所在不明。

3:寄贈の際に一切の公開を禁止されたボストン美術館のスポルディングコレクションにのみ所蔵される作品。

4:1点のみ確認される作品。現在千葉市美術館で開催中の「ボストン美術館 浮世絵名品展」に出品中。


これを鑑みれば、基本的に全ての写楽作品が現在上野。東京国立博物館に集まっていることになります。これはシンプルにスゴイ!!(因みに展覧会カタログには146点全ての写楽作品が掲載されています。)


セクション3「写楽とライバルたち」

写楽作品と共に、同じ芝居、役者を他の浮世絵師がどう表現したかを芝居の演目、役者毎に比較展示しているセクションです。


セクション4「版の比較」
東洲斎写楽「三代目瀬川菊之丞の田辺文蔵女房おしづ
寛政6年(1794)5月

写楽作品の版の違う作品を比べると共に、保存状態の違う作品を比較できるよう展示されています。

「写楽展」の開催に向け準備し始めたのが約5年前だそうです。何とそれ以降、誰も目にしたことのないような極上の状態の写楽作品が海外のオークションで競り落とされることに。

その超ウルトラ極上写楽を今回の展覧会では貸出しに成功!画像右がその個人蔵の写楽作品。比較されているのも決して悪いものではないどころか、重要文化財指定を受けている東博所蔵の同作品。

それでもこの違い!
「摺られたばかりの美しさ」がそこに。


第2会場:写楽の全貌

平成館残りの半分では、写楽作品をその変化の過程から1期〜4期に分け、その全ての作品を一挙公開しています。まさに写楽図巻そのもの。

チーフキュレーターの田沢氏曰く「出来るだけ状態の良い作品を選んだ。会期中いつ来ても展示変え無しで観られる。」とりわけ第1期の大首絵28枚は圧巻。


比較的ゆったりとした展示空間。
混雑してもこれなら余裕?!

まぁ、とにもかくにも行ってその目で観ないことには始まりません。今日は時間が全く足りなかったので近いうちにあらためて少なくとも2回は観に行きます。

写楽作品は世界中に約700点あるそうです。そのうちの180点が今、トーハクに展示されています。しかもその700点のうち、世界に1枚しか存在しない作品が37点。うち上記の特殊事情で観られない4点を除いた33点が公開されているのです。

どう考えても最強の写楽展であること間違いなし!

そうそう、写楽と同じ版元、蔦屋重三郎が扱ったもう一人の天才浮世絵師、喜多川歌麿の作品も出ています。これがまた初めて目にするトンデモない作品でした。


背景ピンク色ですが、これ雲母(キラ)摺りです!!

ギメ美術館はじめ多くの海外の美術館から日本人が観たこともないような江戸時代当時の浮世絵がこれでもか〜と展示されています。参りました。

当時としては異例なほど役者をありのままに描いた写楽。制作年代順に単に展示するだけでなく、江戸時代の芝居の上演記録を検証し、最新の研究成果を反映させた展示構成となっているのも大きな見所のひとつです。

ゲストキュレーターに大和文華館長の浅野秀剛氏を迎い入れていることからもその充実ぶり伺い知る事出来るかと。


東洲斎写楽「初代市川男女蔵の奴一平」 
フランス・ギメ東洋美術館蔵 
Photography : RMN (Musée Guimet, Paris)/Harry Bréjat/AMF/amanaimages

「写楽展」は6月12日までです。
混雑必至!お早めに!!

特別展「写楽」
会期: 2011年5月1日(日)〜6月12日(日)
会場: 東京国立博物館 平成館 (上野公園)
開館時間: 9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
(土・日・祝日は18:00まで開館)
※会場の混雑状況についてはこちら
休館日: 2011年5月16日(月)、5月23日(月)

特別展「写楽」公式サイト
NHKプロモーション:写楽展サイト
東京新聞:写楽展サイト
「写楽展」開催!!

Twitterやってます。
@taktwi

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=2487

JUGEMテーマ:アート・デザイン


「写楽展」ゲストキュレーター大和文華館長の浅野秀剛氏が書き下ろした新刊。東京美術出版が屏風絵に引き続き放つ「広げてわくわくシリーズ:写楽」

寛政6年(1794)5月、豪華な雲母摺りの役者大首絵28枚を出版して浮世絵界に突然姿をあらわし、翌年1月までに140点をこえる浮世絵版画を制作しながら、その筆を断って忽然と姿を消した東洲斎写楽。
作品が登場した時代の人々にとっても多くの刺激を与えていた単純化され誇張された表現は、現代に生きるわれわれの目にも新鮮な魅力に満ちています。本展は、その造形の魅力を解きほぐし、芸術的な特徴を明らかにすると同時に、写楽作品創造の源を探ります。



| 展覧会 | 23:54 | comments(2) | trackbacks(5) |
ほとんどの作品が集結してるんですね(^O^)
これを見ずして、ということは
これを見れば写楽が分かるということ。
何とかして都合つけたいですね〜
| サッチャン | 2011/05/04 4:05 AM |

ご無沙汰しています。すごい展示でした。あまりの展示作品の数に庄倒されました。浮世絵は今までにも相当見ていますが素晴らしいモノがありました
| starprince | 2011/06/04 7:34 PM |










http://bluediary2.jugem.jp/trackback/2487
写楽展 東京国立博物館
特別展写楽 東京国立博物館へ行ってきました。(5/4)     2011年5月1日〜6月12日(日) 5月4日は午後予定があったので、朝早くでかけ、9時30分の開館にはちょっと遅れましたけれど、チケットも駅で買って、すごい人波をかきわけ急ぎました。動
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| 猫アリーナ | 2011/05/09 10:03 PM |
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 寛政6年5月、江戸大芝居三座に取材した豪華な大判雲母摺りの役者大首絵28図を一度に出版し、華やかにデビューを果たした東洲斎写楽は、翌年正月に忽然と姿を消すこととなるが、その約10ヶ月間に、写楽は140図以上の版画を残した。それらの作品は、題材となっ
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 2週間前に終わってしまいました東京国立博物館での特別展『写楽』ですが、東洲斎写楽の浮世絵のほとんど大部分を見ることができるというので、かなり盛況だったと思われます。  クマネズミも、このブログで以前写楽を取り上げたことでもあり(一昨年11月18日の「夢と
| 映画的・絵画的・音楽的 | 2011/06/28 6:08 AM |
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