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「ShinPA!!!!! 東京展」

佐藤美術館で開催中の
「ShinPA!!!!! 東京展」に行って来ました。



今年の4月に長野・小布施ミュージアムで開催された、東京藝術大学デザイン科描画系「ShinPA!!!!!」の東京展が昨日から、佐藤美術館で開催されています。

佐藤美術館
アクセス:
JR総武線千駄ヶ谷駅より徒歩5分
JR総武線信濃町駅より徒歩6分
都営大江戸線国立競技場駅A3出口より徒歩4分


日本画家、中島千波先生の東京藝術大学デザイン科描画・装飾研究室に在籍、または卒業した若手作家たちによるとてもフレッシュな展覧会。「実力+若さ」を兼ね備えた21名の作家たち。

中には既に指導者の立場に就いていらっしゃる人もいますが、会場全体からは真夏の暑さを吹き飛ばすような心地よい若さ溢れる大型作品で埋め尽くされています。


右から:阿部穣「IN THE RAIN」、小林英且「記憶〜moment〜」、泉東臣「松蔭

注:展示室内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。

初っ端から一番のお勧めを提示してしまうのはなんですが、阿部穣「IN THE RAIN」は他の追随を許さない圧倒的な画力と日本画の素材感を知り尽くした画面構成で観るものを釘付けにします。

遠目からは荘厳な雨音かすかに響く蓮池。一歩一歩近寄ってみると、次第に賑やかな情景に変化していきます。蓮の葉の上で悦に入り鳴くカエルたち。その足元の池には金魚とオタマジャクシが陣取り合戦をしているかのような楽しさが伝わってきます。

画家の小さな生命に対する優しい視線が実直なまでに画面に現わされています。抜群のテクニックを伴って。


右から:荒木愛「purity」、浦和志津香「春眠

多摩美術大学を卒業後、東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻描画・装飾(中島千波)研究室へ進まれた荒木愛さんの100号オーバーの新作。

学部生時代から独特の色彩感覚を有していた荒木さん。前面に配置された3頭のオジロジカ。幼少の頃アメリカで過ごした荒木さんにとってオジロジカはある種「原風景」に近い存在だそうです。

本来もっともっと威圧感あるオジロジカも原風景フィルターがかけられ、とても優しい目つきに。我が子を蔭ながら温かく見守る父親的な存在なのでしょうか。脚先も可愛いだな〜これが。

背面の色ととりどりの「折り紙」たちも何なるベタ塗りではありません。日本画の画材をふんだんに使用しここだけ切り取っても「作品」として成り立つ程の完成度の高さです。

因みに荒木愛さんは、財団法人佐藤国際文化育英財団佐藤美術館第20期奨学生に選出されました(おめでとう〜)今年の9月28日からは同じ佐藤美術館にて「佐藤国際文化育英財団 第20回奨学生美術展」が開催されます。ここではどんな作品が拝見出来るか楽しみです。


3階展示室展示風景

出品作家:(21名)
阿部穣、荒木愛、泉東臣、井上越道、浦和志津香、押元一敏、金丸悠児、金木正子、川本淑子、小林英且、小宮絵莉、小柳景義、三枝淳、高橋浩規、田崎冬樹、田宮話子、堤岳彦、永井夏夕、森田洋美、山本陽光、横尾奈美

「藝大デザイン科描画研究室による本音トークディスカッション!」が丁度15時より開催されそちらの方へもお邪魔させて頂きました。



スペシャルコメンテーターに中島千波先生をお迎えしてのぶっちゃけトーク。仕事帰り無理して伺っただけの価値ありました。

とりわけ、中島先生の大変大らかで素直な、お人柄が随所に見受けられたのが大きな収穫のひとつ。研究室全体朗らかな雰囲気、中島千波という指導者あってのこと。池田学さんがここの研究室の出身だというのも納得出来ます。

「新しい波」と彼等の指導教員・中島千波先生の「波」から命名された「ShinPA」(新波)。回を重ねるごとに「!」が増えていくというのも非常にユニーク。

「ShinPA!!!!! 東京展」は7月24日までです。入場無料


ShinPA!!!!! 東京展

会期:2011年7月15日(金)〜24日(日)
会場:佐藤美術館
http://homepage3.nifty.com/sato-museum/index.html
協力:おぶせミュージアム・中島千波館、有限会社空
入場料:無料
開館時間:10:00〜17:00(金曜 〜19:00)
休館日:7月19日(火)

【展覧会関連イベント】

1:芸大デザイン科描画研究室による「本音」トークディスカッション
日時:7月16日(土)14:00〜16:00

2:ワークショップ「しなやかな面相筆の線で描いてみよう!」
*参加費は全額震災復興支援の義援金にします。
7月17日(日)13:00〜17:00

3:出品作家全員によるチャリティー小作品展
ミュージアムショップにて出品作家各1点1万円で小作品を販売致します。
*売上は全額震災復興支援の義援金にします。


以前「諏訪敦展」を開催した佐藤美術館。作品も数点所蔵されています。今年の夏、諏訪市で開催される「諏訪敦展」に所蔵品を貸し出すそうです。


平成23年度企画展 第10回世界展
「諏訪敦 絵画作品展『どうせなにもみえない』」

期間:2011年7月28日〜9月4日
場所:諏訪市美術館2階展示室


Twitterやってます。
@taktwi

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=2562

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長野・小布施ミュージアムで開催されたShinPA!!!!展の東京展を開催します。
 本展は「東京藝術大学デザイン科描画装飾研究室」出身の若手作家たちによる展覧会です。「新しい波」を築いて行こうという意図のもと発足した本展は、今年で5度目を迎えます。日本画・洋画を問わず、さまざまな表現で集まり、成長を続けるShinPA(新波)たち21人の「今」をどうぞご高覧ください。

*「ShinPA」とは、「新しい波」と中島千波の「波」から命名した展覧会名です。会を重ねる毎に「!」マークを増やすことで展覧会の回数がわかるようになっており第5回目の今回は「ShinPA!!!!!」ということになります。
展覧会 | permalink | comments(1) | trackbacks(1)

この記事に対するコメント

さっそく記事にしていただき有難うございます。
何度も何度も読み返してしまいます(笑)くふふ^^
久々にたけさんのブログに私の名前が登場して
感無量なんです!!!(笑)

千波先生のお人柄、やっぱり素晴らしいお方ですよね。
私もみんなも、本当に多くの人を惹き付けて止まない魅力をお持ちで
作品ももちろんそうですが、先生の人間性からも多くを学ばせていただいています。
池田さんとはまだお話したことはありませんが
今日たけさんからお聞きした例の本を読んでおきたいと思います(笑)
あと、私からしたらたけさんも千波先生と同じニオイがします。
人を惹きつける稀な星をお持ちなニオイ。

九月の奨学生の展示。。。ちょっと絵がばたばたしちゃって
これまで以上に自信は毛頭有りませんが
そんなバタバタした形を是非見てやってください。。。
まだまだ不安定な私ですがどうぞ宜しくお願いします><

p.s.
お土産、是非お楽しみにしててください〜♪
ai | 2011/07/17 12:44 AM
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ShinPA!!!!!トークイベント内容 | A I S P Y B L O G ? | 2011/07/17 2:47 AM