青い日記帳 

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「感じる服 考える服」

東京オペラシティ アートギャラリーで開催中の
「感じる服 考える服:東京ファッションの現在形」展に行って来ました。


http://www.operacity.jp/ag/

服が掟だ!」という本がその昔ありました。絵を本格的に観るようになったのは大学生の頃。そのずーーと前から服は掟でした。

でも、服(ファッション)の展覧会って難しいですよね。そもそも何を見せればいいのか。マネキンに服を着せて並べるだけではデパートや109と変わりません(逆にあちらの方がエンターテインメント性高いです)

そんな美術館という場所での展示に不向きな(そもそもそぐわない)服の展覧会である「感じる服 考える服」これが驚くほど面白く素敵なものとなっています!

最初から言っておきます。「行くべし」(って言うか自分も会期中もう一度行きたい!)


サスクワァッチファブリックス/SASQUATCHfabrix.(Wonder Worker Guerrilla Band/横山大介・荒木克記)、ソマルタ/SOMARTA(廣川玉枝)、h. NAOTO(廣岡直人)


まとふ/matohu(堀畑裕之・関口真希子)


ケイスケカンダ/keisuke kanda(神田恵介)、スタイリスト・大森瑛せ匯瓩篌命寝函浅田政志氏との共同プロジェクトの紹介も。


ミントデザインズ/mintdesigns(勝井北斗・八木奈央)


シアタープロダクツ/THEATRE PRODUCTS(武内 昭・中西妙佳・金森 香)、ミナ ペルホネン/minä perhonen

5枚の会場写真をご覧になって頂いただけでも、その楽しさ、ワクワク感が伝わって来ようかと。それと同時に「これが果たしてファッション展なのか?」という疑問も。

建築家、中村竜治氏によるこれまで誰も観たことも経験したこともない会場構成がそれにより一層拍車をかけています。

会場内に仕切りとなる「壁」は一枚も存在していません。31区画は全て「梁」によって仕切られています。しかし目線の高さにある一本の梁です。



今居る展示スペースから隣りまたその先まで見えてしまいますし、ひょいと腰をかがめて梁をくぐれば隣りへ移動できちゃいます。

10組みのファッションデザイナーが集う空間をある意味区切ることなく構成。隣りが見えてしまうことによって起こるデザイナー同士の「化学反応」もまた見ものでもあります。


ソマルタ/SOMARTA(廣川玉枝)


アンリアレイジ/ANREALAGE(森永邦彦)


リトゥンアフターワーズ/writtenafterwards(山縣良和)
Special Thanks:Chim↑Pom

ここまで来るともはや服(ファッション)の展覧会ではないこと明白に。そう会場内には必ずしも服が展示してあるわけではないのです。

各デザイナーさんのアイディアソースとなるものや、背景にあるものなど実に様々なものが建築家、中村竜治氏が仕掛けた「梁」によってさながら陣取り合戦を繰り広げているかのようです。


リトゥンアフターワーズ/writtenafterwards(山縣良和)

お札をくわえた鶴までもが会場内を舞っています。

身体をどのように捉えているのか、それぞれのデザイナーさんの思考の部分も見え隠れ。一着の服を作るプロセスを「化学反応」を楽しみつつ考え、感じる展覧会です。

「感じる服 考える服」は12月25日までです。これは絶対行かないと!!

今までにないユニークで心の底から愉しめます。そしてまた展覧会カタログの出来栄えも秀逸。各デザイナーさんと中村竜治氏の会場構成のプロセス等、大変読み応えのある一冊となっています。(一般書籍としても販売中です)


感じる服 考える服  東京ファッションの現在形
高木陽子 , 成実弘至 , 西谷真理子 , 堀元彰 (編集)


まとふ/matohu(堀畑裕之・関口真希子)
左の二着は実際に身に纏うことが可能です。

「感じる服 考える服:東京ファッションの現在形」
Feel and Think: A New Era of Tokyo Fashion


期間:2011年10月18日(火)〜12月25日(日)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー (アクセス
http://www.operacity.jp/ag/

休館日:月曜日
主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団/文化学園大学 文化ファッション研究機構
協賛:日本生命保険相互会社
協力:相互物産株式会社/アトリエ杉本/株式会社イノウエインダストリィズ/株式会社キイヤ
後援:経済産業省/毎日新聞社/一般社団法人 日本ファッション・ウィーク推進機構
会場構成:中村竜治(株式会社中村竜治建築設計事務所)
企画:服飾文化共同研究拠点「現代日本ファッションデザインの研究」

本展は、文化学園大学(旧文化女子大学)・文化ファッション研究機構、服飾文化共同研究拠点「現代日本ファッションデザインの研究」(メンバー:高木陽子、成実弘至、西谷真理子、堀 元彰)の研究成果の一部として開催するものです。



注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。

Twitterやってます!
@taktwi

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=2673

JUGEMテーマ:アート・デザイン


今、日本のファッションが新たな注目を集めています。パリ、ニューヨーク、ミラノが発信するハイファッションばかりでなく、ストリートやファストファッションが強い影響力を持つなかで、ファッションの世界は大きな変化を迎えています。
この展覧会は、新しい時代のリアリティを追求しつつ、ユニークなクリエーションを展開している10組のデザイナーの仕事を通じて、現在進行形の日本のファッションデザインの可能性を探るものです。オリジナルのテキスタイルを生かした服作り、既成概念の見直し、新しい美意識の提案、多面的な活動、ストリートからの発信など、特徴はさまざまですが、その根底には、社会への問題意識を持ち、ファッションデザインのありかたを前例にとらわれずに模索する真摯な姿勢が読み取れます。

みずから感じ、考えながら、新しいファッションデザインを目指す彼らの服づくりは、それぞれが「ファッションとは何か」という問いに対する多様な回答と言えるでしょう。完成された服や素材だけを見せるのではなく、クリエーションの背景にあるデザインのイメージや世界観などを、建築家中村竜治のデザインによる、縦横に梁(はり)が交差する斬新な展示空間のなかで体感していただけます。ファッションと建築デザインのコラボレーションにもご注目ください。

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