青い日記帳 

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『Pen』ルネサンスとは何か。

阪急コミュニケーションズから発売になった雑誌『Pen』2012年 1/15号 特集「ルネサンスとは何か。」を読んでみました。
http://www.pen-online.jp/


『Pen (ペン)』 2012年 1/15号

「ルネサンス」という言葉には何処か甘美な響きを想起させるものがあると同時に、人々を惹きつけてやまない不思議な力を備えています。

言葉の意味も、そして一体どんなムーブメントであったのかも、歴史に詳しい詳しくないかは問題なくほぼ誰しものが「ルネサンス」に付いて多少なりとも語れるはずです。

例えばレオナルド・ダ・ヴィンチ、フィレンツェ、遠近法、文芸復興…etc

しかし、ヨーロッパ史で、中世が終わり近代社会が勃興する大きなターニングポイントとなった「ルネサンス」について一体どれだけ本当のところ知っているのでしょうか?

この言葉ほど「知っているつもり」「分かっているはず」と表裏一体を成している言葉も他に類を見ないのではないでしょうか?


現地に取材し撮影された美麗な写真満載。

そんな「ルネサンス」を隅から隅まで徹底的に、そして何よりも分かりやすく丁寧に紹介した一冊がこの『Pen (ペン)』 2012年 1/15号です。

サービス精神旺盛で読み易さ分かり易さには定評がある池上英洋氏(國學院大學文学部准教授)が監修&文章を務めていらっしゃるのですから内容に関しては間違いありません。これだけでお墨付きのようなもの。

目次を見ただけでも俄然手にしたくなるでしょ。これだけのボリューム&内容でたったの600円(税抜き)というのですから驚きです。迷うことなく「買い」です。

【目次】
あらゆる価値を一変させた、
ルネサンスとは何か。

Firenze フィレンツェ:覇権を握った街に、ルネサンスという花が開いた。
Venezia ベネチア:海の都を燦然と輝かせた、東西文化のクロスオーバー

天才たちがひしめいた、三百余年を振り返る。
傑作を追いかけて、世界を巡る旅に出よう。
ひと目でわかる、ルネサンスVIP人脈図。

ルネサンスが興った理由とは、何だったのか。

最大のパトロンとなった、メディチ家とは?
ルネサンス絵画に特徴的な、画材と技法。

芸術のあり方を変えた、3大巨匠の功績。

【プロト・ルネサンス】来たるべき時代の序章を飾る、重要作家たち。
【初期ルネサンス】同時代の偉才が切り拓いた、新たな幕開け。
【盛期ルネサンス】百花繚乱に咲き誇る、最盛期の煌きを見よ!
【北方ルネサンス】油彩技術の発達で、驚異の細密画が実現。
【ベネチア派】官能的な色と光が、享楽の都の芸術を支配。

14歳の私をぶちのめした、ルネサンスの衝撃。
─文・画/ヤマザキマリ(漫画家)

レオナルドの手稿に透ける、科学への眼差し。
お洒落に目覚めた人々が、個性を競った時代。

キーワードで読み解く、当時の価値観と風俗。

歴史にその名を刻んだ女性たちは、強く儚く美しい。
輝かしきルネサンスは、なぜ終わったのか?




ここで、『Pen (ペン)』 2012年 1/15号ルネサンス特集号の監修&執筆をされた池上英洋先生から、青い日記帳をご覧の皆さまにメッセージが届いています。

 ルネサンスというと、「ルネサンスとは古典復興の意味で、人文主義が興ったために古典古代の芸術を理想化し…」といった説明がよくなされます。でも私自身、こうした説明をこれまでうけてきて、「そうか、なるほど」と思ったことがありません。というのも、なぜ人文主義が興れば古典古代の芸術が理想化されるのか、そしてそもそも、なぜその時代に人文主義が興ったのか―
無数にある「ルネサンスもの」の中で、こうした根本的な疑問について、わかりやすく説明してくれているものがほとんど無かったからです。

 今回の『Pen』の「ルネサンスとは何か。」特集号が、巷にあまたある「ルネサンスもの」と異なる点は、まさにこうした根本的な仕組みについて説明しているところです。



『Pen』を本屋やコンビニで見かけられたら、パラパラと眺めてみてください。上で述べたような「根本的な疑問」は、52ページの「ルネサンスが興った理由とは、何だったのか。」から始まる、57ページまでの3見開きを読んでいただくだけで氷解するはずです。

ルネサンス文化を輝かせている画家や彫刻家、建築家はもちろん、ルネサンス時代を生きた人々の日常生活にまで目を向けている点も今特集号の特色です。私は美術史だけでなく文化史も専門ですから、「病」「医学」や「食生活」、「結婚」や「売春」、「錬金術」「占星術」といった、美術以外のテーマを多く設けてご紹介しています。特に、ルネサンス人のファッションまで解説してある「ルネサンスもの」は、なかなか他に無いはずです。
 お読みいただいて、ルネサンスという時代の多層的な魅力をぜひ味わってみてください。
俄然手にとってみたくなりましたでしょ。っていうか、これ年末どれだけ忙しくても買わなきゃダメでしょ。


イタリアのみならず、北方ルネサンスも詳細に紹介。フェルメール作品との関連性などタイムリーな話題も掲載されています。


【総力特集・完全保存版】
あらゆる価値を一変させた、
ルネサンスとは何か。

14世紀にイタリア・フィレンツェを中心に興った「ルネサンス」とは、いったい、どんなムーブメントだったのだろうか。そして、何がそれほど重要なのか。アートだけでなく、科学、政治、そして宗教のあり方を一変させた、「世界と人間の発見」であるルネサンスを、徹底的に解き明かす。

【おもな内容】
いまも美学が息づく、フィレンツェとベネチアへ。
キーワードで解説、なぜルネサンスは興ったのか?
最大のパトロン、メディチ家の真実に迫る。
交友関係が一目でわかる、ルネサンス人脈図。
あの名作はここでチェック! 世界美術館マップ。
美の概念を変えた、巨匠たちのクリエイション。

【登場するアーティスト】
ジョット、マザッチョ、ブルネッレスキ、ドナテッロ、デッラ・フランチェスカ、ヴェロッキオ、ボッティチェッリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエッロ……ほか

【そのほか】
・絵画表現を飛躍的に進歩させた、画法を検証する。
・医学・食・信仰・結婚……。ルネサンス人の生活。
・流行はとんがり靴? 貴族と庶民のファッション。
・ダ・ヴィンチの手稿から、当時の科学がわかる。
・ヤマザキマリ描きおろし! ルネサンスの思い出。
・華やかなりし文化は、なぜ終わりを迎えたのか。


「傑作を追いかけて、世界を巡る旅に出よう。」

困るな〜こういうことされちゃうと(嬉笑)
年末年始、自宅でゆったり『Pen』ルネサンス特集号を炬燵で温まりながら、世界旅行夢想するのもよろしいかと。まずはとにかく売り切れる前にゲットしないとね。本屋さんへgo!!


『Pen (ペン)』 2012年 1/15号

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=2716

JUGEMテーマ:アート・デザイン


こちらも池上先生が監修&執筆されてます。
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この記事に対するコメント

「PEN」という雑誌はとても面白そうですね。お正月中に買いに行こうと思いました。ルネサンス美術は美術系の本を読む中で、一番面白いので早速手に入れたいです^^。
MUE@イタリア美術旅行 | 2012/01/01 8:44 PM
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