青い日記帳 

  
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かみさんが選ぶ「2011年 展覧会ベスト10」
師走も押し迫り今年も残すところあと今日を入れあと3日しかありません。毎年恒例となりました年間展覧会ベスト10を発表する時期でもあります。


狩野探幽・画

まず今夜は、うちのかみさんが選んだベスト10を発表します。美術界の大御所とらさんの美術展Best10はこちらです。

赤い旗1位:狩野一信「五百羅漢図」展

江戸東京博物館:2011年4月29日(金・祝)〜7月3日(日)

作品、展示共に最も印象に残っている展覧会です。地震の影響で会期がずれ込んだりしてハラハラしました。あれだけ作品があると個人個人好き嫌いがあってそれも面白かったです。観に行った何人かと話したりするのも楽しめました。

赤い旗2位:酒井抱一と江戸琳派の全貌」展

千葉市美術館:2011年10月10日(月・祝)〜 11月13日(日)

元々「夏秋草図屏風」が大好きなので、他にどんな作品をこの絵師が描いているのか興味を持って出かけました。抱一の人となりが垣間見られた展覧会でした。(人物あまりうまくないですよね。)

赤い旗3位:セガンティーニ展

損保ジャパン東郷青児美術館:2011年11月23日(水・祝)〜12月27日(火)

時間的に厳しい内覧会を二つ掛け持ちで行った展覧会ですが、急く気持ちがセガンティーニのスカッと晴れ渡る青空を観て気持ちが落ち着きました。高所恐怖症なのでスイスの山々へ行くことはないと思いますが、山(高いところ)が好きな人の気持ちに触れることも出来ました。自画像にはびっくりしました。

赤い旗4位:ゴヤ展

国立西洋美術館:2011年10月22日(土)〜2012年1月29日(日)

母親と珍しく二人で観に出かけた展覧会です。3月の震災前に母とスペイン、プラド美術館で「着衣」「裸」のマハを観てきたばかりでしたが、その時観た印象とまるで違うのに衝撃を受けました。西洋美術館で観た方が遥かに大きく美しく良い絵に観えたのです。一点に集中して観ることが出来ました。日本の展示技術って凄い!

赤い旗5位:モダン・アート,アメリカン」展

国立新美術館:2011年9月28日(水)〜12月12日(月)

ベタですが、オキーフの絵が良かったです。名前は知っていましたが本物をほとんど観たことがありませんでした。ポップアートよりも日本人の感性にはこのアメリカン、モダンアートの方が遥かにマッチすると思いました。有名どころの作家は少なくてもとても良い展覧会でした。こうした展覧会をまた観たいです。

赤い旗6位:青木繁展

ブリヂストン美術館:2011年7月17日〜9月4日

何と言っても絶筆の作品に尽きます。「朝日」が絶筆であること、そしてその作品が青木繁の中でも最も輝いている作品であること全ての面で驚きでした。普段目にしている青木繁作品(ラファエル前派的な作品)も好きなので通して観られる貴重な機会でした。

赤い旗7位:パウル・クレー展

東京国立近代美術館:2011年5月31日(火)〜7月31日(日)

観るのに疲れる展示方法でしたが、それでも一枚一枚丹念に観てしまいました。それだけ作品力があるのでしょう。中にキラリと光る作品が随所に散りばめられていました。ミュージアムショップでクレーのiPhoneケースを思わず購入してしまいました(今でも使っています)。「蛾」のケースがあれば更に良かったです。

赤い旗8位:野見山暁治展

ブリヂストン美術館:2011年10月28日(金)〜12月25日(日)

中村学芸員さんの愛情溢れるギャラリートークを拝聴し、いつもならさらっと観て印象に残らなかったであろう作品も足を止めて観ること出来ました。知識があるのとないのではこれほどまでに絵画鑑賞が変わってくるのかと驚きの経験でした。中村学芸員さんそれにブリヂストン美術館スタッフの皆さん貴重な機会を設けて頂きありがとうございました。

赤い旗9位:世紀末、美のかたち」展

府中市美術館:2011年9月17日(土)〜11月23日(水、祝)

持って帰りたい作品がありました(今でも欲しくてたまりません)。絵画と器をテーマに沿って展示するといったユニークで興味深い展示でした。ルドンが作品によって随分と雰囲気が違うことも初めて知りました。府中市美術館がもう少し家から近ければ何度でも通ったでしょう。

赤い旗10位:写楽展

東京国立博物館:2011年5月1日(日)〜6月12日(日)

「写楽展」なのに、歌麿の極上の作品(ピンクの発色が美し過ぎる)に出逢えたのが印象的でした。この作品の前では身動きとれなくなりました。忘れかけた(完全に忘れた)初恋を思い起こさせるほどのインパクトがありました。あっ!写楽がこれだけまとめて観られたのも勿論良かったです。

※次点
名和晃平―シンセシス
東京都現代美術館:2011年6月11日(土)〜8月28日(日)



今まで漠然と名和晃平というとオシャレで格好イイという印象しかなかったのですが、作品ひとつひとつ大変良く考えて作っていることが展覧会を通して知ることが出来ました。トークを聞いていると美術家というよりも理系の人の話のようでした。(展覧会というより学会発表的な感じかな。)

※次点
2011イタリア・ボローニャ 国際絵本原画展

板橋区立美術館:2011年7月2日(土)〜8月14日(日)

20ヶ国76作家の作品を観ているとお国柄というものが大変よく分かりました。ステレオタイプなイメージかもしれませんが漠然とその国に抱いているイメージと不思議と合致するのが楽しかったです。31年も継続しているとは驚きです。来年もまた観に伺いたいと思います。

【関連エントリー】
かみさんが選ぶ「2007年 展覧会ベスト10」
かみさんが選ぶ「2008年 展覧会ベスト10」
かみさんが選ぶ「2009年 展覧会ベスト10」

かみさんが選ぶ「2010年 展覧会ベスト10」

※ご自身のブログで同じように今年の展覧会を振り返るような記事書かれた方いらっしゃいましたら是非是非トラックバック送って下さい!

2012年年明けのテレビ番組こちらは要チェックです!

1月2日(月)午前8時50分〜9時43分【NHK総合】 
*再放送4日(水)午前1時40分〜2時33分
「三宅一生 東北へ 伝統を未来につなぐ旅」
日本の手仕事をインスピレーションの源のひとつとしてきた三宅一生さんのドキュメンタリー。
震災後の東北の産地に「ものづくりで何かしたい」と、新しいクリエイションに挑む三宅さんの夏から秋を取材しました。
語り:西島秀俊

1月3日(火)午前7時20分〜8時13分【NHK総合】
「天上の王朝美 京都・修学院離宮」
桂離宮と並んで「日本の庭園の頂点」とされる修学院離宮。比叡山の山裾にあり、敷地の9割は棚田。江戸時代のはじめに、後水尾天皇がみずから模型をつくって実現したランドスケープ・デザインは、日本の原風景をいけどりにしています。
修学院離宮の四季それぞれの魅力を堪能していただきます!

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| はろるど・わーど | 2011/12/31 8:00 PM |
【お知らせ】

↑単眼鏡紹介記事書きました。

おかげさまで重版となりました!


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國學院大學文学部教授の小池寿子先生監修。不肖私(Tak)が編集と一部執筆しました。詳細はこちら

【展覧会レビュー】
「2018年 展覧会ベスト10」
かみさんが選ぶ「2018年 展覧会ベスト10」
プロが選ぶ「2018年 ベスト展覧会」
読んでおきたい10冊のアート関連本

パリ行って来ました
オランダ行って来ました
 

BLUE HEAVEN(本館)

『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

「ザ・シネマ」に寄稿しました。

トークショーに出演しました

日経に掲載されました

朝日新聞に掲載されました

再び日経に掲載されました

「美連協ニュース」寄稿

『アートコレクター』で紹介されました

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