弐代目・青い日記帳 

  
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日経新聞にフェルメールに関しての取材を受けました。
2012年(平成24年)1月10日(火曜日)の日本経済新聞夕刊文化面にインタビュー掲載されました。

「フェルメール作品、来日ラッシュ―謙虚な美、日本人魅了」



世界で三十数点しか現存しないヨハネス・フェルメール(1632〜75年)の作品が日本に相次ぎやってくる。全点鑑賞の旅に出る日本人も増えている。日本の「フェルメール現象」を追った。


昨年(2011年)12月上旬に日本経済新聞社の小川様より「今年から来年にかけ数多く来日するフェルメール作品に関連して、日本におけるフェルメールに人気を分析できる記事を考えており、その中でフェルメールの作品に関し現在のウェブ上の批評の展開につながる根幹にあるTakさんの美術鑑賞の心を駆り立て、世界を広げていったかという話を伺いたい。」との嬉しいご連絡を頂戴し、二つ返事で快諾しました。

単にフェルメール好きが高じ、素人がこうして毎日駄文を連ねていることも、まんざら捨てたものではないようです。

日経さんのフェルメール記事にはフェルメール研究の第一人者である東北大学の尾崎彰宏先生や、東京都美術館館長の真室佳武氏、それに今月オープンするフェルメール・センター銀座の中心人物である青山学院大学教授の福岡伸一先生といった錚々たる顔ぶれが登場。その中に自分の名前とブログ名が掲載されているのはまさに感無量。

記事の中では数行ですが、小川氏のインタビューはゆうに一時間超。フェルメールにまつわる様々なお話をさせて頂きました。(思いのたけをぶつけた感じかな。)

あれだけの自分の駄話を記事として成立させるのですからやはり新聞記者さんって凄い!インタビューしたそれぞれの人物の話の中から旨味エッセンスを上手に抽出し破綻なくひとつの記事として編集する能力。畏れ入ります。はい。


「フェルメールからのラブレター展」
会期:2011年12月23日(金・祝)〜2012年3月14日(水)
会場:Bunkamuraザ・ミュージァム(渋谷・東急本店横)
〒150-8507東京都渋谷区道玄坂2-24-1
http://www.bunkamura.co.jp/museum/

今年開催されるフェルメール関連の3つの展覧会も記事中で全て紹介されています(主催他社であるにも関わらず)。やはりこうでなくちゃいけませんよね。狭い世界です。枠に囚われていちゃ発展どころが自滅するだけです。

さて、さて取材で実際にどんな話しをしたか、記しておきますね。まず、自分がフェルメールを観たいと思ったきっかけです。

1995年から翌年にアメリカ ワシントンDCのナショナル・ギャラリーとオランダ ハーグにあるマウリッツハイス美術館に於いて開催された「フェルメール展」(フェルメール作品総勢23点が集結!)に行けなかったことが大きな理由のひとつです。



その直後に雑誌『ブルータス』のフェルメール特集(君はフェルメールを見たか?)等を観るにつれフェルメール熱は最高潮に。

何故フェルメールにそれほど惹かれたのか?それは「順序」が丁度回って来たからだったとしか言えません。自分で美術館へお金を出し絵を観に行き出したのは、大学入ってからです。

凝り性な性格が災いしてか?次第に国内の展覧会だけでは物足りず海外へも足をのばしとにかく、絵を見まくりました。はじめは印象派に惹かれ、次にセザンヌ(テートギャラリーまで「大セザンス展」を見に行ったほど熱を入れた)その後現代アートへ(セゾン美術館の常連でした)。

まさにその頃ですフェルメールを知ったのは。現代アートから一転クラッシックな世界に。これが「順序」言い換えれば「タイミング」だったのです。まさに。

それにフェルメールの魅力は男心をくすぐるものがあります。35、6点しかないので無理すれば全部観るのも夢ではありません。コレクション欲。コンプリート欲がふつふつとわき上がって来ます。そう男の子がポケモンに夢中になるかのように。

因みにその気持ちを満たすには、モネでは作品数が多過ぎて無理ですし、レオナルドには違う理由でダメなのです。まだ観ぬフェルメール作品たち何年かかるか分からないが足を運んでみようとい漠然とした想いを後押しするかの如くフェルメール作品が米欧にうまく点在しているのです。


ベルリン国立美術館展 学べるヨーロッパ美術の400年
会場:国立西洋美術館
http://www.nmwa.go.jp/
会期:2012年6月13日(水)〜9月17日(月・祝日)
※巡回:九州国立博物館(福岡・太宰府)2012年10月9日(火)〜12月2日(日)
展覧会公式サイト 
http://www.berlin2012.jp/

まず最初にどの作品を観ようか迷いました。でもやはりフェルメールの原点であるオランダに残る作品からスタートしようと思いアムステルダム国立美術館(ライクス)とハーグのマウリッツハイス美術館へ赴きました。まだアスベストの問題で改築する前のライクスの天窓から雲間の切れ目と当時に自然光がふっと差し込むのでした。「これがオランダの光か!」といたく感動したものです。

翌日「デルフトの眺望」をマウリッツハイス美術館で目にし、400年前の光がそこに描かれていることを実感し気持ちが昂ったものです。

フェルメール作品が素晴らしいのは絵の前で集中、没頭できることです。構図が完璧で、緊張感に似た静謐さも備えています。

また全盛期の作品は描かれた場所から一瞬だけ切り抜いたような物語を読み解くことが出来ます。(後期は冗舌になってしまいますが)そして誰しも語るように光が見事に描かれています。

今Bunkamuraに来ている「手紙を読む青衣の女」は、ゴッホは赤ちゃんを身ごもった女性とテオ宛の手紙の中で綴っていますが、当時の流行したお腹膨らませるといった風俗を表現したという説もあります。このようにフェルメール作品には数多の解釈が可能なのです。その情報量の少ない割に。

個人的には柔らかい光が見事に表現されている半面、髪飾りが硬質でピリッとするエッセンスが同時に描かれている点などに惹かれたりもします。

何故、日本人にフェルメールが人気があるのか?という質問に対しては日本の経済状況と関連性があるのではなんて思ったりもします。フェルメールが注目される以前、景気の良かった頃はオランダ・フランドル絵画と言えば断トツでレンブラントが一番人気でした。(フェルメールが来日しても図録の表紙やポスターを今のように飾ることはありませんでした)

要は世の中が明るい時には人々は得てして闇に憧れを抱くものです。そうレンブラントの描く闇に。しかし、バブルも崩壊し右肩上がりって何?なんて状況の現在、人々は光を求めます。それがまさにフェルメールの光なのではないでしょうか。やさしく淡い光です。包みこまれるような。


「マウリッツハイス美術館展」
オランダ・フランドル絵画の至宝

会期: 2012年6月30日(土)〜9月17日(月・祝)
会場: 東京都美術館 企画展示室(東京・上野公園)
※2012年9月29日(土)〜2013年1月6日(日)神戸市立博物館にも巡回します。
展覧会公式サイト
http://www.asahi.com/mauritshuis2012/

フェルメール作品全点達成の旅は「手紙書く女と召使」(現在Bunkamuraで公開中)が最後でした。所蔵先のアイルランドでビールでも飲みながら達成祝おうと思っていたら何と上野にやって来ちゃいました。これには唖然。最初リストになかった「絵画芸術」がキャンセルの代わりにやって来たのでした。(2008年の都美館館「フェルメール展」)

丁度その時、出張でロンドンにいたのですが、その仰天ニュースを妻からのメールで知りました。もう笑うしかなかったです。まぁ自分らしいかかなとも。アムスから始まり上野で終わったフェルメール全点踏破の旅。足掛け10年かかりました。さて次は…

こちらのfacebookページ「クラブ・フェルメール」も引き続き宜しくお願いします!

http://www.facebook.com/clubvermeer

【情報提供・運営管理】朝日イベント・プラス×青い日記帳


【フェルメール関連補足資料】

・フェルメール、完全踏破コンプリートの歩み
(最後の作品やロンドンでの苦労話し等)
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1474
http://www1.icnet.ne.jp/take/vermeervisit2.html

・フェルメールのステンドグラス
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=2447

・フェルメール作品解説
http://www1.icnet.ne.jp/take/vermeer.worklist.html

・フェルメール作品人気投票
http://www1.icnet.ne.jp/take/vermeervote.html
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=1094

・青い日記帳フェルメール関連記事
http://bluediary2.jugem.jp/?cid=10

Twitterやってます!
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| フェルメール | 23:57 | comments(2) | trackbacks(0) |
Takさんのおっしゃったことがいろんな形で生地の中に入っているんだろうなと楽しく読ませて頂きました。
読んでいるとやっぱり・・・もう一度行きたいなぁ・・というきになりますから不思議です。
| Cos | 2012/01/11 10:46 PM |

読みましたよ〜!
ってメールしようと思っていました(笑)。
さすがですね。

Takさんのご紹介で、
「フェルメール&ダビンチ展 チケットお得セット」を
購入済みなので、年明けからとても楽しみです。

いつも充実したInfo、本当にありがとうございます。
今年も楽しみにしています!
| emicy | 2012/01/12 9:16 AM |










http://bluediary2.jugem.jp/trackback/2740
編集・執筆を務めた『カフェのある美術館 素敵な時間を楽しむ』(世界文化社)が2月18日に発売になります。


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フェルメールへの招待
國學院大學文学部教授の小池寿子先生監修。不肖私(Tak)が編集と一部執筆しました。詳細はこちら

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オランダ行って来ました
 

BLUE HEAVEN(本館)

『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

「ザ・シネマ」に寄稿しました。

トークショーに出演しました

日経に掲載されました

朝日新聞に掲載されました

再び日経に掲載されました

「美連協ニュース」寄稿

『アートコレクター』で紹介されました

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