青い日記帳 

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「マウリッツハイスへの道」Vol.1

先月こちらの記事でお伝えした通り、ヨハネス・フェルメール「真珠の耳飾りの少女」がやって来る大注目の展覧会「マウリッツハイス美術館展」と拙ブログ「青い日記帳」のオリジナルコラボレーショングッズを作ることになりました。


マウリッツハウス美術館(Mauritshuis)
2009年撮影

「マウリッツハイス美術館展」の公式グッズにふさわしいうちのブログらしい「何か」(経緯はこちらの記事で)フェルメールの絵に描かれたステンドグラスしかない!!

現存する約36点のフェルメール作品中にステンドグラスがはっきりと描かれている作品、ざっと見渡してもこれだけの数があります。

紳士とワインを飲む女」 The Glass of Wine
(ベルリン国立絵画館)
二人と紳士と女」 The girl with Two Men
(ヘルツォーグ・アルトン・ウルリッヒ美術館)
稽古の中断」 Girl Interrupted at Her Music
(フリックコレクション)
音楽のレッスン」 The music lesson
(英国王室コレクション)
水差しを持つ女」 Young Woman with a Water Pitcher
(メトロポリタン美術館)
手紙を書く女と召使」 Lady Writing a Letter with Her Maid
(アイルランド国立美術館)


フェルメール
フェルメール・センター銀座にて撮影)

数年前、自宅にこのフェルメールのステンドグラスを元に本物のステンドグラスを作ってしまいました。しかしその際はだいたいの大きさを伝えただけで、あとはステンドグラス職人さんに縦横の寸法などお任せしてしまいました。(日本の一般的な家の窓にだいたい合う大きさにお願いしました。)

まぁ、個人の自宅で自分ひとりで楽しむものですからそれで十分だったわけです。ところが、今回はそんなわけにはいきません。東京都美術館リニューアルオープン最初の記念すべき展覧会でもある「マウリッツハイス美術館展」のオフィシャルグッズなのですから。

フェルメールの絵に描かれたステンドグラスの正確な寸法、または縦横比が必要となってきます。たかだか小さなグッズひとつ作るために何もそこまで拘らなくても…と思うかもしれませんが、ここは大事なところです。ミュージアムショップに並ぶわけですからいい加減なものは作れません。

そうかと言って、では正確な数字を出すにはどうしたらよいものか…

ここはご専門の方にお願いせねばなりません。自分ではどうにもなりません。身の回りの知り合いで17世紀の家の間取りに詳しい人や「窓研究家」の人は…流石にそんな方いません。

さて困った。どうしよう……と顔を下に向けたその刹那、フェルメールの絵のようなやわらかな光が窓から差し込みました。(あれ、このパターン前回も(汗))


フェルメール「水差しを持つ女」メトロポリタン美術館蔵
フェルメール・センター銀座にて撮影)

そうだ!あの人にお願いしてみよう!!友人で隈研吾建築事務所時代、サントリー美術館や根津美術館を手掛けた建築家の弥田俊男さんに。

【弥田俊男(やだ・としお)氏プロフィール】
岡山理科大学建築学科 准教授/弥田俊男設計建築事務所/慶應義塾大学環境情報学部非常勤講師/NPO法人ENNOVA OKAYAMA理事

1974年3月生まれ。1998年京都大学大学院修了後、1998年〜2011年隈研吾建築都市設計事務所、同事務所設計室長。サントリー美術館(2007年)、根津美術館(2009年)といった美術館建築をはじめ数多くの物件を手掛ける。2010年より慶應義塾大学環境情報学部非常勤講師。2011年より、岡山理科大学建築学科准教授、NPO法人ENNOVA OKAYAMA理事として岡山に関わり始めるとともに、弥田俊男設計建築事務所を設立し東京を拠点に自らの設計活動を開始。現在、東京と岡山の2地域を拠点に活動。


今年度より岡山理科大で教鞭を執られるようになり、これまでのように会って飲む機会が減ってしまった弥田さんですが、メールでグッズ制作の経緯を含めお願いすると、快諾を得ることが出来ました。やはり持つべきものは善き友です。

超売れっ子建築家の弥田さんにこんな小さなグッズを作る為にお時間割いてもらうのは大変恐縮なのは十分承知の上でのお願い。しかも謝礼は用意できないので全くのボランティア。申し訳ないっす。

因みに今回の「マウリッツハイス美術館展」×「青い日記帳」連動コラボグッズ制作に関してはお金一切頂かないことにしました。売上げの何パーセントを…なんてお話も一切なし。フェルメール展にこうして関われるだけで充分嬉しいわけですから、お金なんて要りません。


弥田さんから送られてきたCAD画面。

「音楽のレッスン」を1点透視図の作図法で引いた補助線から、ステンドグラスの縦横、天井高、男性の身長の仮の数値を出し……

軽い気持ちでお願いしたことが、プロの建築家魂に火を付けてしまったようです。お忙しい中ほんと申し訳ないです。引き続き宜しくお願い致します。(次回「鳥重」おごります)

さて、弥田さんの回答を待ちつつ「マウリッツハイス美術館展」×「青い日記帳」連動コラボグッズ、具体的に何を作るか検討作業に入っています。ステンドグラスの特製を生かしたものにしたいな〜と思ってます。

いずれにせよ、「小さなグッズ」です。それをこうして「大の大人」を巻き込んで(TwitterやFacebookでもご意見伺います。これからも)作り上げるという点でも前代未聞業界初の試みです。

弥田さんの他にもあんな人、こんな人に無理なお願いしています。今後の展開も是非注目して下さい。「マウリッツハイス美術館展」ミュージアムショップで青い日記帳コラボグッズが並ぶその日まで。

「マウリッツハイス美術館展」×「青い日記帳」連動コラボグッズ:
Road to Mauritshuis−マウリッツハイスへの道」プロジェクト
乞うご期待!

6月30日,東京都美術館「マウリッツハイス美術館」でお会いしましょう!


展覧会公式サイト:
http://www.asahi.com/mauritshuis2012/

「マウリッツハイス美術館展」
オランダ・フランドル絵画の至宝


会期: 2012年6月30日(土)〜9月17日(月・祝)
会場 : 東京都美術館 企画展示室(東京・上野公園)
開室時間 : 9:30 〜 17:30(金曜日は20:00)、入室は閉室30分前まで
休室日 : 月曜日(7月2日は開室。休日の場合は翌日休室)
お問い合わせ : ハローダイヤル 03-5777-8600
主催 : 公益財団法人 東京都歴史文化財団 東京都美術館、朝日新聞社、フジテレビジョン
後援 : オランダ王国大使館
特別協賛 : 第一生命保険
協賛 : ジェイティービー、ミキモト

※3月22日から前売券やグッズ付き鑑賞券を販売予定。
※2012年9月29日(土)〜2013年1月6日(日)神戸市立博物館にも巡回します


ブログカテゴリーも新たに設置しました。
Road to Mauritshuis

【「マウリッツハイス美術館展」関連エントリ】
「マウリッツハイス美術館展」記者発表会
吉岡徳仁氏が手掛けた東京都美術館「シンボルマーク」&「ロゴ」
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業界初:「マウリッツハイス美術館展」×「青い日記帳」連動コラボグッズ
武井咲さん「マウリッツハイス美術館展」オフィシャルサポーターに就任!

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