青い日記帳 

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「大友克洋GENGA展」

3331 Arts Chiyodaにて開催の
「大友克洋GENGA展」に行って来ました。


大友克洋GENGA展公式サイト 
http://www.otomo-gengaten.jp/

圧倒的」この展覧会を表現するのに最も適した言葉です。

大友克洋氏に関しては今更説明する必要もありません。1973年のデビュー以来漫画の概念を根底から覆えし、「OTOMO」の名で世界を虜にした人物です。

「大友克洋GENGA展」を夢中になり何度も何度も読み返したこと、つい最近のように思えます。未だ大友克洋氏の「次」の作家が登場していない証左でもあります。


「大友克洋GENGA展」会場展示風景

圧倒的な画力の大友作品の原画を圧倒的な規模で公開する今回の展覧会。アーツ千代田3331の会場内に所狭しと展示されたおよそ3000点の原画。

『AKIRA』の原稿を中心に、『童夢』『気分はもう戦争』『さよならにっぽん』そして画集『KABA』『KABA2』に収録された最新カラー原画をこの目で一枚一枚観られるのです。


『AKIRA』表紙絵原画

デビューからおよそ40年。20年ぶりの画集「KABA2」も発売となり、ここに来て再び俄然「大友克洋熱」が再発する予感が。

OTOMO KATSUHIRO ARTWORK KABA2

『伊勢物語』二十三段「筒井筒」や古村雪岱、「伴大納言絵巻」等、日本の古典作品から発想を得た新作アニメ「火要鎮」(ひのようじん)も完成。大友克洋氏を知らない若い世代にも是非観てもらいたい作品です。

閑話休題。
圧倒的な展示の「大友原画展」に話を戻しましょう。



こちら何だかお分かりになりますか?

約3000枚の原画を壁に展示するのはスペース的に大きな美術館でも無理があります。そこで導入されたのがこの展示ケース。見慣れない什器の中に『AKIRA』の原画が段々に入れられています。

一枚一枚を観るのに混雑していては無理があるということもあり、今回日時指定の完全予約制のチケットとなったそうです。

動員数を稼ぐのであればそんな面倒なチケット制はとりませんが、大友氏の「人数を限定してでもきちんと原画と向き合ってほしい」という意向を反映してのこと。


印刷物とは別次元の迫力の原画たち。

おかげでほら、あのシーンもあのキャラもそして圧倒的な描き込みもご覧の通り。印刷物を通してもあれだけのインパクトがある『AKIRA』はじめ大友作品。その原画を数センチの距離で観られるのです。

金田の髪の毛の塗りひとつとっても印刷物とは大違いです。会場に入り数点目にしただけで血圧かなり上がりました。ドキドキ胸の鼓動が終始止むことありません。

しかし、これが『週刊ヤングマガジン』で連載されていたのですから、今にして思うと信じられないことです。あの当時は毎週ホント楽しみでした。そして毎回驚きの連続でした。

※会場デザインは建築家の馬場正尊(オープン・A)が担当。



さて、無数の原画で埋め尽くされているメイン会場(会場A)の隣り会場Bには『童夢』の「あのシーン」や『AKIRA』に登場する「金田のバイク」が待っています。

ここでは撮影が可能です。こんな「実演」もok!



そして更に…ぼくらカンパニーへの募金を500円以上すると何と「金田のバイク」に乗れちゃいます!革ジャンも羽織れます!!



主催者に新聞社やテレビ局の名がありません。大友克洋氏を中心とする少人数のメンバーで大切に作り上げた展覧会です。素材(展示されている原画)の持つ圧倒的な力が全て。

学生時代に夢中になって読み耽った漫画とこうした形で再び出逢えるとは思いもしませんでした。圧倒的な感動を得られる展覧会です。

尚、今回の「大友克洋原画展」は宮城県出身の大友克洋氏自身の想いから被災地復興チャリティ企画展として計画され開催に至った展覧会です。入場料の三分の一は復興支援活動に充てられるそうです。

大友克洋原画展に関わる被災地復興支援情報に関しては、『東日本大震災 忘れないプロジェクト』サイトで随時公開されます。(大友克洋原画展実行委員会 × 一般社団法人Think the Earth)

「大友克洋GENGA展」は5月30日までです。


大友克洋GENGA展

開催期間:2012年4月9日〜5月30日
会場:3331 Arts Chiyoda(アーツ千代田3331)
http://www.3331.jp/

開演時間:
・平日 11:30-20:00
・土日祝 10:30-20:00
休館日:第3火曜日(4/17,5/15)

チケットはローソンチケットにて日時指定の完全予約制
4月入場分(3月3日発売)、5月入場分(4月14日発売)

主催:大友克洋GENGA展実行委員会
協賛:講談社、BEAMS
特別協賛:YAHOO!JAPAN

公式サイト 
http://www.otomo-gengaten.jp/

展覧会図録はAmazonでも購入可能です。


GENGA - OTOMO KATSUHIRO ORIGINAL PICTURES -
著 大友克洋原画展 実行委員会


あっ!名和晃平さんだ!!(許可を得て撮影)

今回の展覧会と名和さんとのコラボグッズも特設ショップで販売中です。尚、ショップはチケットが無くても商品購入可能です。アーツ千代田3331入って右奥にショップがあります。

Twitterやってます!
@taktwi

注:展示室の画像はプレス内覧会時に主催者の許可を得て撮影したものです。

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=2831

JUGEMテーマ:アート・デザイン
大友克洋がデビューして39年。その作品は、日本の漫画史に「大友以前・以後」という境界線を刻むまでの影響を及ぼした。それは国内のみならず、欧米諸国を始めとする世界のクリエイターたちにも強烈なインパクトを与え、その後のコミック、映画、音楽シーンなどにまで、今なお多くのフォロワーを生みだしつづけている。連載終了後20年以上もの歳月を経た『AKIRA』の実写映画化が現在もハリウッドで話題になっているという状況は、大友克洋が残した影響の大きさと普遍性を端的に物語っているといえるだろう。この原画展はそんな大友克洋のデビューから現在までを網羅した初の総合原画展となる。

この原画展に展示される作品はすべて、大友克洋から提供された手描きの原画となる。世界にジャパン・コミックの存在を知らしめた『AKIRA』の原稿を筆頭に、『童夢』『気分はもう戦争』『さよならにっぽん』等の代表作から、画集『KABA』『KABA2』に収録された最新カラー原画まで――印刷物とは別次元の迫力を持った“原画の力”と、漫画ならではの“圧倒的なボリューム”によって、一人の作家が持つ“巨大な想像力”が世界を変えてきた力を体感し、同時に、その触発が未来へ向けての活力になればと願う。

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