青い日記帳 

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「七歳までは神の内」

女の子は七歳になると、大人と同じく帯を締めるようになり、
=大人の仲間入りをしたことになったと言います。

「七五三」という晴れの儀式の由来でもあります。
「七歳までは神の内」なんて諺も日本には古くからありました。

そんな「大人」になる前の「少女」を描かせたら、
奈良美智さんの右に出る人はいません。
奈良 美智
1959年、青森県弘前市生まれ。愛知県立芸術大学大学院修了後、1988年、ドイツに渡り、デュッセルドルフの芸術アカデミーに学ぶ。ヨーロッパ、アジア、アメリカなどで作品を発表しつづけ、2001年8月には横浜美術館で個展を開催。サンフランシスコ近代美術館をはじめとして世界各地に作品がコレクションされている
広いおでこに、ちょっと(かなり)コワい目の女の子。
ご覧になったことある方、沢山いらっしゃるはずです。

Lullaby Supermarket
Lullaby Supermarket
奈良 美智
2000年までの作家活動を集大成!世界標準の作品集。

奈良美智―ナイーブワンダーワールド
奈良美智―ナイーブワンダーワールド
NHK「トップランナー」制作班

正直言って、彼の作品を見始めた頃は、あまり好きになれませんでした。
独特の雰囲気のある作品ですからね。

子供が持ち備えている「攻撃性」のようなものが
見ている自分にダイレクトに伝わってくるようで
なんて言うのか、直視できない感じでした。

ところが、そんな感覚が薄らいだきっかけとなったのが
森美術館が開館した時にに開催された「ハピネス展」で
彼が撮影した写真の作品でした。

ポスターとして入館者全員に配布されていた写真ポスター
今でもお持ちの方いらっしゃると思います。
あの写真を撮った作家さんが、奈良さんだとは連想し難いものがありました。

キラキラした視線をこちらに向けて送っている子供たちの写真でした。

それ以降、奈良さんの絵画を観ても、以前のようなコワい印象を
抱くことが無くなったように思えます。
そして次第に積極的に彼の作品を観たいと思うようにもなりました。

奈良美智From the Depth of My Drawer
奈良美智From the Depth of My Drawer
奈良 美智

原美術館の2階の一番奥の展示室行ったことありますか?
↑の本の表紙になっている奈良さんの「作品」が永久展示されています。
常時観ることできます。「世界」がそこにはあります。

苦手だった作家さんの作品を、ある事がきっかけで好きになる。
ここ何年かで奈良さんほど、劇的にそれが自分の中で起こった画家さんも
多分他にはいないかと思います。村上氏とは違います。その辺。

さて、さて奈良さんは、よしもとばななさんとのコラボレーションも有名です。
以下の2冊はどちらも奈良さんのイラストが使われています。

アルゼンチンババア
アルゼンチンババア
よしもと ばなな, 奈良 美智
よしもとばななの最新書き下ろし小説に加え、世界的アーティスト奈良美智の描き下ろし絵画16点・撮り下ろし写真40点を収録。日本人アーティストによるコラボレーション作品。英文併記。

ひな菊の人生
ひな菊の人生
吉本 ばなな, 奈良 美智
赤い表紙は奈良美智のイラスト集、黄色い表紙が吉本ばななの小説。2冊が空色のボックスに収録。

奈良美智。初めの頃「ナラミチ」と勝手に呼んでいてすみません。
今ではちゃんと「ヨシトモ」さんと呼べます。(^^ゞ

ちいさな星通信
ちいさな星通信
奈良 美智
弘前市に生まれた幼少時代から、東京、名古屋での学生時代、そして単身ドイツへと渡ってアーティスト・デビューを果たし、日本における現代アートブームの牽引者となった現在まで。その足跡を書き記したノンフィクション。


ともだちがほしかったこいぬ
ともだちがほしかったこいぬ
奈良 美智
かわいいこいぬ!でっかいのにこいぬ!ひとりぼっちのこいぬは少女と出会い、ふたりは友だちになったよ…国際的アーティスト、奈良美智がおくる待望の絵本。

Nobody knows
Nobody knows
奈良 美智
ニューヨーク近代美術館(MoMA)に収蔵されることとなった『Nobody knows』は全世界未公開! まだ誰も見たことのない、奈良美智のドローイング・ブック。

最後にこれは、いつもの「表紙買い」候補の一冊です。

映画日本国憲法読本
映画日本国憲法読本
島多 惣作, 竹井 正和, ジャン・ユンカーマン, 松本 薫, 古山 葉子
その他 | permalink | comments(5) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

原美術館の2階にさらにこの展示室があるとは知りませんでした! 企画展示中でもこの展示室に入ることはできるんですか?

学生のころ私の目つきが奈良さんの描く子どもの「目」とそっくりだと周囲からよくからかわれてたんです。
ひょんなことでご本人に似顔絵を描いていただく機会があったのですが、そのときの絵の中の私は目をつぶっていました。似てるかどうか、比較できない(笑)
mifo | 2005/06/19 4:14 PM
奈良さん好きです。

見れば見るほど、彼はいわゆる『日本画』をよく観察しているヒトなんだなぁと思います。

色も、表情も好きだなぁ。
kappa | 2005/06/19 10:07 PM
@mifoさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

2004年08月11日〜2004年10月11日に開催された
「奈良美智 ─ From the Depth of My Drawer」で
制作された「部屋」だそうです。
常設展示です。中へは入れないのです、作品なので。
部屋の外から内側を見る形になってます。

>ひょんなことでご本人に似顔絵を描いていただく機会があったのですが
凄すぎます。
目が覚めました。突然。ぱっちりと。
衝撃的なコメントありがとうございました<m(__)m>

@kappaさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

>彼はいわゆる『日本画』をよく観察しているヒトなんだなぁと思います
皆さん、良く深く観察していらっしゃいますね〜
驚いてしまいます。
鑑賞暦の浅い自分にはまだそこまで見えません。

森美術館で売っていた奈良さんの犬のぬいぐるみに興味あり。

Tak管理人 | 2005/06/19 11:01 PM
こちらにも失礼します。

>正直言って、彼の作品を見始めた頃は、あまり好きになれません

実は今の私がその状態です…。
原の二階やハピネスも拝見したのですが、
なかなか良いなあとまではいかないのです。
ですから一回まとまった形で見てみたいです。
どこかで回顧展をやらないでしょうか。
はろるど | 2005/06/23 12:52 AM
@はろるどさん
こんにちは。
コメント嬉しいです!

奈良さんの展覧会、私もまとめて観てみたいです。
好きになれない作家さんでもある日、ある時を
境に「好き」へ傾くこと往々にしてあります。
観続けることが大切だと自分に言い聞かせ、
好きでない作家さんもなるべく観るようにしてます。
Tak管理人 | 2005/06/23 4:42 PM
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