青い日記帳 

  
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「マウリッツハイスへの道」Vol.9
「Road to Mauritshuis−マウリッツハイスへの道」プロジェクト
「マウリッツハイス美術館展」と拙ブログ「青い日記帳」のオリジナルコラボレーショングッズ制作企画。
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=2788


前回お伝えした、ビアグラス。

紆余曲折を経て何とか完成に至りました(拍手!)

今回はその経過の様子をご紹介したいと思います。(専門的な言葉はなるべく平易な言葉にします)


ドイツから取り寄せたビアグラス。

無色透明なグラスに一体どのようにして模様や文字を書き込んでいくのでしょう?自分も兼がね不思議でした。幾つかの方法がある中から今回採択したのは「直刷り」という手法です。

ただし、それに至るまで紆余曲折がありました。。。

まず「ガラスに直刷り」する方法で試してみました。もっと簡単な方法(転写紙で貼る)もありますが、ここは敢えて安っぽくならないよう敢えて直刷りで。因みに日本のガラス直刷り技術はとても高く例えば化粧品のビン等にも多く用いられているそうです。

【直刷りの手順】

1:シルクスクリーンの版を作る 
2:直接ガラスにプリント 
3:窯に入れて焼く
4:絵具を定着させ仕上げる


ガラスにシルクスクリーンでプリントするまでは上手くいったのですが、窯入れし焼くとガラスが非常に薄いため、熱により少しへたってしまいます(飲み口がカールしてしまう)。

一旦プリントを断念し、別の方法で試してみることに。

吹き付けてガラス面を彫る「サンドブラスト」(特撮ヒーローの必殺技のような名称。何だか強そう)でステンドグラスの模様を入れてみました。

出来上がりはとても綺麗。しかしビールを注ぐと模様がよく見えなくなってしまいました。理由としてやはりまたグラスの薄さが問題に。要は薄過ぎて深く彫れないため、液体を注ぐと柄が消えてしまうのです。


サンドグラスで作ったビアグラス。ビールを注ぐとグラス自体が薄いため、せっかくのステンドグラス柄が見えにくくなってしまいます。

直刷りよりもサンドブラストの方が高級な手法にも関わらず、その良さを今回のグラスでは十分に発揮できないことが判明。(またふりだしに戻ってしまいました)

あらためて「直刷り」のグラスに着目。焼き方を調整することで、口縁のへたれを出さずに焼くことはできないか業者さんや職人さんと相談。低温で焼いても定着する絵具を探し出しそれを使ってみることにしました。

これが大成功!!へたれることなく焼き上がりました〜

そして「サンドブラスト」とは比べ物にならない程ビールを注いでも模様がはっきりと分かるようになったのです。


完成したフェルメールのビアグラス。

前回、麦酒男・タカバシ (@draftbeerman)さんに紹介してもらったオランダビールをこのグラスに注ぎ、グイッと飲み干したいものです。

また、ビールが飲めない方も結構なんにでも合う作りのお洒落なグラスとなっているので、お好きなものを注いで、様々に変化するフェルメールの窓を楽しんで頂ける一品かと。



また、R(曲線)が付いたグラスにプリントする為には、扇状の版が必要となります。そちらもデザイナーさんと相談し歪みなく清く正しく?!プリントできるよう微調整をしてもらいました。

これにより、見た目が真っ直ぐなステンドグラス模様となります。

また、グラスにぽつんとステンドグラス模様が付いていても寂しく間が抜けている感じですので、裏面にはフェルメールに関して自分が綴った駄文をプリントしました。

かなり大ぶりなグラスですので、350ml缶では窓を全部ビールで満たすことは出来ません。お飲みになる際は是非500ml以上のビールをご用意下さい(笑)



完成したグッズは「マウリッツハイス美術館展」ミュージアムショップで販売します。ビアグラスの他に、革製キーホルダーとそれともう1点秘密のグッズも制作中です!お楽しみに〜

【前売券&グッズ】
フェルメールの作品をプリントしたコットンスカーフ(非売品)が付いてくる、お得な前売りチケットを発売中です。コンビニやJTBの店頭で購入出来ます。


発売は6月29日まで。
フェルメール・コットンスカーフはショップでは販売しません。

チケットに関してはこちらでチェック!(既に売切れたものもあります)


展覧会公式サイト:
http://www.asahi.com/mauritshuis2012/
「マウリッツハイス美術館展」オランダ・フランドル絵画の至宝

会期: 2012年6月30日(土)〜9月17日(月・祝)
休室日:月曜日(ただし7月2日・16日、9月17日は開室。7月17日は休室)
会場 : 東京都美術館 企画展示室(東京・上野公園)
開室時間 : 9:30 〜 17:30(金曜日は20:00)、入室は閉室30分前まで
休室日 : 月曜日(7月2日は開室。休日の場合は翌日休室)
お問い合わせ : ハローダイヤル 03-5777-8600
主催 : 東京都美術館(公益財団法人東京都歴史文化財団)、朝日新聞社、フジテレビジョン
後援 : オランダ王国大使館
特別協賛 : 第一生命保険
協賛 : ジェイティービー、ミキモト、凸版印刷、シュウ ウエムラ

※前売券やグッズ付き鑑賞券を販売中。
※2012年9月29日(土)〜2013年1月6日(日)神戸市立博物館にも巡回します

マウリッツハイス美術館展: 公式ガイドブック (AERAムック)

マウリッツハイス美術館展: 公式ガイドブック 』(AERAムック)

編集と一部執筆に携わった『マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック』いよいよ6月7日に朝日新聞出版さんから発売となります。只今絶賛予約受付中です!

【「マウリッツハイス美術館展」関連エントリ】
「マウリッツハイス美術館展」記者発表会
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今年最も観たいフェルメール作品は?
業界初:「マウリッツハイス美術館展」×「青い日記帳」連動コラボグッズ
武井咲さん「マウリッツハイス美術館展」オフィシャルサポーターに就任!
「マウリッツハイスへの道」Vol.1
東京都美術館リニューアルオープン
「マウリッツハイスへの道」Vol.2
「マウリッツハイスへの道」Vol.3
「マウリッツハイスへの道」Vol.4
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「マウリッツハイスへの道」Vol.7
「マウリッツハイスへの道」Vol.8

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フェルメールに乾杯!
やっと会えた。
| 算感詩音 | 2012/07/01 1:32 AM |
【お知らせ】
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いちばんやさしい美術鑑賞』 (ちくま新書)


編集・執筆を務めた『フェルメール会議』10月2日発売です!

編集・執筆を務めた『カフェのある美術館 素敵な時間を楽しむ』(世界文化社)好評発売中です。


青い日記帳(編集)『美術展の手帖』小学館より発売中です。


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「展覧会に出かける前に準備しておきたい5つのこと。」

「展覧会を何十倍も楽しむために心がけたい5つの秘訣。」

フェルメールへの招待
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読んでおきたい10冊のアート関連本

パリ行って来ました
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BLUE HEAVEN(本館)

『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

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「美連協ニュース」寄稿

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