青い日記帳 

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「ツタンカーメン展」

上野の森美術館で開催中の
「エジプト考古学博物館所蔵 ツタンカーメン展 〜黄金の秘宝と少年王の真実〜」に行って来ました。


ツタンカーメン展公式サイト:http://kingtut.jp/

1965年(昭和40年)に東京国立博物館で開催されて(入場者数129万人)以来、実に約半世紀ぶりに開催される「ツタンカーメン展」

かつてドイツに貸し出した際に作品が破損したことを重く見たエジプト議会が向こう20年の貸出し禁止措置を取った為に長きに渡り日本だけでなく欧米諸国でも「ツタンカーメン展」開催されてきませんでした。

そんなエジプトの至宝がついに解禁となり世界ツアーを敢行!2005年6月から欧米各都市(バーゼル、ボン、ニューヨーク、ロンドン、メルボルン等)を巡回し、各都市で100万人を越える入場者数を記録。


ツタンカーメンの半身像

大阪でも93万という驚きの入場者数を叩き出したこの夏最大の話題のエジプト考古学博物館所蔵「ツタンカーメン展」。満を持して東京上野に登場です。

今回の展覧会の監修者であるザヒ・ハワス博士についての紹介映像を観てから展示室に入る仕組みが取られています(ディズニーランド方式?!)

ザヒ・ハワス博士 Dr.Zahi Hawass
ツタンカーメンをはじめとするエジプト考古学史の謎に科学と考古学を融合させたアプローチで挑み、歴史的な成果を上げているエジプト考古学の最高権威。CTスキャンやDNA鑑定などにより、多くの謎につつまれた少年王ツタンカーメンに迫ろうとしている。さらに、新たなる王墓発見と真実を追い求め、今もなお発掘、研究を続けている。


数分の紹介映像が済み巨大な扉が開くとそこはまさにツタンカーメン・ワールド。古代エジプトにたとえ興味関心がさほど無い人であっても所狭しと展示されている、瀝青、アンク、ファイアンス、ヘセト容器、ロータス、ネムセト容器、シャブティ等を実際に観るとテンション否でも高まります。



展覧会の構成は以下の通りです。

1:ツタンカーメンの世界(新王国時代とは)
2:古代エジプト人 スピリチュアル・ワールド
3:ツタンカーメンのミステリー
4:世紀の発見ツタンカーメンの王墓
5:ツタンカーメンの真実
6:黄金のファラオたち


やっぱりツタンカーメンと言えばどうしても黄金をイメージしてしまいます。第1章、2章ではそれが控え目でなので飢餓感と期待感が心の中に交差し落ち着かぬ気分に。そんな気持ちを救ってくれるのがツタンカーメンの曽祖母チャウヤ。


チャウヤの人形棺

二重構造の入れ子式の人形棺の外棺。金箔を隙間なくこれでもか〜と思う存分に使われています。全体に施された装飾にも強く惹かれるものがあります。ひいおばあちゃんありがとう!!

2階の展示室へ移るとそこはもうまさにツタンカーメン一色。王墓から出土した贅を極めた装飾品や副葬品の数々が待っています。


それぞれ上段左から、ツタンカーメンのシャブディ(冥界で死者に課せられる労働を行う)、ツタンカーメンの即位名を象った胸飾り、両翼のスカラベ付き胸飾り、ツタンカーメンの胸飾り。

ひとつひとつの作りが実に丁寧なんですね。両翼のスカラベなんて羽一枚一枚が違う石や金で表現されています。そして金地にひと際目立つ濃い青が要所要所に使われているのもポイントです。

フェルメール作品の黄色と青と同様にツタンカーメンは金色と青の補色の関係に注目です。今回の目玉作品「黄金のカノポス」も青色がしっかりと利いています。


「黄金のカノポス」(ツタンカーメンの内臓が保管されていた器)

最後の黄金のファラオの章ではまさに金尽くしの超贅沢な空間となっています。ツタンカーメンのミイラが身にまとっていた黄金の襟飾りや短剣などはまさに一級品の美術品と呼べるでしょう。

どうして大阪で93万人もの入場者があったのか観に行くまで不思議でしたが、簡単に氷解しました。やっぱワクワクしますよね。エジプトものって、それが更に「ツタンカーメン」となると未だ解明されぬ謎と共に一層ハイテンションにさせます。


「ハヤブサ形の黄金の胸飾りとおもり」

カーターが発見した時、ツタンカーメンのミイラの右胸にこの大きな黄金のハヤブサ君があったそうです。

因みに今回の「ツタンカーメン展」世界ツアーは東京展で最後。終了後はカイロ博物に館新設されるグレートクエロミュージアムで展示されることになっているそうです。政治情勢から鑑みてもしばらくは海外に出すことないでしょうね。

たとえ、貸し出しOKとなっても、10年後20年後に日本で開催される保証なんて何処にもありません。中国やドバイまでわざわざ足を運ばねばならないかもしれません。

日本で観られる幸せ噛みしめつついざ「ツタンカーメン展」!12月9日までです。


エジプト考古学博物館所蔵
ツタンカーメン展 〜黄金の秘宝と少年王の真実〜


会期:2012年8月4日(土) 〜 12月9日(日)
開館時間:10:00 〜 18:00
(入場は閉館60分前まで)
会場:上野の森美術館
http://www.ueno-mori.org/

ツタンカーメン展公式サイト
http://kingtut.jp/

このPerfume的な3神もお見逃しなく!

「ホルウル(大ホルス)神像」「プタハ神像」「ドゥアムウトエフ神像」

注:会場内の画像はプレス内覧会時に主催者の許可を得て撮影したものです。

Twitterやってます。

@taktwi


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JUGEMテーマ:アート・デザイン


1965年高度成長期、日本を熱狂の渦に巻き込んだツタンカーメン王の「黄金のマスク」が来日してから約半世紀が経ちました。黄金に彩られた副葬品の数々は、21世紀を生きる私たちを3300年前の世界へといざなってくれます。また発掘に関係した人々が次々に亡くなり"ツタンカーメンの呪い"がまことしやかに伝えられるなど、ツタンカーメンにまつわるミステリーは今も人々の心を惹き付けてやみません。今回の展覧会では、ツタンカーメンの王墓から見つかった副葬品約50点など、日本未公開の展示品を含むエジプト考古学博物館(カイロ博物館)所蔵の122点を、元エジプト考古大臣ザヒ・ハワス博士監修のもと展示いたします。
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