2005.06.28 Tuesday
ドレスデン国立美術館展
神戸での展示を無事終え、今日から場所を上野に移し開催の
「ドレスデン国立美術館展ー世界の鏡ー」に行って来ました。 展覧会の構成は以下の通り。 工芸品から絵画作品まで幅広く展示されていました。 1、ドレスデンの美術収集室(クンストカンマー) 2、オスマントルコ帝国ー恐怖と魅惑 3、イタリアー芸術の理想像 4、フランスー国家の表象と宮廷文化 5、東アジアー驚嘆すべき別世界 6、オランダー作られた現実 7、ドイツーロマン主義的世界観 ザクセン公国の歴代の君主たちが、国の力を誇示するために 世界各地から集めたコレクションからなる展覧会です。 現在の「○○コレクター」と根本的には同じ発想です。きっと。 違うのはその財力と持てる力だけ。「だけ」と書きましたがこれが大きい。 まぁ、これだけの芸術品を収集するのは並大抵ではできません。 流石、国王。天晴れです。 この膨大コレクションの礎を築いたのがこちらのアウグスト強王さん。 ヨーロッパの国々を旅し「これだ!」というものは片っ端から収集。 お金(力)があるって羨ましいな〜 今の世の中に行きていたら、ペプシのSTAR WARSボトルキャップなんて 「大人買い」バンバンしてすぐに60種類集めてしまうんだろうな〜 誰よりも早く。 それはさておき、肝心の展覧会はというと。 フェルメール、フェルメールと前日から騒いでいましたが 当然、それだけではなく他にも見応えある展示品わんさかとありました。 地下二階の展示室にまず入ると、大きな物体が目の前に陣取っています。(高さ2m以上!!幅1.5m!!) 「集光鏡」というものだそうです。 太陽の光を反射させ、物質を溶かすのに利用したそうです。 裏側にはニコニコしている太陽が掘り込まれています。 「集光鏡」もそうですが、この「ドレスデンの美術収集室(クンストカンマー)」に展示してある物、一見して素人ではなんだか分かりません。逆にお友達と行ったら「これ何だろうね〜」なんて当ててみるの面白いかもしれません。キャプションにはちゃんと答え書いてあるので安心です。 「スーパーヒトシ君」をどのタイミングで出すかがポイントかと… セクション2はオスマントルコの当時の進んだ文化に触れることができます。闘いたくなかったでしょね・・・こういう国とは。 強そうです。展示品一つ一つ見るだけでも。 武器の意匠も今見てもとても洒落ています。 このセクション「あれ、東博??」と思わせるような雰囲気です。 行かれるときっと分かります。 地下三階へ下りイタリアとフランスについてはあらためて感想書くまでもないのですが、 観るポイントとしては「風景画」だと思いました。 ティツィアーノの「白いドレスの女性の肖像」は 勿論目玉作品の一つですが、その周囲を固めるように展示されている マルコ・リッチやカナレットの風景画は見応えが十分にあります。 カナレットの「空」の空間の取り方が絶妙でした。 またベルナルド・ベロットという画家さんの描く「水面」は独特です。 初めて目にしたタイプの水面の表現でした。 ローズカットのダイヤモンドがまとめて展示してありますが ここだけライティングが違うのでは?と思うほどキラキラ☆してました。 また地下二階に戻り「東アジアー驚嘆すべき別世界」へ。ここの展示も楽しめます。マイセンと日本の伊万里・有田や中国の陶磁器が 並べてセットで展示してあります。 色形図柄ほとんど同じものです。どちらが伊万里焼でどちらがマイセンか。 次第に観ているうちにズバリ当てられるようになるから楽しいです。 展示ケースのガラスは旭硝子の高透過・高透明ガラス「クラリティア」が使われていました。詳しくはこちら。 そんな新しいガラスケースに展示された伊万里焼やマイセンを観て ふと後ろを振り向くと。。。いきなり、そこには・・・ ![]() 不意打ち食らって、フェルメールを鑑賞する心の準備が出来ていませんでした。 「窓辺で手紙を読む女」いきなりの登場です。 セクション的には当然、ここでなく次のオランダに属しているのですが。。。 家に帰ってフロアプランを見たら一応それらしくは色分けしてありました。 でも、これ見落とします。生命保険の約款のようです。 で、お目当てのフェルメールの作品ですが、前回プラド美術館で観た時と 随分印象が違って観えました。「あれ、あれ??」とつぶやく私。 額縁が不似合いのようです、この絵とは。 でも、作品自体は勿論素晴らしく、文句無し。 携帯の待ち受け画面の画像にこの絵を長いこと使っている自分としては やはり涙もの。来て良かった、観られて良かった〜とまず最初に思いました。 で、詳しい感想については後日ゆっくりと。 書きたいこといっぱいありました。 新発見も含めて。 ![]() さて展示室が変わって本当のオランダのセクションへ。ここの部屋、toshi館長が来たら多分何時間でも 居座ってしまいそうな作品の数々。 中でも、ヘリット・ダウ「祈る隠修士」これ最高。 ダウは植物とか描かせると本当に上手いですね〜 またウィリアム・ド・ポールテル「キリストの神殿奉献」 マウリッツハイス美術館にあるレンブラントの「シメオンの賛歌」を彷彿とさせる素晴らしい作品でした。 そして最後のセクションはドイツ。エルンスト・フェルディナント・エーメ「霧中の行列」「サレルノ湾の月夜」どちらの作品も紫色と緑色からなる灰色が全体を覆う、独特の雰囲気のある作品です。 長々と書いてまとまりませんが、フェルメールだけでなく あれこれと楽しく興味深く鑑賞できる展覧会です。 会期は9月19日までです。 普段の日は夕方5時30分まで開催してます。 カタログが2パターンありました。 普通のカタログ(2500円)とエッセイ集(1000円) 追記:7月にオフ会開催したいと思います。 日程は16日の土曜日です。 美術館に午後4時くらいに集合し、絵を鑑賞。 その後、懇親会へ・・・ mixi内に「フェルメールオフ!」のコミュ立てました!! ドレスデン国立美術館は、12の部門から成り、その規模、内容ともに世界有数の美術館複合体です。バロック建築の傑作ツヴィンガー宮殿の中にある、15−18世紀の巨匠絵画で有名な「アルテ・マイスター絵画館」、自然科学の諸機器による「数学物理学サロン」、東アジアおよびマイセン産の「磁器収集室」、16世紀後半に武器庫として建てられた城館アルベルティーヌムの、ドイツ・ロマン派をはじめとする19−20世紀絵画を扱う「ノイエ・マイスター絵画館」、アウグスト強王の秘宝や贅を尽くした宝飾品が収められた「緑の丸天井」宝物館などがあり、本展では、各部門から選りすぐられた約200点の多彩な作品を紹介します。 |
地下二階の展示室にまず入ると、大きな物体が目の前に陣取っています。







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