青い日記帳 

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「エリザベート展」

日本橋三越本店 新館7階ギャラリーで開催中の
「輝ける皇妃 エリザベート展」に行って来ました。



オーストリア、ウィーンのギフトショップで最も目にするのがエリザベートを描いた作品を用いた土産物。クリムト・イヤーで湧いている2012年でもクリムトイヤーの「接吻」よりも圧倒的に人気を誇るのは「シシィ」の愛称で親しまれている皇妃エリザベート。

皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に見染められ、わずか16歳で名門ハプスブルク家に嫁ぎ4人の子どもを授かり、何不自由ない順風満帆な華やかな生活を享受した一方で、常にどこか暗い影が付き纏う美貌のシシィにオーストリア国民ならず世界中がぞっこん。

単純に美しいだけでは駄目なのですよね。どこかしら影を感じさせないと。見た目の美しさに人々は惹かれる一方で、他人の不幸も甘い蜜だったりするものです。

さて、そんなエリザベートのゆかりの品々およそ120点(愛用の宝飾品、衣装、家具、絵画など)をウィーン・ミュージアム、シュテファン寺院博物館他から集め開催されている今回の展覧会。少女時代から暗殺されるまでのシシィの生涯が彼女が愛用した物を中心に紹介されています。

何と言っても一番の目玉は日本初公開のこれでしょう〜


エリザベートの星の髪飾り
ロゼ・フィッシュマイスター蔵

「シシィの星」とも呼ばれるエリザベートが愛用した髪飾り。美しい長い髪を維持する為に信じられないくらい入念な手入れを毎日行ったことは皆さんの方がお詳しいかと思いますので割愛。

エリザベートの星の髪飾り」の模造品(1000円ちょっと)がショップで飛ぶように売れていたのも何だか納得出来ます。本物を目にしたら欲しくなってしまいます。


エリザベートの円形牌
ウルバネック蔵

最も興味関心が行ったのはエリザベートが徹底して追求した美。いかに自分を美しく魅せるか、自分の美貌を損なわずにキープするか、その執念に近い想いが随所で見て取れました。

例えば、おしろいは断固として受け入れず、使っていたのは宮廷薬局で注文する口紅と頬紅だけだったそうです。今日の「ナチュラル・ビューティー」の美意識を先取りですね。「自分の地の姿をそのまま見せる」中々そう誰しもができることではありません。


黒いビーズ・スパンコールのコルセット型ベルト
バート・タッツマンスドルフ療養所博物館蔵

また体型も常に気を配っていたそうで、身長1メートル72センチ、体重は生涯45キロから50キロ(ウエスト50センチ!)を維持していたそうです。

どこへ行く時でも体重計は持たせたというのですから、美に対する意識は徹底しています。オレンジ・ダイエットを取り入れていたことをかみさんから教えてもらいました。

エリザベートにとって「美」とは健康ですらりとした身体に、くすみのない肌と艶やかな髪だったのでしょう。シンプルながら4人も子どもを産んだ女性が実践するには、並大抵の努力と強い意志がないと出来るものではありません。

自分自身に対する厳しさをまさか日本橋三越の「エリザベート展」で学ぶこちになろうとは、思いもしませんでした。

そうそう、こんなユニークな事も学んで来ましたよ。


エリザベートのシルクの扇
個人蔵

貴婦人たちは単に風を送るだけでなく、もっともっと「実用的な」扇テクニックを駆使していたことを今回の展覧会で知りました。その一部を記しておきますね。

指をそっと扇の先に当てる→「あなたとお話したい
扇でほほをなでる→「愛しています
半分開いた扇を唇に当てる→「キスしてもいいですよ
扇を素早く、音をたてて閉じる→「ランデヴーは無理です
閉じた扇を右目に当てる→「いつ会えますか?


扇の扱いひとつにこんな「意味」が込められていたのですね!

展覧会に関しては、こちらの記事にとても詳しく丁寧に紹介されています。ご一読あれ。

「輝ける皇妃 エリザベート展」 語り継がれる「美の伝説」

「エリザベート展」は8月20日までです。面白かったですよ〜


輝ける皇妃 エリザベート展
会期:2012年8月8日(水)〜8月20日(月)
会場:日本橋三越本店 新館7階ギャラリー

開館時間:午前10時〜午後6時30分(午後7時閉場)
※最終日は午後5時まで
主催:NHKプロモーション、産経新聞社
問い合わせ先:日本橋三越本店 TEL03-3241-3311(大代表)

おまけ:
3月に撮影したウィーンの街並み。













Twitterやってます。

@taktwi


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JUGEMテーマ:アート・デザイン


オーストリア皇妃エリザベートは、その美貌と悲劇的な生涯で、本国オーストリアのみならず、日本でもたびたびミュージカル等で取り上げられるなど、馴染みの深い欧州貴婦人の一人です。
19世紀末、ヨーロッパ随一の美貌と謳われたエリザベートは、名門ハプスブルク家の皇帝フランツ・ヨーゼフに見初められ、わずか16歳で嫁ぎ、オーストリア皇后になります。故郷のバイエルンで自由奔放に育ったエリザベートにとっては、ハプスブルク家の古いしきたりが支配する宮殿の日々は、受け入れがたいものでした。その心の隙間を埋めるように、若さと美を追い求め、豪華絢爛な暮らしに身を投じていきます。愛し合いながらもすれ違ってしまう夫との生活や、最愛の皇太子ルドルフの自殺など、様々な悲劇が彼女を襲います。過酷な運命は、最後には彼女自身にも及び、スイスのジュネーブで、イタリア人の無政府主義者の手で暗殺されてしまいます。
本展ではウィーン・ミュージアム、シュテファン寺院博物館、クロイスターノイブルク修道院博物館などが所蔵する、愛用の宝飾品、衣装、家具、絵画などエリザベートゆかりの品々、約120点を一堂に展覧いたします。特に肖像画にも描かれている愛用品「星の髪飾り」が日本で初公開されることが注目を集めています。華やかさと哀しみが背中合わせだった宮殿生活を彩った品々で、「シシィ」の愛称で親しまれた絶世の美女、皇妃エリザベートの波乱に満ちた生涯を振り返ります。
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