青い日記帳 

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「内海聖史 - 方円の器」

アートフロントギャラリー(代官山ヒルサイドテラス A棟)にて開催中の
内海聖史個展「方円の器」に行って来ました。


http://artfrontgallery.com/location/

昨年、表参道のvoid+で開催した「内海聖史 シンプルなゲーム」で初めて四角以外の何らかの「形」あるキャンバスを使用し、新たな境地に踏み込んだ内海さんの個展。

今回は案内状の表紙に堂々と手裏剣のような形をした新作「ポラリス」が掲載されています。また内側には七つ星の形状の「是空(七芒星)」も。


アートフロントギャラリー前を道行く人もいつもと雰囲気の違うギャラリーに気を留められる方もさぞかし多いことでしょう。

気になったら、ギャラリーへ思い切って入ってみましょう。


内海さんの新作(意欲作)「是空(七芒星)」と「ポラリス」が陣地を取り合う仲の良い姉妹のように展示室に鎮座しています。

それにしても大きな作品です。5m弱はありますでしょうか。



これまでの内海さんの作品展開(展示空間との関わり)を知っている方ですと、ちょっと違和感を覚えるほど大胆な形状と大きさです。そして空間に無理矢理入れ込んだ感が否めません。

《参照》
内海聖史平面から空間へ - 内海聖史の作品展開


内海聖史「是空(七芒星)」(部分)2012年

心が鎮まったらじっくり作品に寄って見てみましょう。するいつもの内海さんの丁寧な仕事ぶりがちゃんと確認出来ます。色彩にも濁りはありません。

前回の個展「シンプルなゲーム」でお話を伺った際に「空間に喰われないようにするために、どうしたら良いのか幾つかの展示プランを考えに考え抜いた。」と語っていました。

さて、今回はどうでしょう。実は、展示室がもう一ヶ所あります。


内海聖史「是空」2012年


内海聖史「是空」2012年

二つの展示室をまたぎ展開する巨大な壁画のような新作「是空」。オランジェリー美術館のモネの睡蓮を想起させる大胆な作品です。

展示空間を自らの作品によって雰囲気を一変させ昇華させる、これまでの内海さんお得意の手法が如何なく発揮されています。


内海聖史「是空」2012年「色彩の下」2008年

これまで以上に展示空間の制約を喜んで引き受け作品を作っている向きさえ感じられます。

デビュー当時ほぼ正方形のキャンバスに線だけで作品を構成したフランク・ステラが、時を経るとともに様々な形のシェイプトキャンバスへ移行して行った姿が「是空(七芒星)」と「ポラリス」の展示室では重複しましたが、もうひとつの「是空」を観て、決してステラとは同じ道を歩まないであろうと確信が持てました。


内海聖史「是空」(部分)2012年

と、同時に早くも次の個展がどのような展開をみせるのか楽しみになってきました。変化を求める気持ちと現状維持でいて欲しい気持ち。相反する想いを内海さんならきっとどちらも叶えてくれるはずです。

《参照》
内海聖史スタジオ訪問レポート
制作風景がリンク先で紹介されています。


アートフロントギャラリーの2階ではこれまでの内海さんの比較的小ぶりな作品も公開されています。また近くの代官山 蔦屋書店内のラウンジカフェAnjinにも本に紛れ込んで内海さんの作品が展示されています。

「内海聖史 - 方円の器」は10月21日までです。


内海聖史個展「方円の器」

会期:2012年10月5日(金)〜10月21日(土) 
※月曜日休廊
開廊時間:11:00〜19:00
会場:アートフロントギャラリー
東京都渋谷区猿楽町 29−18 ヒルサイドテラス A棟 
http://artfrontgallery.com/location/

Twitterやってます。
@taktwi

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3026

JUGEMテーマ:アート・デザイン


内海聖史は、油彩を用い点描のような小さな円を組み合わせて様々な色彩を使って美しい作品を表現しています。また、空間にも特化し、展示場所に合わせてサイズや形を変化させ、絵画インスタレーションとして斬新な作品展開をしています。

今回の展覧会では、2つの大きなスケールの作品を展示します。
5日(金)よりオープンされる1つ目の作品は、ギャラリースペースに大胆に孤を描いたもので大型絵画インスタレーションとして展開します。2つ目のインスタレーション作品は、10日(水)よりご覧いただけます。絵画の新たな可能性が伺える圧倒的なスケール感を体感ください。
また、会期中にはインスタレーション作品の他に、多数の小中サイズの作品もギャラリースペース内及び別室にてご覧いただけます。緑や黄色の色彩豊かな作品を是非お楽しみください。

ギャラリーにお越しの際にお渡ししている展覧会リーフレットには、本展覧会に際し、平田剛志氏より寄稿して頂いた文章を載せています。

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