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「チョコレート展」

国立科学博物館で「チョコレート展」が開催中です。


チョコレート展公式サイト
http://event.yomiuri.co.jp/chocolate/

新宿伊勢丹で華やかに開催されている「サロン・デュ・ショコラ」と同じようなチョコレートの祭典と勘違いして、足を運んでしまうと、チョコじゃなく肩すかしを食わされるのでご注意を。

ここは上野の博物館。あくまでも博物館的な展覧会なのです。

人気のショコラティエが腕をふるった芸術的な美味しさのチョコレートの試食や販売は残念ながら行われていませんので念の為。


「カカオの木は、どんな植物?」

まずチョコレートの原点、カカオの種を採集する「カカオの木」からお勉強です。(そこからか!とか突っ込みいれないように)

因みに、カカオは「神様の食べ物」という学名を持っているそうです。そうそう我々が思っている以上にカカオの実って大きいのです。これにはビックリ。


マヤ文明におけるカカオ

続いては「チョコレートをめぐる歴史」をお勉強。チョコレートの起源は、カカオの種子をすりつぶして作る飲み物だそうです。マヤ文明などの支配階級の人々に愛飲されたとか。まだまだ一般的なものではなかったのですね。

中米で神聖なものとして珍重されたカカオの飲み物(現在のチョコレートドリンクとは違い他の香辛料なども加えた、想像し難いものだったようです)が、16世紀にヨーロッパへ。


チョコレートポット、カップのコレクション

ヨーロッパの人々が、チョコレートを楽しむため、様々に装飾された食器をこしらえました。それらが半円形の展示ケースにずらりと並べられています。

飲みものだったチョコレートが現在のような固形の食べ物に姿を変えたのは、1847年のこと。意外と歴史が浅いことが分かります。

バンホーテンがココアバターの抽出に成功してから約20年後のこと。イギリス人のジョセフ・フライが、カカオマスにカカオバターを混ぜた、固形チョコレートの原型を作ったそうです。

フランスでもベルギーでもなく、イギリスで発明されたといのが今としては可笑しく思えますが、当時のイギリスは製造業が最もヨーロッパで盛んだったこと考えると自明のことなのかもしれません。


チョコレートと日本

江戸時代後期にオランダから日本にもたらされたチョコレート。1797年長崎の遊女が“しょくらとを”(=チョコレート)を貰い請けるとの記述が『寄合町諸事書上控帳』が残っているそうです。

史料に記された日本で最古のチョコレートが遊女町の記録に記されているのも、何ともまぁ「お菓子」なことですね。

「チョコレート展」会場マップ

クリックで拡大します。

ここから先のセクションがこれまた変わった趣きに。カカオ豆から我々が口にするチョコレートが出来るまでを「チョコレート工場」風に紹介していきます。



前半でチョコレートの歴史を学んだので、後半は社会科見学として「チョコレート工場」へ。やっぱり博物館で開催するだけあってお勉強がメインに。


焙炒(ロースティング)
カカオ豆になった気分で、チョコレートができるまでの工程を疑似体験


世界にひとつだけのチョコレート「フォトチョコ」

最後はパッケージに自分の顔を入れて完成。

しかし、自分が原材料になって作られたチョコレートのパッケージに顔写真入れるって、よくよく考えるとシュールというか、一歩間違えるとホラーな世界に。でもそれが許せちゃうのも甘〜いチョコレートだからこそ。

甘い甘いチョコレートを食べることは出来ませんが、次に口にするときに歴史や工程を思い出し、これまでよりも一段と美味しく感じることが出来るかと。

「チョコレート展」は2013年2月24日までです。

展覧会会場入口ではチョコレートで作られた国立科学博物館(クジラと機関車も両脇にしっかりと設置されています)が出迎えてくれます!


開催期間:2012年11月3日(土・祝)〜2013年2月24日(日)
開催時間:午前9時〜午後5時(金曜日は午後8時まで)
※入館は各閉館時刻の30分前まで
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)、12月28日(金)〜1月1日(火・祝)
ただし、12月25日(火)は開館。
主催:国立科学博物館、読売新聞社
後援:文部科学省
協賛:日本チョコレート・ココア協会
公式サイト http://event.yomiuri.co.jp/chocolate/


チョコレート展限定オリジナルグッズ

※画像は主催者の許可を得て撮影したものです。
(撮影@yukitwi)

国立科学博物館日本館ではこんな魅力的な企画展も開催中です!


企画展「日本鳥学会100周年記念 鳥類の多様性」
開催期間 平成24年10月6日(土)〜12月9日(日)
場所 日本館1階企画展示室
主催 国立科学博物館
後援 日本鳥学会、山階鳥類研究所

今年2012年は日本鳥学会が創設されてちょうど100年目となります。これを記念して、日本の鳥類研究の歴史と最新の成果を、日本と世界の多種多様な鳥の標本とともにご覧いただきます。さらに、最新の鳥の分類とDNAバーコーディング、繁殖・渡り・採食の生態研究の最新の成果を通じて、鳥学の魅力をお伝えします。環境保全のリード役となっているコウノトリやトキなどの保全プロジェクトについてもご紹介します。

Twitterやってます!
@taktwi

この記事のURL
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JUGEMテーマ:アート・デザイン


小さな一粒から、カカオを育む自然の恵み、チョコレートを発明した人類の智慧(ちえ)と工夫、そして、世界のつながりまで見えてくる──。
歴史、製法、おいしさの秘密、チョコレート工場の内側など、知っているようで知らないチョコレートの魅力を紹介します。
さあ、チョコレートの世界へ足を踏み入れてみましょう!

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「チョコレート展」 国立科学博物館 | はろるど | 2012/12/09 7:58 PM