青い日記帳 

TB&リンク大歓迎です!
<< August 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< 「チョコレート展」 | main | 「正倉院展」 >>

「山口晃展〜山口晃と申します 老若男女ご覧あれ〜」トークショー

美術館「えき」KYOTOで開催中の「山口晃展〜山口晃と申します 老若男女ご覧あれ〜」トークショーに参加してきました。



関西では大山崎以来久々となる山口さんのトークショー。この機会を待ち望んでいた山口ファンで会場は大盛り上がり。ちょっとしたトボケた山口さんの仕草一つでも笑いが得られる、話者としては最高のシチュエーション。

コムデギャルソンのジャケットにエルメスのネクタイを締め、いつもと違ったおされな出で立ちで望んだのは、このトークの前に平等院に襖絵を奉納する賑々しい儀式があったため。

堅苦しい呪縛から解き放たれたように、今日の山口さんの舌はいつになく絶好調でした。お客さんのうけもよかったですしね。

美術館「駅」KYOTOで開催中の個展は、これまでの山口作品を俯瞰するに余りある充実した内容の展示。大山崎の展示で肩すかしを喰った方も、今回の京都の展示をご覧になれば山口晃さんの多彩な魅力が紡ぎだす世界にグイッと引き込まれること間違いありません。

トークショーの主なテーマは3つ(後に4つだと判明)

・京都駅での展覧会
・『ヘンな日本美術史』
・平等院襖絵奉納



京都駅での展覧会は諸事情あり急遽、展示スペースに空白が出来てしまったので、子犬や風変わりな風神雷神図を直に山口さんが壁に描いています。ここでしか見られない激レアな「作品」です。

『ヘンな日本美術史』は面白いかつまらないか分かりませんが、一か八かで買って下さいとのこと。(個人的にはこれほど面白い日本美術史の本はないと思います)

カルチャーセンターで講演されたお話が文字になることに気持ち悪さを感じつつも、編集者さんと共に一冊の立派な本に。使用料の高い作品は山口さんのイラストで補うというウルトラCをもやってのけています。

画伯曰く。「寝転んで、ピーナツでも食べながら読んで下さい。」とのことです。


ヘンな日本美術史
山口晃 (著)

山口晃、初の書き下ろし「画論」!
自分が描いたということにこだわらなかった「鳥獣戯画」の作者たち。絹本に白色を差すまでの絵師の心細さ。「伝源頼朝像」を見たときのがっかり感の理由。終生「こけつまろびつ」の破綻ぶりで疾走した雪舟のすごさ。グーグルマップに負けない「洛中洛外図」の空間性。「彦根屏風」など、デッサンなんかクソくらえと云わんばかりのヘンな絵の数々。そして月岡芳年や川村清雄ら、西洋的写実を知ってしまった時代の日本人絵師たちの苦悩と試行錯誤……。絵描きの視点だからこそ見えてきた、まったく新しい日本美術史!カラー図版多数掲載

平等院養林庵書院襖絵奉納に関しては、また改めて。
極楽浄土への道「白道」の仕掛けについて熱く語るミヅマアートギャラリーの三瀦オーナー高ぶる思いとと共に。

【平等院養林庵書院 襖絵奉納特別公開】
養林庵書院(重要文化財)は桃山時代の遺構で、内部には狩野派一門による障壁画があり、平成の大和絵師・山口晃が歴史空間にどう挑むのか、必見です。
公開日:11月3日(土・祝)、4日(日)、10日(土)、11日(日)、17日(土)、18日(日)、23日(金・祝)、24日(土)、25日(日)
12月1日(土)、2日(日)
公開時間:午前10時から午後3時
拝観料:1300円(平等院入場料込み)
京都府宇治市宇治蓮華116 (JR奈良線「宇治駅」下車、東へ徒歩10分)


打ち上げ会場からホテルへ戻り、頭の記憶を繋ぎ合わせながら書いているので、帰宅次第加筆訂正します!まず今夜はこの辺で。


「山口晃展」は美術館「えき」KYOTOにて12月2日まで開催しています。

等院養林庵書院 襖絵奉納記念 山口 晃展
〜山口晃と申します 老若男女ご覧あれ〜

11月2日(金)〜12月2日(日)[会期中無休]
開館時間:午前10時-午後8時(最終日は午後5時閉館)
(入館締切:各日閉館30分前)
会場:美術館「えき」KYOTO
http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/floorevent/index_7f.html
主催:京都新聞社
企画:ミヅマアートギャラリー、イムラアートギャラリー


Twitterやってます。
@taktwi

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3044

JUGEMテーマ:アート・デザイン


日本美術をたくみに引用しながら、透徹した眼で現代世界を描く画家・山口晃。
大和絵や浮世絵を思わせる伝統的手法を取り入れつつ、キャンパスと油絵具を使うという独特な表現で、人物や建築物などを緻密に描き込む画風で知られている山口晃。武士を馬型のバイクに乗せ、超高層ビルに瓦屋根を描くなど、過去、現在、未来の時空を混在させながら、現代の日本の姿を批判精神・ユーモアを交じえて描き出す作品は、日本のみならず世界からも幅広く人気を得ています。
2012年、山口晃は京都宇治の世界遺産・平等院へ襖絵を奉納することとなりました。11月の平等院養林庵書院襖絵一般公開に併せ開催する本展では、ドローイング、油絵から立体作品および挿画までを一堂に公開します。山口晃の魅惑的な仕事をぜひご覧ください。
講演会 | permalink | comments(0) | trackbacks(1)

この記事に対するコメント

コメントする









この記事のトラックバックURL
http://bluediary2.jugem.jp/trackback/3044
この記事に対するトラックバック
     &nbsp;宇治を後にして京都駅まで戻り、「えき美術館」で開催中の山口晃さんの個展「山口晃と申します 老若男女ご覧あれ」を見て来ました。関西で開かれる個展としては2008年の「さて、大山崎」以来ですが、今回は初期の作品から最近の新聞の連載小説の挿