青い日記帳 

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「ブリヂストン美術館ナイト」無事終了しました。

ブリヂストン美術館60周年を締めくくるイベントとして開催された「ブリヂストン美術館ナイト」無事終えることが出来ました。



準備期間僅か2週間しかなかったにも関わらず、100名を超えるブリヂストン美術館ファンの方々にお集まり頂けたことに感謝感謝です。

簡単に本日のイベントを写真で振り返ってみましょう。

1:トークイベント−ブリヂストン美術館開館60周年を振り返って−


第一部
学芸員対談 ブリヂストン美術館VS 三菱一号館美術館
出演:ブリヂストン美術館学芸員 賀川恭子 / 三菱一号館美術館学芸員 阿佐美淑子

お二人の知らぬ間に決まってしまった対談でしたが、流石はご近所の美術館さんだけあって、用意していた時間を軽くオーバーしてしまう白熱した(女子)トークが炸裂!

次回お二人に語って頂ける機会があれば「こんなところが好きじゃない!」なんてぶっちゃけトークも是非お願いしたいものです。


第二部
アートブロガーを交えての意見交換会
特別出演:「青い日記帳」T a k / はろるど / 6次元 中村邦夫 
(司会・進行:ブリヂストン美術館学芸課長 新畑泰秀)

6次元の中村さんが作って下さった(配布資料)「ブリヂストン美術館を10倍楽しむ方法」によると、まずは彫刻に注目すべきとのこと。

現代彫刻がいかに古代エジプトやギリシャへの憧憬の念で溢れているか。その視点から見てみると、スルーしがちな彫刻たちもこれまでとは違った見方ができるとのこと。

はろるどさんは、ブリヂストン美術館さんが所蔵する近現代美術の多様性や観る際のポイントを丁寧に示してくれました。

ザオ・ウーキーやスラージュについての話しはもっともっと拝聴したかったですし、議論を交わしたいところでした。(時間が無く残念でした)



自分は、図版と実際の展示では見え方が違うということをお話したく、カミーユ・コロー(1796〜1875)の「イタリアの女」(1826−28)を取り上げ拙い話を早口で語らせて頂きました。

そしてもう一点はブリヂストン美術館の顔と呼ぶにふさわしいポール・セザンヌ(1939〜1906)晩年の傑作「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」(1904−06)について、他の美術館に所蔵されている「シャトー・ノワール」を描いた作品との比較を。


Château Noir(1900-04)
ワシントン・ナショナル・ギャラリー


Château Noir(1904-06)
ニューヨーク近代美術館

勝利の山「サント=ヴィクトワール山」と黒の館「シャトー・ノワール」が同じ画面に描かれている油彩画はブリヂストン美術館所蔵の1点のみ。(水彩画はウィーンに1点あり)

サント=ヴィクトワール山を描いた油彩画は30点以上あるが、シャトー・ノワールを描いた油彩画は4点程。シャトー・ノワールはセザンヌの自宅から約4kmの場所にあり、60歳を過ぎたセザンヌはそこまで馬車で移動したそうです。

アトリエとして買い取りを希望していたものの、売ってもらうことは出来ませんでしたが、それでも中庭に面した部屋を借りることが叶い、そこから俯瞰的な視線で絵を描いたそうです。



尚、「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」は、1999年9月11日〜12月19日に横浜美術館で開催された「セザンヌ展」に貸し出されていますが、他の展覧会に滅多に出ることはないブリヂストン美術館に足を運ばないと観られません。

今年、国立新美術館で開催された「セザンヌ展」や1996年2月8日〜4月28日にテイトギャラリー(現テイト・ブリテン)他で開催された大規模な「セザンヌ回顧展」にも一部会場を除き出品されませんでした。(コメントでご指摘がありましたので詳細を:パリ、ロンドン、フィラデルフィアを巡回し、自分が観に行ったロンドン(パリも)では展示されませでしたが、フィラデルフィア会場では展示されたそうです。)

予定してたよりも時間が短かったですが、素人が語るには丁度良い塩梅であったかと思います。これでトークイベントは終了。

2:特別内覧会・懇親会 
19:00〜20:00
ブリヂストン美術館60周年の最後を締めくくるコレクション展「気ままにアートめぐり」展を学芸員さんの案内付きで鑑賞。質問も自由に出来たのが好評でした。

また館内の一部の部屋は、写真撮影が可能でしたので、ブログやTwitter、FBやっている参加者にとっては嬉しかったかと。


更に、一階ティールームにおいて、参加者と当館学芸員との懇親会も行われました。


気ままにアート巡り
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/
12月24日まで開催しています。

三菱一号館美術館では今年の展覧会ベスト3に必ず入る「シャルダン展」を開催中です。

シャルダン展 ― 静寂の巨匠

会期:2012年9月8日〜2013年1月6日
会場:三菱一号館美術館
http://mimt.jp/

【次回展】

「奇跡のクラーク・コレクション展」
2013年2月9日〜5月26日

「クラーク・コレクション展」公式サイト
http://mimt.jp/clark/

「クラコレナイト」やりましょう!!


「ブリヂストン美術館ナイト」無事終了しホッとしています。

今後の参考までに、ここをこうした方が良い等のご意見御座いましたら、Twitterかメールでお知らせ下さると助かります。

寒い中、お集まり頂きありがとうございました。

Twitterやってます。

@taktwi


この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3074

JUGEMテーマ:アート・デザイン


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この記事に対するコメント

昨日はどうもありがとうございました。
非常に充実しすぎていて、時間がめちゃくちゃ早く感じました。
いやあ、トークイベントだけで1時間半もとってあったのに
あんなに短く感じるなんて思いもしませんでしたね。
ご挨拶もすることができましたし、よかったです。
早速私も記事にしたのでTBさせてください。

クラコレナイト」も楽しみですね。
予定が合えば、どんどんこのようなイベントに出席させていただきたいなと思っています。
鉄平ちゃん | 2012/12/03 2:26 AM
通りすがりのものですが、ひとつ失礼致します。

セザンヌの《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》は、1996年にテイトなどで開かれた大回顧展のカタログに出品作として掲載されています。カタログに図版は掲載されたが、実際の展覧会には出品されなかったということでしょうか。

大事な点だと思いましたので、確認致したく書き込みさせて頂きました。
マネ | 2012/12/03 10:13 AM
美術館ナイトでは興味深いお話をありがとうございました。内容の濃い、もっと時間のあればと思う会でした。
chariot | 2012/12/04 6:12 AM
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