青い日記帳 

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「ゆくとし くるとし」

三井記念美術館で開催中の
「ゆくとし くるとし―茶道具と円山派の絵画―」展に行って来ました。


http://www.mitsui-museum.jp/

三井記念美術館所蔵の国宝、重要文化財などの中からこの時期にぴったりの茶道具や円山応挙の絵画を紹介する展覧会です。

年内は、円山応挙「雲龍図」(12/8〜12/24展示)そして、年明けには恒例となった円山応挙「国宝 雪松図屏風」(1/4〜1/26展示)が公開となります。


展示室4「円山派の絵画」展示風景

長寿を願い寿ぐ画題の作品を代々三井家は特に好んだそうで、円山応挙の「福禄寿・天保九如図」「大黒図」、山口素絢の「鬼図」「雪中松に鹿図屏風」等おめでたい作品が勢ぞろい。年末年始にうってつけの展示となっています。

また、色鮮やかな亀岡規礼の「酒呑童子絵巻」がずらりと一挙公開されているのにも注目です。こちらは岩佐又兵衛ばりに血しぶき飛び散る場面もあるものの、全体を通しての美しさに目を奪われます。


展示室1「茶の湯の名品」展示風景

「観に行きたいのですが、いつ展示されるのでしょうか?」といった問い合わせの多い三井家所蔵の茶道具の名品たち。樂道入作「赤楽茶碗 銘鵺」、樂左入作「赤楽ひがき絵茶碗 左入二百之内」、「伊賀茶碗 銘西蓮寺」、「萩茶碗 銘トリノコシ」等々。

何かと慌ただしい年末年始ですが、三井記念美術館の展示室では時がゆったりと流れています。思う存分名品と対峙し、世界観に没入することが出来ます。こういう場所が都会の真ん中にあるだけでも幸せですよね〜

そうそう、本阿弥光悦作「重要文化財 黒楽茶碗 銘雨雲」は今回、展示室2に単品で展示されています。特別展示室の感がある展示室2での展示に耐えうるだけの「力」のある茶碗です。


展示室3「如庵」展示風景

国宝 志野茶碗 銘卯花墻」が展示室1,2に無いとやや残念な気持ちで歩みを進めると、何と展示室3「如庵」にありました!しかも「高野切」とセットで!!

何度も拝見させてもらったことありますが、こうして茶室内に置かれている姿はまた格別です。図鑑でしか見たことのなかった美しい蝶を、自然の中で実際に舞っている姿で初めて目にした時の感動に似ています。

そう、卯花墻がいつもよりも生き生きと、のびのびとしているように見えるのです。(画像からでもそれ観て取れますよね〜)いや〜よいもの見せて頂きました。はい。

また「夜咄しの茶事」の茶道具再現など、季節に見合った展示や「高麗茶碗」の特集展示もあり、かなり盛り沢山な印象。館収蔵品でこれだけの展覧会出来ちゃうのですから流石です。

ゆくとし くるとし―茶道具と円山派の絵画―」年内は12月24日まで。年明けは1月4日から26日までです。


ゆくとし くるとし―茶道具と円山派の絵画―

会期:2012年12月8日(土)〜2013年1月26日(土)
(注)通常最終日は日曜日ですが、1月27日(日)はビルのメンテナンスの為、今回の展覧会は、一日早い1月26日(土)が最終日となるそうです。
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日が休館)、年末年始12月25日〜1月3日
会場:三井記念美術館
主催:三井記念美術館
http://www.mitsui-museum.jp/


ミュージアムショップで販売されていた「ランチトートバック」
三井記念美術館所蔵の「色絵鮫紋茶碗」(仁清)、「国宝 志野茶碗 銘卯花墻」、「重要文化財 黒楽茶碗 銘雨雲」(本阿弥光悦)が絵柄になっています。カワイイ!

注:画像は主催者の許可を得て撮影したものです。

そして、円山応挙と言えば来年名古屋で開催されるこちら!(三井記念美術館所蔵の応挙作品も出ます)


「円山応挙展−江戸時代絵画 真の実力者−」
会期:2013年3月1日〜4月14日
会場:愛知県美術館
http://www-art.aac.pref.aichi.jp/
18世紀後半の京都で活躍した円山応挙(1733-95)は、写生的画風の「円山派」の祖として広く知られています。本展では応挙を、西洋銅版画や中国絵画からの写実画法学習、障壁画や屏風絵において現実空間の凹凸と奥行き表現を結びつけたトリックアート的着想、リアリティと軽妙洒脱さとを兼ね備えた技量とセンスなど、様々な角度から紹介し、応挙が江戸時代画壇の真の実力者であるとともに、近代日本画を準備した革新者でもあったことを考察します。
現地でも観ることの出来ない、大乗寺障壁画が愛知県美術館へ!巡回無し!!

Twitterやってます。
@taktwi

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3087

JUGEMテーマ:アート・デザイン


行く年を惜しみ、あるいは新年を迎える12月・1月は何かと心忙しい日々ですが、この時期ならではの茶の湯の楽しみもあります。12月後半には歳暮の茶会が開かれ、1月には初釜が多く懸けられます。また夜が長いこの時期に楽しむ茶の湯の会「夜咄しの茶事」もよく催されます。いうまでもなくこの季節ならではの各種の茶道具が用いられ、年末、年始の風情が表現されます。

また絵画がもっとも顕著に季節を伝えてくれますが、この度は辰年の最後に円山応挙筆「雲龍図」を掛け、新年には恒例のごとく円山応挙筆、国宝「雪松図屏風」を公開します。(展示室4)

さらに展示室1・2では三井家旧蔵の茶道具各種を、展示室3「如庵」では国宝「志野茶碗 銘 卯花墻」を展示し、展示室5において初めて館蔵の高麗茶碗を特集展示いたします。また今年2月から開催していた「茶会への招待」に続いて「夜咄しの茶事」の様子を館蔵の茶道具で再現いたします。(展示室7)冬季ならではの茶の湯の風情をご覧ください。
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