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東京国立博物館 東洋館リニューアルオープン

耐震補強工事の為2009年6月より休館していた、東京国立博物館の東洋館が2013年1月2日にリニューアルオープンします。


東京国立博物館公式サイト http://www.tnm.jp/

平成館で特別展を鑑賞し、その後本館(総合文化展)へ足を運ぶのはデフォ。「みどりのライオン」やミュージアムショップも必ずチェックしたい場所。

トーハクには本館以外にも法隆寺館、表慶館そして東洋館と本気で観ようとしたら一日では到底困難な量の作品が待ち構えています。

そんな充実した施設が揃うトーハクの中で「東洋館」はこれまで最も地味な存在でした。しかし!約3年のリニューアル期間を経て世界のどの美術館も羨むような素晴らしい展示空間へ生まれ変わりました。


東洋館外観

東洋館(アジアギャラリー)
昭和43年(1968)開館。谷口吉郎設計(息子の谷口吉生氏はトーハク法隆寺館設計)地上5階、地下1階。展示室数13室。保管作品数約2万件、展示作品数約1000件。

【新・東洋館のみどころ】

※コンセプトは「東洋美術をめぐる旅」
※世界有数の東洋美術コレクション
※充実の新展示コーナー
※耐震補強工事&展示デザイン一新!


百聞は一見に如かず。新しくなった東洋館をざっくりと見て参りましょう。


1室「中国の仏像」(1階)

照明を蛍光灯に替えてLEDにした結果、「星空のように輝いていた」(木下史青氏)展示空間に落ち着きが出ました。と同時に作品が浮かび上がるようにより美しく見えるようになりました。


3室「インド・ガンダーラの彫刻」(2階)

インド・ガンダーラをから中国を経て日本に伝わった仏像の「流れ」をこの目で確認出来ます。東洋館2階→1階→本館1階という鑑賞パターンも今後は可能に。またその逆も面白いかもしれません。


如来坐像
パキスタン・ガンダーラ

西アジアへ行くに従って仏像のお顔だけでもかなり変化していくことが分かります。(イケメン度がアップ?!)


3室「西アジア・エジプトの美術」(2階)

現在のイランやエジプト美術が並びます。どこかのエジプト文明展よりも遥かに質の高いものが惜しげもなく公開されています。

展示ケースには天井板がないので、とてもスタイリッシュ。天井からのスポットで照度を調整するパターン。美しいものをより美しく見てもらいたいという学芸員さんたちの想いが伝わってきます。

そうそう、本物のミイラ(とそれが入っていた人形の容器)も公開されています。「パシェリエンプタハのミイラ」(エジプト、テーベ出土)


5室「中国の青銅器」(3階)

ドイツ、グラスバウハーン社へ特注した曲線を描く独立展示ケース。美し過ぎです!高透過低反射ガラスを2枚重ねて、その間に飛散防止フィルムを挟んでいるそうです。

ガラスを扇型に曲面に加工するってどんだけ高度な技術を要するのか理解不能です。根津美術館さんの青銅器展示ケースも独立ケースとしては白眉ですが、強力なライバル出現といったところでしょうか。


5室「中国の青銅器」(3階)

天井の照明の配置もまた奇麗ですね。作品の持つ魅力を最大限に引き出すケースに照明。ここ何年かの博物館、美術館の展示の進化には目を見張るものがあります。

ところで、ポスター撮影ここで行われたのでしょうか。井浦新さんが思わず手をのばしている気持ちよーく分かります。(絶対「井浦新ごっこ」する人いるだろうな〜)


国宝 紅白芙蓉図」李迪筆 
南宋時代・慶元3年(1197)

8室「中国の絵画」(4階)
室町時代より日本に多くもたらされ、殆ど全ての日本人絵師に強い影響を与えた中国絵画(宋元画)のコーナーも映り込みのしない展示ケースとなり、よりクリアに。そして間近で鑑賞可能に。LED照明を効果的に用いて色温度の調整も出来るそうです。


1階から5階(天井)までの吹抜けが気持ちよく開放感を与えています。

各展示室は、全体をまず見渡せるようになっている点が大きな特徴です。全体から部分へ。扱っている場所が広域に渡るため、こうした展示方法はとても理にかなっています。


10室「朝鮮の美術」(5階)

5階には朝鮮の仏教美術か、陶磁。また朝鮮半島の青銅器時代・初期鉄器作品から朝鮮王朝時代の生活文化までまとめて展示されています。

まず、全体を観てから自分の興味関心のあるセクションへ足を進めゆっくりじっくりと観る。つまり本館や法隆寺館とは違う見方が可能になっているのです。

地下1階は新たに加わった展示場所です。(11室〜13室)


11室「クメールの彫刻」(地下1階)

アンコール・ワットをはじめとするアンコールの寺院を飾った彫像、浮彫の建築装飾が常設展示されるスペースが新たに設けられました。

同じフロアにTNM&TOPPANミュージアムシアターも最新設備と共に移転。座席数も大幅アップ。

VR作品「アンコール遺跡バイヨン寺院 −尊顔の記憶−」 と11室「クメールの彫刻」はまさに強力にリンクしています。

尚、ミュージアムシアターでは2本の作品を交互に上映するそうです。

VR作品「アンコール遺跡バイヨン寺院 −尊顔の記憶−」
2013年1月4日(金) 〜 2013年3月31日(日) (毎週 水・木・金・土・日・祝) 12:00、14:00、16:00

VR作品「洛中洛外にぎわい探訪 舟木本屏風を歩く−京のごちそう−」
2013年1月4日(金) 〜 2013年3月31日(日) (毎週 水・木・金・土・日・祝) 13:00、15:00(水・木・金曜)/11:00、13:00、15:00(土・日曜、祝・休日)


東京国立博物館東洋館リニューアルオープン


「オアシス」

アジアの占い体験 (4F・6室)
シャガイ(羊やヤギのくるぶし部分の骨)をサイコロのように振って、出た目によって運勢がわかるモンゴルの占いや、アジア各地域の夢占いを体験。ラッキーアイテムのスタンプコーナーも!



3階にはテラスもあります!!

東洋館リニューアルオープン
2013年1月2日(水)〜 2013年3月31日(日)

<投票> 東洋館リニューアルオープン!あなたが観たい作品は?
<1089ブログ> 生まれ変わった東洋館


東洋館リニューアル 開館記念式典 
2013年1月2日(水) 9:45 東洋館前
挨拶 東京国立博物館長 銭谷 眞美
スペシャルゲスト  俳優 井浦 新

博物館に初もうで
2013年1月2日(水) 〜2013年1月27日(日)

毎年恒例の干支(えと)にちなんだ展示や、所蔵の名品を展示する新年特別公開もお見逃しなく!2日、3日は、和太鼓や獅子舞などの伝統芸能や、クイズ「東博ヘビ三昧」や新春カード作りのアクティビティもお楽しみいただけます。

新春特別公開
本館 2013年1月2日(水) 〜 2013年1月14日(月)

毎年恒例お正月の2週間限定特別公開を行います。
2013年の目玉は、国宝「松林図屏風」。3年ぶりの登場です!



「トーハク 日帰りアジア旅行。」
東洋館の楽しみ方を提案するショートムービー
【キャスト】
東 博...上村 龍之介
野木 ユリ...大蔵 淳子

Twitterやってます!
@taktwi

この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3091

JUGEMテーマ:アート・デザイン


東洋館は、耐震改修工事を終えて、2013年1月2日(水)にリニューアルオープンいたします。
耐震強度の向上はもちろん、展示ケースには低反射ガラスを用い、LED照明の導入でより美しく、見やすい展示になります。
展示室を増やし、これまで限定公開しかできなかった「クメールの彫刻」や「インドの細密画」、「清時代の工芸」にも、専用の展示コーナーを設けました。
中央の吹き抜けには新たにエレベータを設置して、車椅子をご利用の方も、お目当ての展示室にすぐに行けるようになりました。
展示室の案内表示や、作品名称などは4言語表記(日、英、中、韓)にしています。
アジア文化を網羅する充実のコレクションで、皆様を東洋美術をめぐる旅にお誘いいたします。

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