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プロが選ぶ「2012年 ベスト展覧会」

毎年恒例。各新聞に掲載された美術界のプロが選ぶ今年度開催されたベスト展覧会。讀賣新聞、朝日新聞、毎日新聞掲載日順にご紹介します。



まずは、読売新聞
2012年12月13日(木)朝刊

回顧2012 美術 被災地での活動 継続と質

3氏が選ぶ展覧会ベスト4

☆建畠晢(京都市立芸術大学長、埼玉県立近代美術館長)

・「水と土の芸術祭」(新潟市)における「大友良英×飴屋法水たち『Smile』」
・中原浩大 Drawings 1986-2012(兵庫県 伊丹市立美術館)
・江戸絵画の楽園(静岡県立美術館)
・会田誠展(東京 森美術館)

☆椹木野衣(美術批評家、多摩美術大学教授)

・竹内公太「公然の秘密」(東京 SNOW Contemporary)
・館長 庵野秀明 特撮博物館(東京都現代美術館)
・尊厳の芸術展(東京藝術大学大学美術館)
・志賀理江子 螺旋海岸(仙台市 せんだいメディアテーク)

☆光田由里(渋谷区立松濤美術館主任学芸員)

・さわひらき Whirl(神奈川県民ホールギャラリー)
・与えられた形象ー辰野登恵子/柴田俊雄(東京 国立新美術館)
・北山善夫展「生きること 死ぬることの図」(東京 MEM)
・日本の70年代 1968−1982(埼玉県立近代美術館)



続いて朝日新聞
2012年12月19日(水)夕刊

〈回顧2012:美術〉「○○とは」本質問う

私の3点

☆北澤憲昭(美術評論家)

(1)「〈私〉の解体へ:柏原えつとむの場合」(国立国際美術館)
(2)「すべての僕が沸騰する 村山知義の宇宙」(世田谷美術館)
(3)「3・11とアーティスト:進行形の記録」(水戸芸術館)

1は「作者」とは何かを問う試みとして、2は活動の全幅を捉える企画として、3は芸術の限界と可能性の記録として、こころ引かれた。

☆高階秀爾(美術史家・美術評論家)
(1)「KATAGAMI Style」(京都国立近代美術館)
(2)「紅型 BINGATA」(サントリー美術館)
(3)「フィンランドのくらしとデザイン」(静岡市美術館)

デザインの分野で注目すべき展覧会が続いた。いずれも生活用具としての実用性と地域の風土、歴史に根ざす美意識との結びつきを示す構成が見事。

山下裕二(美術史家)
(1)「館長庵野秀明 特撮博物館」(東京都現代美術館)
(2)「お伽草子」(サントリー美術館)
(3)「会田誠 天才でごめんなさい」(森美術館)

1は歴史的検証とエンターテイメント性を両立させ、2は高度な学術的内容をわかりやすく提示した。3は、いちばん凄い現代美術館家の初個展。



しんがりは毎日新聞
2012年12月19日 東京夕刊

美術:この1年 2012年の展覧会3選 

☆高階秀爾(大原美術館館長・美術評論家)

・「ユベール・ロベール」展(国立西洋美術館)
・「シャルダン展」(三菱一号館美術館)
・「維新の洋画家 川村清雄」展(江戸東京博物館)

 いずれもこれまであまり一般には知られていなかった作家を、日本ではじめてまとめて紹介した展覧会。図録も充実しており、担当学芸員の努力が光る。

☆三田晴夫(美術ジャーナリスト)
・「与えられた形象 辰野登恵子/柴田敏雄」展(国立新美術館)
・「青木野枝 ふりそそぐものたち」展(豊田市美術館、名古屋市美術館)
・「川俣正 Expand BankART」展(横浜・BankART Studio NYK)

 「右肩上がり」への郷愁にも駆られてか、戦後日本の前衛美術とそれを取り巻く時代が盛んに回顧された1年。その中で、後続世代による力仕事とも出合えた喜びを大としたい。



毎年のことながら専門家の先生方の選ぶ展覧会はマニアックなものが多いですね。展覧会に足を運ぶ人が映画を観る人と同じくらいあれば、これくらい偏執的な選択でも良いとは思うのですが、あまりにも一般人とはかけ離れているのは如何なものかと思ってしまいます。

そんな中でも「流石!」「納得!!」と思える展覧会も入っていたのは喜ばしいことでした。三連休も仕事でまだまだ全然、自分は年間ベスト10選ぶ気分になれませんが、ぎりぎり30日までには何とか選出したいと思ってます。

皆さんもベスト10まで行かずとも、ベスト5、ベスト3など書かれましたら是非トラックバック送って下さい。宜しくお願い致します。

【バックナンバー】
プロが選ぶ「2011年 ベスト展覧会」
プロが選ぶ「2010年 ベスト展覧会」
プロが選ぶ「2009年 ベスト展覧会」
プロが選ぶ「2008年 ベスト展覧会」

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この記事に対するコメント

いつも楽しく拝見しています。
1 蕭白ショック 三重県美術館
  ボストン美術館展にも蕭白のコーナがあったけど、蕭白の作品・襖絵がたくさんあってよかった。蕭白は三重に滞在したことがあって、旧家の襖絵がそのまま展示してある部屋があって、それがよかった。前期・後期の2期にわたっているので、2回に見たことも(本当は3回)心に残るのかな、、、

2 飛鳥園仏像写真展 三重パラミタミュージアム
 我が家の近くの美術館です。2011年皮切りの美術館だったのかもしれないけどココでいい作品をたくさん見せてもらいました。、



3 竹内栖鳳 京都画壇の画家たち 山種美術館
 ちょっと前に松柏美術館で栖鳳展をみて、行きたくって東京まで「猫(斑猫)」を見に行きました。



orizome | 2012/12/23 11:09 AM
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