弐代目・青い日記帳 

  
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かみさんが選ぶ「2012年 展覧会ベスト10」
今年も残すところあと4日となりました。年末の慌ただしい時期(まだ大掃除済んでません)ではありますが、毎年恒例の展覧会年間ベスト10を発表したいと思います。


勝川春章・画

まず今日は、うちのかみさんが選んだベスト展覧会です。美術会の大御所ご意見番とらさんが選んだ2012年の「美術展ベストテン」

かみさんが選ぶ「2012年 展覧会ベスト10」

顔が変わる!? 1位「バーン=ジョンズ展

三菱一号館美術館:2012年6月23日(土)〜8月19日(日)

5,6年前に単身、バーン=ジョンズが手掛けたステンドグラスをノッティンガムからバーミンガムの教会まで観に行ったほど好きな画家です。(エジンバラも行きました!)文句なしに1位です。「眠り姫」(ダブリン市立ヒュー・レイン美術館)は特に美しかったです。“眠る女”だけの作品を集めた展覧会を開催して欲しいです。


顔が変わる!? 2位「おもしろびじゅつワンダーランド展

サントリー美術館:2012年8月8日(水)〜9月2日(日)
http://www.suntory.co.jp/sma/

単純に展覧会を楽しむことができました。お茶碗の中でごろごろしたり、大好きな鍋島焼の絵付けが出来たり等、通常の展覧会にはないイベント性がありつつ、国宝「浮線綾螺鈿蒔絵手箱」や「洛中洛外図屏風」の名品も観られるお得な展覧会でした。“作品の中に入り込める”という新たな体験が出来ました。


顔が変わる!? 3位「ベルリン国立美術館展

国立西洋美術館:2012年6月13日(水)〜9月17日(月・祝日)
http://www.nmwa.go.jp/

ヨハネス・フェルメールの中でもとりわけ好きな作品「真珠の首飾りの少女」が初来日。(同時期に公開されていた「真珠の耳飾りの少女」はちょっと苦手…)。普段なかなか日本で観られないアルブレヒト・デューラーやルーカス・クラーナハ(父)があったのも決め手。良い作品を選んで見せてもらった感じです。


顔が変わる!? 4位「福田平八郎と日本画モダン

山種美術館:2012年5月26日(土)〜7月22日(日)
http://www.yamatane-museum.jp/

2008年に京都国立近代美術館で開催された「福田平八郎展」をたまたま観ることができ、それまで知らなかった平八郎の魅力に強く惹かれた記憶があります。今回の山種美術館の展覧会でその時の感動や自分は平八郎作品が好きなんだという事を再認識しました。関東人のセンスとは違う上坂雪佳等に通じる良さがあります。

顔が変わる!? 5位「ボストン美術館 日本美術の至宝

東京国立博物館:2012年3月20日(火・祝)〜6月10日(日)
http://www.tnm.jp/

奈良国立博物館で嘗て一部だけ拝見したことのある「吉備大臣入唐絵巻」を全巻通しで観られたこと(笑いながら)。ただのずる賢い人がヒーローになっていいのか?!それと同時期に千葉市美術館で観た「蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち」と合わせ曾我蕭白の魅力に開眼したきっかけとなった展覧会でした。(芦雪も勿論好きです!)

顔が変わる!? 6位「草間彌生展

埼玉県立近代美術館:2012年4月14日(土)〜2012年5月20日(日)
http://www.momas.jp/

ビックリするくらい感動した展覧会。順番通りに拝見し最後にビデオ映像まで観て、今まで派手な変なおばさんというイメージしかなかったけど、素人としてはこの展覧会で草間彌生さんの凄さや魅力(何故惹かれるのか)にあと少しで“触れられそう”な気がしました。

顔が変わる!? 7位「山口晃展」&「山口晃 襖絵奉納記念『重要文化財養林庵書院』特別公開

美術館「えき」KYOTO:2012年11月2日(金)〜12月2日(日)


平等院:http://www.byodoin.or.jp/

久々に全開(全快?)の山口晃ワールドを養林庵書院で楽しむことが出来ました。「南無阿弥陀仏」の文字を藤棚に見立てている部分に妙に惹かれました。いつもの山口さんの小ネタも平等院であっても変わらずのところも良かったです。実はこの年になって初めて平等院に行ったのでした(でも鳳凰堂が修復中で観られず悲しかった…)

「えき」美術館では挿絵が近くで沢山観られたのは嬉しかったです。京都でお世話になったYさんにも山口さんの魅力が伝わったようでホッとしました。年明けのトークショーも楽しみにしています揺れるハート


顔が変わる!? 8位「会田誠展

森美術館:2012年11月17日(土)〜2013年3月31日(日)
http://www.mori.art.museum/

会田誠さんの作品はこれまでも色々なところで目にし、苦手でした。そしてこれからもその苦手意識は変わらないと思います。(要は好きではない…)しかし、それでもこの展覧会は素晴らしい!の一言に尽きます。観終えた後、脱力し、しばし動けなくなるほどの衝撃を受けました。(会田さん自身は好きですよ、特にあのはにかんだような笑顔とか)

顔が変わる!? 9位 「リヒテンシュタイン展

国立新美術館:2012年10月3日(水)〜12月23日(日・祝)
http://www.nact.jp/

宮殿を再現した展示は圧巻!今年の春にウィーンの「夏の離宮」まで行ったのに一日違いで観ることが叶わなかったあの展示室がまさか六本木で観られるとは。何年か前にベルギーで、ルーベンス作品を沢山観たにも関わらずちっとも良さが分からなかったルーベンスがこの展覧会ではとても輝いて観えました。(ルーベンス特有のくどさが薄らいで観えました)若き女性たちが、男たちに突如略奪されるというショッキングな場面が象牙で表現されているマティアス・ラウフミラー「豪華なジョッキ」には驚きました。


顔が変わる!? 10位「FLOWERSCAPES フラワースケープ

DIC川村記念美術館:2012年4月28日(土)〜7月22日(日)
http://kawamura-museum.dic.co.jp/

川村記念美術館の可愛らしい建物や自然豊かな環境とぴったりマッチした好展覧会でした。「仮想コレクターF氏の部屋:花の静物画の変遷をたどる」と言ったちょっと変わった見せ方を取り入れるなど、単にお花を描いた作品を紹介するだけの展覧会ではなく新しい展示の試みも、川村記念美術館ならではで良かったです。今は無き「軽井沢メルシャン美術館」でシダネル作品の良さを知り、再び、自然豊かな川村記念美術館で会えたのも印象に残っています。

※惜しくもベスト10入りしなかった展覧会(次点)
「中国王朝の至宝展」@東京国立博物館
「須田悦弘展」@千葉市美術館
「セザンヌ展」@国立新美術館
「さかざきちはる展」@市川市吉澤ガーデンギャラリー
「ルドンとその周辺―夢見る世紀末」@三菱一号館美術館



※番外
クリムト生誕150周年メモリアルイヤー

ウィーンで大好きなクリムトの作品を思う存分観られ幸せな年になりました!(ザッハトルテも美味しかったし、ウィーン美術史美術館の木曜日限定ディナーも!!)

《参考》
2012年1月〜8月展覧会ベスト3(今年2012年1月〜8月に観た展覧会の中で良かったもの、印象に残っているもの、感動したもの等々、各自の基準で選んだ「展覧会ベスト3」をまとめました。)

《関連エントリ》
かみさんが選ぶ「2007年 展覧会ベスト10」
かみさんが選ぶ「2008年 展覧会ベスト10」
かみさんが選ぶ「2009年 展覧会ベスト10」

かみさんが選ぶ「2010年 展覧会ベスト10」
かみさんが選ぶ「2011年 展覧会ベスト10」

プロが選ぶ「2012年 ベスト展覧会」

※皆さんもご自身のブログで同じように今年の展覧会を振り返るような記事書かれた方いらっしゃいましたら是非是非トラックバック送って下さい!

こちらは、図録放出会でもお世話になった@sorciere4 さんが選んだ2012年展覧会ベスト10です。

森美術館「会田誠展:天才でごめんなさい」
21_21 DESIGN SIGHT「田中一光とデザインの前後左右」
埼玉県立近代美術館「草間彌生 永遠の永遠の永遠」
国立国際美術館「宮永愛子:なかそらー空中空ー」
東京都写真美術館「川内倫子展 照度 あめつち 影を見る」
横浜美術館「奈良美智展 君や 僕に ちょっと似ている」
東京都現代美術館「館長 庵野秀明 特撮博物館」
国立新美術館「与えられた形象 辰野登恵子/柴田敏雄」
三菱一号館美術館「ルドンとその周辺ー夢見る世紀末展」
ブリヂストン美術館「あなたに見せたい絵があります。」


@sorciere4 さんのブログ。


TOKYO BISTRO JOURNAL


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「展覧会に出かける前に準備しておきたい5つのこと。」

「展覧会を何十倍も楽しむために心がけたい5つの秘訣。」

フェルメールへの招待
國學院大學文学部教授の小池寿子先生監修。不肖私(Tak)が編集と一部執筆しました。詳細はこちら

【展覧会レビュー】
「国宝 雪松図と花鳥 美術館でバードウォッチング」
「上原コレクション名品選」
「セーヴル、創造の300年」
「パリ・グラフィック」
かみさんが選ぶ「2017年 展覧会ベスト10」
プロが選ぶ「2017年 ベスト展覧会」
読んでおきたい10冊のアート関連本

パリ行って来ました
オランダ行って来ました
 

BLUE HEAVEN(本館)

『文藝春秋』に寄稿しました。

『AERA』に載りました。

「マウリッツハイス美術館展公式ガイドブック」編集・一部執筆しました

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トークショーに出演しました

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『アートコレクター』で紹介されました

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