青い日記帳 

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「琳派 RIMPA展」(後期)


竹橋の東京国立近代美術館で3日まで開催の
「琳派 RIMPA展」後期の展示を観に行ってきました。

前期の感想はこちら。(9月1日のエントリー)

展覧会に2度足を運ぶことは「フェルメール」以外あまりないこと
なのですが、今回は特別。その理由は・・・
〜梓を観た印象が素晴らしく良かった。感動したから。
後期に出展されている作品をどうしても観たいから。
(例えば、尾形光琳の「槙楓図屏風」や俵屋宗達の「舞楽図屏風」など)

金曜日は夜8時まで開館しているので、仕事の帰りに寄れる!
(会期の終盤なので大混雑する土日は避けたいし)
と、いうことで、いざ竹橋へジョギング 
ところが、メトロ降りた辺りから不穏な雰囲気。
毎日新聞社前の交差点まで来るとその雰囲気は益々マイナス方向へ。。。
そして美術館前で見たものはびっくり

     怒り

チケットを買い求める長い列。ではなく
美術館へ入る為の列。要は整理入場。入場制限!!
あらららら。

思っていたとはいえ、こんなに混雑しているとは!恐るべし琳派!!
恐るべし展覧会会期終了間近!!!
時計の針は7時をさそうというのに汗・・・

しかし、会場にひとたび入ってしまえば、そんな欝な気分は何処へやら。
今宵もまたグスタフ・クリムト「裸の真実 」がお出迎え。
前回(9月1日日中)に行った時に感じたものとは別の雰囲気を醸し出していました。
あれこれ絵の前で(人ごみに押されながら)考え、出した結論。
月『クリムトは夜が似合う』月
  ↑これ大切です。試験に出ます。( ..)φメモメモ

さてクリムトと同じ部屋の尾形光琳。
後期展示の作品では、やっぱり「槙楓図屏風」がピカイチ☆彡
大阪市美術館所蔵の尾形光琳「燕子花図」も小品ながら中々の作品。

次の展示は、俵屋宗達。これが今回とっても良かったです。
「今回」なんて言ったら失礼。前回も同じくらい良かった。
ただ、個人的に大変興味のある舞楽を描いた「舞楽図屏風」がありました。


これだけははどうしても観たかったので、たとえ混雑していようが
この眼で鑑賞できいたく感動しました。
5つの舞楽が屏風に描かれていますが、納曾利と羅陵王という舞は
とっても好きな舞でよく春日大社にも観に行ったので想い出深くもありました。

もうこれだけ観られれば、後は混雑に身をまかせ流し観してしまおうとも
思ったのですが、そうはさせないのが宗達。「次」が待ち構えていました。
その「次」とは…「色紙貼付桜山吹図屏風」本阿弥光悦・
伝俵屋宗達画の素敵な屏風でした。
4曲1双からなるこの屏風。左右に30枚もの色紙が貼り付けられています。
宗達が持つ多くの装飾技術を駆使したこの30枚の色紙。これだけでも立派ですが、
贅沢かな屏風に貼り付けて装丁となっています。

面白いのは30枚の色紙の割り振りが違うことです。
向かって右に9枚。そして左に21枚(数えました)
一見、大変アンバランスな貼り方です。
ところがこの左右非対称なところが逆に趣きを出しているのです。
西洋庭園のようなシンメトリーな造型ではなく
「自然」をあるがままに配置する。
9対21の偏りは、それだけでもって自然のゆらぎを表現しているかのようでした。

ただ、悲しいかな。左右の屏風の間に展示室の太い柱(約2m!)があり
ペアを引き裂いてしまっています。いくら後ろに下がって観ても
一双には観えないのが残念でした。

酒井抱一「夏秋草図屏風」この作品リンク先解説を読んでみると面白さ倍増します。
「へぇーーー」と深く深く納得。
ただ、その知識なくこの絵と対面しても魅力は充分。
2曲1双やはり左右で違いを見事に表しています。

右は「水」左には「風」。
特に左の「風」はそよぐ音が聞こえてきそうなほどでした。
全くの知識なくしてこの屏風と対面しても「風」を肌で感じられると思います。

同じような草花を描いた、池田孤邨の「四季草花流水図屏風」は細かな植物の描き込みがミレーの「オフィーリア」を想い起こさせました。

鈴木其一の「荻月図襖」はいい感じにキラキラしていていました。同じ鈴木其一の「楓桜紅葉図」これは前期を通してある作品ですが、やっぱり好き。足がこの絵の前に来るととたんに止まって、脳が活発に活動し始めます。

ここまでがセクション掘イ海海泙任一応の山、以下はスルー・・・
前回は次のセクション検蔑崘匹龍畭紂砲麓茲衫てて感動するものなかったのですが、今回はこのセクションがまるで別もののように観えました。

後期の作品。菱田春草の「落葉」や「黒き猫」前田青邨の「水辺春暖」などが展示に加わったこともさることながら、前回あまり感動を受けなかった川端龍子の「草炎」といった作品に強く惹かれました。

この傾向は他のセクションでもやはり同じものでした。
どうしてかな?何が関係しているのかな??と考えていると
ふと入口付近で観たクリムトの作品を思い出しました。
さて、復習です。あそこでどう感じ結論付けたか。
月『クリムトは夜が似合う』月
この「クリムト」の部分を「琳派」に置き換えると・・・

月『琳派は夜が似合う』月

これにつきます。
残暑厳しい9月1日の昼間観たのと、すっかり秋らしくなってきた10月1日に観るのでは、それは感想も違ってくるはずです。

結論:「琳派は秋の夜に観るのが一番!!」

我ながら、これ中々いい線ついているかと思います。
如何でしょう?!

残り僅かな琳派展、〆はクリムトの「黄金の騎士」で嬉しい
展覧会 | permalink | comments(3) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

行きましたよ〜。えぇ行って来ましたとも。
お茶のお稽古中にその話題で盛り上がり、
先生が行った30年前(!?)の国立博物館開催の「琳派展」図録を眺め「じゃ行っちゃいましょう」と先生ノリノリ(笑)。
皆さん首を傾げるとおり「何故竹橋?」の疑問を先生も。
待ってました!と言わんばかりに「せんせ、琳派じゃなくってRIMPAなんですよっ、クリムトまできてるんです」と、私。しかし、それだけで伝わる先生77歳。すごいと思いませんか?以心伝心。

「あたしは、菱田春草が・・」
「落葉!なんともいえないわね〜」
「ですよね〜」
たまに先生とはものすごく意気投合。
光琳、宗達はもちろん其一さん、抱一さんももちろんもちろん圧巻、いやー日本人もエライなーなのですが、
ベージュというか、アイボリーというか生成りというか
なーんか優しくって好きなんですよねぇ…。
黒猫ちゃんも、近付くと毛がほわほわでまだ若い猫ちゃんかしら?と思わせるほど、さすが重文。
もうすぐ永青文庫でも出るはず。行っちゃおう(笑)。

先生は光琳の根津の国宝「燕子花図」か、メトロポリタンの「燕子花図」を御所望でしたが、残念ながら出逢えませんでしたね。

メトロポリタンの「燕子花図」は根津のものに八つ橋が描かれてるような感じで、先生に「素晴らしいわよね」と言われ、
「『・・・おぼえてない・・』あー、ったかなぁ?はにわしか。。、あー貸し出し中だったかも」なんて嘘ついて、情けない限りです。

最後のほうのリーさん、カキツバタ、あー、だからって、RINPA、ま、いっか、です(笑)。

と、まぁ、ホントはもっと熱く語りたいのですが、、ヒト様のブログでお目汚しを・・すみません(笑)。でも三越も行っちゃうかも。

nao | 2004/10/10 5:13 PM
@naoさん
コメントありがとう(^^)

メトロポリタンの「燕子花図」実は私も観ていません。。。
何故かいつも観られない。。。(-_-;)
あれに避けられている思いしてなりません。
日本の展示スペースだけクローズだったり
「燕子花図」展示してなかったり。
NYで観られない=日本で観られる。
という超勝手我侭な想像してます。

「燕子花図」アメリカの空気にはきっと合わない。
この日本の湿った空気にこそ合う。
だからMET返して〜please!!

展覧会で意気投合して一つの絵の前であれこれ
語るって幸せですよね〜
話すと余計に良さが増したりするものです。

三越、大変な混雑でしょうね。。。きっと。

関係ないですが、
アイボリー系の色合いの服が似合わないこと
承知で昨日買ってしまいました。

袖を通すとどうも。。。引くに引けなくなってしまいます。
Tak管理人 | 2004/10/11 1:59 PM
またまた行ってきたのですね〜
私はなんと言っても・・(笑)酒井抱一「夏秋草図屏風」
は、最高だと。なんて素敵!でした。。。
あんまり知識がない私でも・・いいものはいい!

秋の夜のクリムトやRINPAの方が確かにいいのかも?
いい線いってます♪笑
Moebon | 2004/10/14 1:34 AM
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