青い日記帳 

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東日本大震災復興支援:特別展「若冲が来てくれました」オリジナルグッズ

2013年3月1日から仙台市博物館を皮切りに、岩手県立美術館、福島県立美術館の東北3県の会場を9月23日まで巡回する、東日本大震災復興支援 特別展「若冲が来てくれました―プライスコレクション 江戸絵画の美と生命―

若冲(プライスコレクション)が東北にやって来る!


展覧会公式サイト
http://jakuchu.exhn.jp/

100点もの作品を会期中無償で貸し出しているプライス夫妻。遠く離れたロサンゼルスから日本の惨状をテレビで目の当たりにし震災直後から積極的に募金運動を行っていたそうです。

しかし、「これでいいのかな、お金だけを送るだけで…」と悦子夫人の心の中にもやもやとしたものあったそうです。そんな時(震災から約2週間目)にテレビの画面に、津波で泥まみれになった背の低い梅の花が。

「色といい、すごく美しい。よくこういう状態で梅の花が咲いたなと思って、私は衝撃を受けたのです。心のよりどころがないときにああいう花を見て、なんて美しいのだろう……。私にも力が出てくるのです。そのときに、やはり、募金活動だけではだめだ。美術品を東北の人にも見せてあげたい。美しいものを東北の人にも見せてあげたいと思ったのです。」


伊藤若冲「紫陽花双鶏図
1幅 140.0×85.0cm

それから、すぐジョー・プライス氏にその旨を伝え、善は急げとその場で辻惟雄先生に電話したそうです。この展覧会は、悦子夫人が、泥まみれになりながらも懸命に花を咲かせる梅の花を観たのがきっかけとなっています。そう、美しいものが人の心を動かすのだということを実感なされたのです。
本展のテーマは「美」と「生命力」です。このたび東日本大震災の報に接したプライス夫妻は、真っ先に若冲の《鳥獣花木図屏風》を思い浮かべたそうです。鳥やけものは言うに及ばず、草木の一本に至るまで、若冲の描く世界は「生命(いのち)」の輝きと喜びに満ちています。この《鳥獣花木図屏風》を東北の皆様に見ていただき、少しでも慰めになることを願いつつ、子供たちには元気を取り戻して欲しいという願いから、今回の展覧会は計画されました。

右から、悦子夫人、プライス氏、辻惟雄氏。

作品は美しい花々から楽しい動物画、それに美人画など膨大なプライスコレクションの中から学芸員さんが、是非とも東北の子供たちに観てもらいたという願いで選んだ100点。

図録も東北の子供たちの写真やそれぞれの夢も掲載されている、他の展覧会にはないものとなっています。勿論作品は全てカラー図版で掲載され、解説も添えられています。

展覧会公式図録

若冲が来てくれました‐プライスコレクション江戸絵画の美と生命

Amazonでも購入可能です。

普段の展覧会図録とは違う堅苦しくないテキストも必読です。

プライスさんが、若冲に対する熱い想いを語った文章や、辻惟雄先生の「展覧会がプレゼントされるまで」更には、悦子・プライス氏+辻惟雄氏へのインタビュー「さぁ、子どもになって楽しんでください!」等々。目頭が熱くなります。展覧会カタログ読んで泣いたの初めてです。

このカタログの売上の一部は被災地支援の為に寄附されます。

また、ミュージアムショップでは、東北地方の名産品がプライスコレクションのラベルに身を包み販売されています。勿論これらも全て、売上の一部は義捐金として寄付されます。


日本酒(東北地酒)セット

宮城県・岩手県・福島県、この度の巡回3県から1本ずつの純米酒をセットにした日本酒セット。ラベルにはプライスコレクションから若冲の代表的な作品が使われた限定商品です。通常必要になる使用料は、今回は全額寄付される事が決まっているそうです。太っ腹過ぎる…

<福島県>「純米吟醸 銀牡丹」、<岩手県>「特別純米酒 浜千鳥」そして<宮城県>「純米酒 蒼天伝」の3本セット。「純米酒 蒼天伝」は津波で甚大な被害を被った酒蔵です。


<宮城県>「純米酒 蒼天伝」
株式会社 男山本店(気仙沼市)創業大正元年。震災では、1932年に建てられた国の登録有形文化財にもなっていた木造三階建ての本社屋(小売店舗併設)と出荷に必要な空ビンや箱などの資材を貯蔵していた倉庫が津波により全壊・流失しました。しかし、少し高台にあった築100年の酒蔵は門の手前数メートルで被害を免れました。被災翌日から残った仕込みタンクを杜氏はじめスタッフで必死に守り、出荷した日本酒は、気仙沼復興の先駆けとして地元のみならず、全国に勇気を伝えました。

津波でほとんどのタンクを流されてしまった宮城県南部の海沿いに位置する「山元町」に田所(林)商店の「山ぶどう原液」もプライスコレクションの若冲作品(プライスさんが生まれて初めて購入した「葡萄図」)のラベルに身を包み、販売されています。


山ぶどう原液」(手作り山葡萄ジュース)
宮城県南部の海沿いに位置する「山元町」に田所(林)商店。いとも簡単に東日本大震災の津波によって、工場設備や、自宅をなぎ倒して行きました。震災直後、家族や従業員などの無事を確認した後に向かった工場では、津波により土蔵も大きく崩れ、いくつかあったぶどうジュースのタンクも、流されたり傾いたりして使い物になりませんでした。しかし一つだけ中身の無事なタンクが残っており、全国のお客様や取引先からもらった声援に応えるために、残った材料と設備で事業を再開することを決めました。

この他にも石巻工房による「若冲トートバック」(南三陸の仮設住宅に住む「南三陸ミシン工房」のお母さんたちの手によって製作されたものです。)等、正真正銘の東北復興支援商品が販売されているのです。

お洒落なブランドとのコラボグッズが目立つ大規模展覧会とは明らかに一線を画しています。


特別展「若冲が来てくれました」展示風景

また、定番の展覧会グッズもプライスさんの全面的な協力により、これまでにないミラクルな商品が出来あがっています。たとえばこちらの一筆箋。


「鳥獣花木図屏風」が使用された一見どこにでもありそうな一筆箋ですが…

なんと、裏面には一枚一枚、「鳥獣花木図屏風」の一部(六分の一)が印刷されています。と言うことはですよ…6枚切り離して裏面をつなげてみると。。。


ご覧のように、6枚で六曲一雙の片方が完成します。(奥に置いた図録と大きさ比較してみて下さい)

もう片方も同じ一筆箋に含まれていますので、これ買うとかなり大きな(ポスターサイズ)の「鳥獣花木図屏風」が完成しちゃうのです。

しかも丁度屏風の折り目が一枚となっていますので巧い具合に立てて飾ると、我が家に「鳥獣花木図屏風」がやって来た!状態になります。

因みにこの商品の為に、新たに撮影することを許可して下さったそうです。プライスさんどこまで太っ腹なのでしょう。これも日本の復興を願えばこそ。

プライス夫妻から元気をもらい、我々も気持ち新たに頑張らねばなりません。


展覧会公式サイト
http://jakuchu.exhn.jp/

会場及び開催期間:
仙台市博物館(仙台展):2013年3月1日〜5月6日
岩手県立美術館(岩手展):2013年5月18日〜7月15日
福島県立美術館(福島展):2013年7月27日〜9月23日

【速報】東日本大震災復興支援 特別展「若冲が来てくれました」

仙台展には先日行って来ましたが、もう一度岩手か福島へ巡回した際には必ず観に行こうと思っています。

あまり知られていませんが、「若冲が来てくれました」展には、期間限定で三の丸尚蔵館や国立博物館からスゴイお宝作品が「国内賛助出品作品」として展示されます!詳しくはこちら


小学館創業90周年記念企画 日本美術全集

第2回配本
若冲・応挙、みやこの奇想

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JUGEMテーマ:アート・デザイン


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- | 2013/03/12 7:12 AM
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冬期間中、お客さんに玄米茶orコーヒーか紅茶しか出さないというズボラ(汗)をしていたら、 今朝社っ長さんが、スティックタイプの昆布茶と梅昆布茶をさり気なく置いていました。 そうなんです…社っ長さん...
若冲〜ルーブル〜アステア♪ | 工務店徒然日誌 from横手 | 2013/03/13 10:44 AM
ひょんなことから、東日本大震災復興支援 特別展「若冲が来てくれました」に行くことになりました。? 東京駅から東北新幹線に乗って、JR福島駅へ。1時間半ぐらいで到着します。近いです。そこから私鉄交通に乗り換えて3分ぐらいの「美術館図書館前駅」というところで降