青い日記帳 

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「カリフォルニア・デザイン 1930-1965」

国立新美術館で開催中の
「カリフォルニア・デザイン 1930-1965 −モダン・リヴィングの起源−」展に行って来ました。


http://www.nact.jp/
カリフォルニアは、1920年代後半の世界大恐慌の影響から逃れることになります。というのは、この土地が映画産業の中心地であったということが大きな要因の一つといえます。また、第二次世界大戦の際には、戦艦や戦闘機の生産工場がここを基点とし、その後も軍隊員はこの地に滞在することになります。

50年代には最高の作家を生み出した土地として、60年代にはヒッピーの集会が行われたりと、カリフォルニアは常に時代の最新の傾向の中心地として発展しています。
http://www.sprachcaffe-kalifornien.com/より。

多くの移民を受け入れアメリカの「新天地」として、第二次世界大戦後、大衆文化の中心地として発達したカリフォルニア。



温暖な気候と戦後の開放感から生まれた様々なカリフォルニア・デザイン。家具やファッション、グラフィック、陶芸、ジュエリー、建築写真に加え、車やサーフボードなど、幅広いジャンルの作品約250点が国立新美術館1階展示室に勢揃い。

展覧会の構成は以下の通りです。
第1章 カリフォルニア・モダンの誕生
第2章 カリフォルニア・モダンの形成
第3章 カリフォルニア・モダンの生活
第4章 カリフォルニア・モダンの普及




会場デザインを建築家の中村竜治氏が担当。カリフォルニアのミッド・センチュリー・デザインと中村氏の空間デザインとの融合も見どころのひとつです。

また建築資料も展示作品の中に含まれており、デザイナーさんのみならず、建築家さんにとっても必見の展覧会となっています。


チャールズ・イームズ
レイ・イームズ
レッグ・スプリント(添え木)」1941年頃-1942年
成型合板 ロサンゼルス・カウンティ美術館蔵

1941年にロサンゼルスに移ったイームズ夫妻。ふたりは米国海軍に負傷兵用のレッグ・スプリント(添え木)当時使用されていた金属製のものよりも軽量かつ効果的であると提案し。1942年に生産をスタート。

複合的なカーブをもつ成型合板として、イームズ夫妻が初めて大量生産された製品であると共に、20世紀における工業製品のデザインに大きな影響を与える作品を数多くのこしたイームズの記念碑的な作品です。



色鮮やかで開放的なカリフォルニア・デザインの作品たちは、我々日本人がかつて(現在でも?)「憧れ」を抱いたものばかり。

ハリウッド映画などのメディアの発達とリンクし、アメリカ国内はもとより世界中を席巻した20世紀を代表するデザイン作品の数々にはどこか「懐かしさ」すら感じられます。



チャールズ&レイ・イームズやR・M・シンドラーといった著名なデザイナーの作品だけでなく、建築写真、映像、陶芸、グラフィックといった様々な「カリフォルニア・デザイン」の作品を紹介する初めての展覧会です。

北欧のデザインに比べ、注目されることの無かった「カリフォルニア・デザイン」の歴史的検証も含めたエポックメーキング的な展覧会でもあります。


バービーやケン、そしてマテル社の「バービーのドリーム・ハウス」も展示されています!

また、カリフォルニアの女性向けファッションの中でも、最も際立った特徴が見られるという「水着」も展示紹介されています。これが実に興味深いのです!

「カリフォルニア・デザイン展」は6月3日まで開催しています。いつもと違い開放感に溢れる国立新美術館へ是非!


カリフォルニア・デザイン 1930-1965 −モダン・リヴィングの起源−
California Design, 1930-1965: "Living in a Modern Way"


会期:2013年3月20日(水•祝)〜 6月3日(月)
休館日:毎週火曜日 ※ただし4月30日(火)は開館
開館時間:10:00〜18:00 金曜日は20:00まで
※3月23日(土)は「六本木アートナイト2013」開催にともない22:00まで開館
※入場は閉館の30分前まで。
会場:国立新美術館 企画展示室1E
http://www.nact.jp/
主催:国立新美術館、ロサンゼルス・カウンティ美術館
協力:日本航空、日本貨物航空株式会社

5月11日には佐藤卓氏の講演会も予定されています。詳しくはこちらで。

注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。


「六本木アートナイト」が開催される3月23日は「カリフォルニア・デザイン展」及び「アーティスト・ファイル2013」は入場無料です。

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@taktwi

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この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3180

JUGEMテーマ:アート・デザイン


「カリフォルニア・デザイン 1930-1965 −モダン・リヴィングの起源−」展は、20世紀の半ば、とりわけミッド・センチュリーと呼ばれた時代に、カリフォルニアで展開したモダン・デザインをテーマとした大規模な展覧会です。
 20世紀初頭から多くの移民を受け入れてきたカリフォルニアは、第二次世界大戦後、世界一の経済力を誇る大国アメリカの大衆文化の中心として飛躍的な発展を遂げました。急激な人口の増加に伴い、住宅や生活空間への新たな需要が生じたカリフォルニアでは、戦争に際して開発された新たな素材や技術を有効活用した、大胆かつ実験的な独自のデザイン活動が展開されます。
 開放性や鮮烈な色彩などを特徴とした、西海岸ならではのアイデアに満ち溢れたデザインは、気楽で快適な新しい生活様式の実現に向けられていました。自然環境や日常生活との結び付きに重きを置いたカリフォルニア・デザインは、様々なメディアを通じて世界中に広がり、誰もが思い描く、実現可能な夢の生活のシンボルとなったのです。 本展では、20世紀デザイン史において重要な役割を果たしたにもかかわらず、これまで十分に紹介されてこなかった「カリフォルニア・モダン」の全貌を、家具やファッション、陶芸、建築写真など、約250点の作品を通じて紹介します。
展覧会 | permalink | comments(1) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

今日乃木坂から、サントリー行きまして、帰りに国立新の図書室で過ごしたのですが、このカリフォルニアデザイン図録が凄いことにー。
全部読むのにどれだけかかるのでしょうか?
oki | 2013/03/21 11:39 PM
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