青い日記帳 

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「梅佳代展」

東京オペラシティ アートギャラリーで開催中の
「梅佳代展」に行って来ました。


「梅佳代展」公式サイト
http://www.operacity.jp/ag/exh151/
梅佳代展スペシャルサイト

SNSやLINE何て無くとも、他者と接しながら自分を確立していく術にこれほど長けた人物を他に知りません。写真家と言うよりも生まれ持った絶大なコミュ力の持ち主である梅佳代さん。

彼女の写真が、単に何気ない日常のひとコマを撮影したものであるだけなく、それに誰も真似出来ないプラスαの魅力を備えているのはそんな理由に因るところがたぶんに多いのかと。


「梅佳代展」展示風景

朝起きたときから夜寝るまで全部がシャッターを押す範囲

梅佳代さんはこう述べていますが、「シャッターチャンス」は、平平凡凡にただ待っているだけでは訪れないことは小学生でも今日日知っています。

では、何故故、梅佳代さんはあれほどまでに「シャッターチャンス」に恵まれるのでしょう?また女子中学生や男子(小学生)のありのままのリアルな姿をカメラに収めることが出来るのでしょうか。


「梅佳代展」展示風景

その大きな謎を解くために梅佳代さん初の美術館での個展に伺いました。そこに居合わせた本人と一言二言、言葉を交わすだけで、なるほどな〜と合点が。

と、同時に諒解し悟りました。彼女以外では中々こうした写真は撮れないことを。天性の才能というのは存在するものなのです。

展覧会(写真展)の構成は以下の通りです。

1:シャッターチャンス Part 1
2:女子中学生
3:能登
4:じいちゃんさま
5:男子
6:シャッターチャンス Part 2



「梅佳代展」展示風景

「天性の才能」という表現はやや語弊があるかもしれません。彼女を育て作り上げてきた環境が、それに大きく作用していることは疑う余地もありません。

だからこそ「じいちゃんさま」シリーズを撮り続け、また自分のアイデンティティーの映し鏡の如き「能登」シリーズも積極的に撮影しているのでしょう。

そして、赤裸々なまでの作家自身の投影は、鑑賞者の中に眠る「自分」という存在を揺り起こす契機となります。梅佳代さんの写真を前に何やら胸騒ぎを覚えるのはその所為かと。


「梅佳代展」展示風景

「等身大の写真」の裏側に潜む奥深い迷宮。

先の見えない、ジメジメした暗路では決してないことが約束されているからこそ、鑑賞者はすすんでその迷宮の扉を開け入って行けるのです。

均質化されたステレオタイプな毎日をおざなりに生きていくことに辟易した現代人の心のオアシスが、実は梅佳代の写し出す世界だったりするのです。

現代のシャーマン的要素を十分に持ち備えた写真家・梅佳代。誰しもが、彼女の写真を一度観ただけでその虜に、魅了されてしまう理由がよ〜く分かりました。

観ておかねばならぬ展覧会(写真展)です。

「梅佳代展」は、初台の東京オペラシティ アートギャラリーにて6月23日まで開催しています。ここに紹介出来なかったアッと言わせる展示も待っています。是非是非!


梅佳代展 UMEKAYO
Kayo Ume: UMEKAYO

会期:2013年4月13日(土)〜 6月23日(日)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー 
開館時間: 11:00 ─ 19:00
(金・土は20:00まで/最終入場は閉館の30分前まで)
休館日: 月曜日
(祝日の場合は翌火曜日、ただし4月30日[火]は開館)

主催:公益財団法人 東京オペラシティ文化財団、産経新聞社
協賛:日本生命保険相互会社
技術協力:キヤノン株式会社[梅佳代展スペシャルサイト
協力:相互物産株式会社
企画協力:pdash

注:展示会場の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。

いま若手のなかで最も熱く、幅広い視線を浴びる写真家・梅佳代 待望の美術館初個展

「梅佳代展」公式サイト
http://www.operacity.jp/ag/exh151/
梅佳代展スペシャルサイト

【東京オペラシティ アートギャラリー展覧会スケジュール】

「アートがあれば II」
2013.07.13[土]- 09.23[月]

「五線譜に描いた夢 ─ 日本近代音楽の150年」
2013.10.11[金]- 12.23[月]

「さわひらき[仮題]」
2014.01.18[土]- 03.30[日]

東京オペラシティ アートギャラリーは、京王新線(都営地下鉄新宿線乗り入れ) 初台駅と直結している抜群のロケーションにあります!雨の日でも濡れずに美術館まで行けるのが嬉しいですよね〜

また、閉館1時間前以降に入場された方は入館料が50%割引になる「夜割」等、お得な割引や友の会も充実しています。→詳しくはこちら

Twitterやってます。
@taktwi

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↓梅佳代 2006年度 第32回 木村伊兵衛写真賞 受賞↓

なにげない日常のなかに潜んでいるさまざまな光景を独自の視点から切り取ってみせる写真家・梅佳代(うめ かよ)。天性のコミュニケーション能力と絶妙の距離感、そして動物的ともいえる動体視力を武器に、梅佳代は果敢にシャッターを切ります。ありそうでありえない光景、笑いと驚き、そしてほんのちょっぴり怖さをはらんだ瞬間まで、梅佳代が見せる世界は、写真界に新風を吹き込むと同時に、幅広い層の人々の支持を集めています。「朝起きたときから夜寝るまで全部がシャッターを押す範囲」という梅佳代の作品には、彼女だけが持つ独特の視点が多様に映し出されています


展覧会 | permalink | comments(2) | trackbacks(1)

この記事に対するコメント

素晴らしいレビューをありがとうございます。発する側と受ける側の響き合いが感じられます^_^
noromajin | 2013/04/25 7:56 AM
初めまして、こんにちは。

昨日、梅佳代展に行って感激したお話を拙ブログに書きました。
その中で、展示会場の様子が良くわかるこちらの記事のリンクを貼らせていただきました。
事後報告ですみませんが、よろしくお願いいたします。
jumbo0317 | 2013/06/19 12:53 PM
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