青い日記帳 

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『日本美術全集 13 宗達・光琳と桂離宮』

小学館より刊行された『日本美術全集 13 宗達・光琳と桂離宮』を読んでみました。



『日本美術全集13 宗達・光琳と桂離宮』 (日本美術全集(全20巻))
安村 敏信 (著)
辻惟雄/編集委員 泉武夫/編集委員 山下裕二/編集委員 板倉聖哲/編集委員

小学館創業90周年記念企画 日本美術全集 全20巻 これは、後世に残すべき猗術品瓩修里發里任△襦」と高らかに謳い、特設サイトも設け小学館の気合やこの全集本にかける意気込みがひしひしと伝わってきます。

しかし、勿体ないかな、気合や意気込みだけは分かるのですが、肝心の中身が特設サイト『日本美術全集』編集部公式ブログから伝わってきません。

『日本美術全集』の内容に関しては、これ以上のものはもう今後ない!と断言出来るほどのクオリティーの高さ。勿体ないな〜とページをめくりつつ物思いに耽ることしばしば。

(公式ブログの最終更新日が、2012年10月25日というのも寂しい…きっと編集作業でブログの更新どころではないのでしょうけどね。)

ということで、勝手に「『日本美術全集』応援団」としてその魅力をご紹介しちゃいます。


俵屋宗達

まずは、何と言ってもその大きさと美麗な図版。iPhoneと比べるとその大きさも一目瞭然!

屏風作品などは見開きでどーーんと紹介されているので、図版ながらも細部までチェックできます。日本美術って細かなところに「見どころ」ありますからね。

実際に観たくても保存の観点から年に数週間公開されればラッキーな作品がほとんどで、西洋絵画に比べ自分の目で観る機会が低のが日本美術(絵画)の難点です。


鈴木其一「朝顔図屏風
メトロポリタン美術館所蔵

海外に流出してしまった作品も多く、このメトロポリタン美術館が所蔵する鈴木其一「朝顔図屏風」などは、現地でも中々お目にかかれません。(ニューヨークへ何度か行きましたが、いつもこれ観られないんですよね…)

日本美術全集 13 宗達・光琳と桂離宮  江戸時代2
宗達・光琳と桂離宮 江戸時代 2
【目次】

宗達・光琳と抱一派
琳派と漆工1—本阿弥光悦・尾形光琳
琳派と漆工2—原羊遊斎
光悦から乾山へ—雅遊の陶の系譜
桂離宮—近世宮廷建築の美意識
「琳派模様」の流布
江戸漆工の革新者—小川破笠
仁清と京焼—綺麗さびの造形
光琳の『燕子花図屏風』金箔地制作について
琳派 時を駆ける


図版ばかりでは、ありません。『日本美術全集13 宗達・光琳と桂離宮』には、多くのこの全集本のために書き下ろされたテキストも多く掲載されています。

「宗達・光琳と抱一派」安村敏信
「琳派と漆工I―本阿弥光悦・尾形光琳」永田智世
「琳派と漆工II―原羊遊斎」小林祐子
「光悦から乾山へ―雅遊の陶の系譜」荒川正明
「桂離宮―近世宮廷建築の美意識」光井渉

「『光琳模様』の流布」松尾知子
「江戸漆工の革新者ー小川破笠」小林祐子
「仁清と京焼ー綺麗さびの造形」荒川正明
「光琳の『燕子花図屏風』金箔地制作について」野口康
「琳派 時を駆ける」安村敏信

タイトルだけでも琳派好きななら今にでも手に取り読みたいですよね。小林祐子氏の小川破笠に関する文章は随所に新鮮な驚きがあり「観たい!」という欲がむくむくと。

勿論、安村敏信氏の2本の文章もいつもながら、飽きさせない魅力にあふれた、読み手をぐいぐい惹きつけてくれます。


修学院離宮

全て新たに撮影した写真で構成されています。

パラパラと図版・写真を眺める。
じっくりとテキストに耽溺する。


いずれの楽しみ方も存分に心を満たしてくれる一冊です。

そうそう、付録の『日本美術全集』月報も要チェックです!

連載:その時、西洋では―プリミティヴィスムと復古運動
宮下規久朗(神戸大学准教授)


切手にみる日本美術
四季の花シリーズ切手:鈴木其一『夏秋渓流図屏風』
田辺龍太(切手の博物館学芸員)

『日本美術全集』これまでに3巻が刊行されています。
本棚を新調しなくてはと真剣に考えています。


床に置いておくわけにもいきませんからね(汗)

俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一といった琳派の画家たちの系譜を、国宝『風神雷神図屏風』『燕子花図屏風』等の絵画作品、本阿弥光悦、野々村仁清の工芸作品、更には近代に活躍した図案家・神坂雪佳の作品までを取り上げ、体感できる内容。美のワザと精神がどのように受け継がれ、翻案され、現代に生かされているのか、楽しみながら理解できる。また、近年注目の集まる江戸の画家、酒井抱一と鈴木其一の作品を17点掲載し、銀地屏風に広がる静謐な世界や、抱一の弟子である其一のクールで理知的な世界を堪能できる。同時に、当時の宮廷文化の美意識をうかがえる桂離宮、修学院離宮といった建築も紹介する。


小学館創業90周年記念企画 日本美術全集


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