「アンドレアス・グルスキー展」
国立新美術館で開催中の
「ANDREAS GURSKY/アンドレアス・グルスキー展」に行って来ました。

「グルスキー展」公式サイト:http://gursky.jp/
→「史上最高額」の写真家、アンドレアス・グルスキーの日本初の展覧会が開催されます!
これまでグルスキー作品を観た記憶があるのが、以下の3つの展覧会。
「ドイツ写真の現在 ―かわりゆく「現実」と向かい合うために」
東京国立近代美術館 2005年
「舞い降りた桜 ザハ・ハディドとめぐるドイツ銀行コレクション展」
原美術館 2006年
「アートは心のためにある:UBSアートコレクションより」
森美術館 2008年
写真なんてよく覚えてるねと不思議に思うかもしれませんが、グルスキーは特別です。物覚えの悪い自分の頭の中にも鮮明に残っています。一度観たら忘れられません。
本来、写真が最も得意とする瞬間的決定的映像表現と、我々人間が一般的に視覚から得る現実とが、グルスキー作品においては大きな隔たりや矛盾を持って顕在化してきます。
彼のリアリズムと、我々のリアリズムの二律背反(独: Antinomie)が絶妙な匙加減で表現されています。そしてそれは大変美しくセクシーでもあるのです。もうすっかりグルスキーの虜だわ。

アンドレアス・グルスキー「ベーリッツ」、「フランクフルト」2007年
国立新美術館の展示室の広さからしてこれらの作品が如何に巨大であるか分かります。グルスキー作品の前に立つと誰しもが「圧倒的」という言葉を思い浮かべるのは、まず最初にこのサイズから。
しかし、サイズだけ大きな作品であるならば絵画でも現代アートでも他にも幾らでも目にしています。グルスキー作品は、大きさだけでなくそこに写し出されている景色もまた「圧倒的」なのです。
グルスキー作品を一点一点観ていく際に「圧倒的」という言葉を敢えてNGワードにしながら、観ると面白いかもしれません。他にどんな感覚を受けるでしょう。
時に、包みこまれるように、また逆に突き放されるように。はたまた…

アンドレアス・グルスキー「ツール・ド・フランス」2007年
グルスキーの代表作「99セント」に因み、この展覧会に99人からのコメントを掲載紹介する「comment99」が本日より公開されています。
自分にも何かコメントを書いて下さいとのことでしたので、かつて森美術館や原美術館で観た時の印象を元にこんなコメントを掲載してもらいました。
「見慣れた日常の光景に異なる視点とともに新たな価値の枠組みを付与する写真家グルスキー」
99セントショップ(日本の100均ショップ)をどこをどのように撮影すれば、あのような写真になるのか不思議でなりません。見慣れた景色を異化する奇術とも呼んでも過言ではない視点を有しているのです。
「ツール・ド・フランス」もまた然り。曼荼羅に描かれた霊峰富士へ参詣する人々のようにさえ見えてきます。
そう言えば、山(自然)を写した写真は、どこか葛飾北斎の「富嶽三十六景」につながるようにも思えたのですが、気のせいですね、きっと。

アンドレアス・グルスキー(Andreas Gursky, 1955年1月15日 - )
アンドレアス・グルスキーは、1955年に旧東ドイツのライプツィヒで生まれ、幼少期に西ドイツに移住しました。 1977年から1980年まで、エッセンのフォルクヴァング芸術大学でオットーオットー・シュタイナートやミヒャエル・シュミットらの指導のもとヴィジュアル・コミュニケーションを専攻し、その後、1980年から1987年まで、デュッセルドルフ芸術アカデミーで写真界の巨匠ベルント・ベッヒャーに師事しました。そして、カンディダ・ヘーファー、アクセル・ヒュッテ、トーマス・ルフ、トーマス・シュトゥルートらとともに、ベルントと妻ヒラの指導を仰いだ「ベッヒャー派」の一人としてその名を知られるようになります。グルスキーは、2010年よりデュッセルドルフ芸術アカデミーの自由芸術学科を担当し、後進の指導にあたっています。
グルスキーは、2001年にニューヨーク近代美術館(MoMA)で大規模な個展を開催し、一躍世界にその名が知られることになりました。 代表作のひとつである《ライン川 II》が、2011年11月に、クリスティーズ・ニューヨークで現存する写真家の作品として史上最高額となる約433万ドル(日本円で約3億4千万円、当時のレートによる)で落札されたことでも世間を賑わせました。
現在、ポンピドゥ・センター(パリ)、テート(ロンドン)、ニューヨーク近代美術館(ニューヨーク)をはじめとする世界の主要美術館がグルスキーの作品を所蔵しています。

アンドレアス・グルスキー「バンコク」シリーズ 2011年
日本で初めて開催される待望のグルスキー展だけあり、本人も気合の入り具合が半端ないようです。展示する作品のサイズや配置(年代順ではなく彼独自の展示方法だそうです)も、グルスキーが細かく指示出ししたとか。
圧倒され度肝を抜かれる作品だけでなく、この「バンコク」シリーズのような抽象絵画のような作品も要所要所に散りばめられています。
国立新美術館の会場全体が彼の最新のインスタレーションと化しているのです。
「フランシス・ベーコン展」もそうでしたが、まさか日本でこれほどの展覧会が観られるとは!世界中が羨む展覧会です。
最後に象徴的な一枚を。

アンドレアス・グルスキー「無題VI」1997年
ジャクソン・ポロックの作品が展示されている様子を収めた一枚。よく絵画の前に立つと思わず「まるで写真みたい」と口にしてしまいます。現実をありのままに写し撮る「写真」と比して上手さを褒め称えます。
ところが、グルスキーの写真の前に立つと「まるで絵みたい」と先祖がえりをしたかのような印象を持ちます。それはきっと作家自身が狙っていることでもあり、すでにその時点で、まんまと彼の手の内に収められたことを意味します。
時に見慣れた光景に揺さぶりをかけ、ある時は意識下の世界に潜む愕きを召喚する写真家グルスキー。ジェームズ・ボンドさながらの風貌で颯爽とカメラを向け被写体を補足する姿を拝んでみたいものです。

アンドレアス・グルスキー(Andreas Gursky, 1955年1月15日 - )
グルスキーの手により「異化」された景色たちをまずはキャプション(作品タイトル)を見ずに一体何処の何を撮影したものなのかクイズを楽しむように肩の力抜いて、観るのが一番かもしれません。あまり難しいことは考えずに。
グルスキーの個展が観られるなんて最初で最後なのですから。それにしても「南極」の写真どうやって撮ったのだろう??
「議論はいやよ。よく男の方は議論だけなさるのね、面白そうに。空(から)の盃(さかずき)でよくああ飽きずに献酬(けんしゅう)ができると思いますわ」(夏目漱石『こころ』)
「ANDREAS GURSKY/アンドレアス・グルスキー展」は9月16日までです。是非是非!

「アンドレアス・グルスキー展」
会期:2013年7月3日(水)〜9月16日(月・祝)
会場:国立新美術館 企画展示室1E(東京都港区六本木)
http://www.nact.jp/
主催: 国立新美術館、読売新聞社、TBS、TOKYO FM
後援:ドイツ連邦共和国大使館、 東京ドイツ文化センター、 InterFM
協賛:大日本印刷
特別協力:ぴあ
協力:全日本空輸、Sprüth Magers Berlin London
【「グルスキー展」関連イベント】
講演会:グルスキー作品について考える―巨視的に、微視的に」
講演者:増田玲 氏(東京国立近代美術館主任研究員)
日時:7月14日(日) 14時〜15時半(13時半開場)
場所:国立新美術館 3階講堂 (定員260名)
聴講は無料ですが、入場の際「アンドレアス・グルスキー展」半券、もしくは観覧券が必要となります。
ギャラリートーク
担当研究員によるギャラリートーク
日時:7月19日(金)、8月2日(金) 両日とも18時半〜19時
場所:国立新美術館 企画展示室1E (集合場所は展覧会会場入口)
展示室に入る際に「アンドレアス・グルスキー展」観覧券が必要となります。

アンドレアス・グルスキー「無題XV」2008年
注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影されたものです。
(撮影@yukitwi)
7月15日(月)まで、2階展示室で「フランス国立クリュニー中世美術館所蔵 貴婦人と一角獣展」も開催してます!
その後は…こちら!

「アメリカン・ポップ・アート展」
2013年8月7日(水)―10月21日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室2E
公式サイト↓
http://www.tbs.co.jp/american-pop-art2013/
Twitterやってます。
@taktwi
Facebookもチェック!
この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3287
「ANDREAS GURSKY/アンドレアス・グルスキー展」に行って来ました。

「グルスキー展」公式サイト:http://gursky.jp/
→「史上最高額」の写真家、アンドレアス・グルスキーの日本初の展覧会が開催されます!
これまでグルスキー作品を観た記憶があるのが、以下の3つの展覧会。
「ドイツ写真の現在 ―かわりゆく「現実」と向かい合うために」
東京国立近代美術館 2005年
「舞い降りた桜 ザハ・ハディドとめぐるドイツ銀行コレクション展」
原美術館 2006年
「アートは心のためにある:UBSアートコレクションより」
森美術館 2008年
写真なんてよく覚えてるねと不思議に思うかもしれませんが、グルスキーは特別です。物覚えの悪い自分の頭の中にも鮮明に残っています。一度観たら忘れられません。
本来、写真が最も得意とする瞬間的決定的映像表現と、我々人間が一般的に視覚から得る現実とが、グルスキー作品においては大きな隔たりや矛盾を持って顕在化してきます。
彼のリアリズムと、我々のリアリズムの二律背反(独: Antinomie)が絶妙な匙加減で表現されています。そしてそれは大変美しくセクシーでもあるのです。もうすっかりグルスキーの虜だわ。

アンドレアス・グルスキー「ベーリッツ」、「フランクフルト」2007年
国立新美術館の展示室の広さからしてこれらの作品が如何に巨大であるか分かります。グルスキー作品の前に立つと誰しもが「圧倒的」という言葉を思い浮かべるのは、まず最初にこのサイズから。
しかし、サイズだけ大きな作品であるならば絵画でも現代アートでも他にも幾らでも目にしています。グルスキー作品は、大きさだけでなくそこに写し出されている景色もまた「圧倒的」なのです。
グルスキー作品を一点一点観ていく際に「圧倒的」という言葉を敢えてNGワードにしながら、観ると面白いかもしれません。他にどんな感覚を受けるでしょう。
時に、包みこまれるように、また逆に突き放されるように。はたまた…

アンドレアス・グルスキー「ツール・ド・フランス」2007年
グルスキーの代表作「99セント」に因み、この展覧会に99人からのコメントを掲載紹介する「comment99」が本日より公開されています。
自分にも何かコメントを書いて下さいとのことでしたので、かつて森美術館や原美術館で観た時の印象を元にこんなコメントを掲載してもらいました。
「見慣れた日常の光景に異なる視点とともに新たな価値の枠組みを付与する写真家グルスキー」
99セントショップ(日本の100均ショップ)をどこをどのように撮影すれば、あのような写真になるのか不思議でなりません。見慣れた景色を異化する奇術とも呼んでも過言ではない視点を有しているのです。
「ツール・ド・フランス」もまた然り。曼荼羅に描かれた霊峰富士へ参詣する人々のようにさえ見えてきます。
そう言えば、山(自然)を写した写真は、どこか葛飾北斎の「富嶽三十六景」につながるようにも思えたのですが、気のせいですね、きっと。

アンドレアス・グルスキー(Andreas Gursky, 1955年1月15日 - )
アンドレアス・グルスキーは、1955年に旧東ドイツのライプツィヒで生まれ、幼少期に西ドイツに移住しました。 1977年から1980年まで、エッセンのフォルクヴァング芸術大学でオットーオットー・シュタイナートやミヒャエル・シュミットらの指導のもとヴィジュアル・コミュニケーションを専攻し、その後、1980年から1987年まで、デュッセルドルフ芸術アカデミーで写真界の巨匠ベルント・ベッヒャーに師事しました。そして、カンディダ・ヘーファー、アクセル・ヒュッテ、トーマス・ルフ、トーマス・シュトゥルートらとともに、ベルントと妻ヒラの指導を仰いだ「ベッヒャー派」の一人としてその名を知られるようになります。グルスキーは、2010年よりデュッセルドルフ芸術アカデミーの自由芸術学科を担当し、後進の指導にあたっています。
グルスキーは、2001年にニューヨーク近代美術館(MoMA)で大規模な個展を開催し、一躍世界にその名が知られることになりました。 代表作のひとつである《ライン川 II》が、2011年11月に、クリスティーズ・ニューヨークで現存する写真家の作品として史上最高額となる約433万ドル(日本円で約3億4千万円、当時のレートによる)で落札されたことでも世間を賑わせました。
現在、ポンピドゥ・センター(パリ)、テート(ロンドン)、ニューヨーク近代美術館(ニューヨーク)をはじめとする世界の主要美術館がグルスキーの作品を所蔵しています。

アンドレアス・グルスキー「バンコク」シリーズ 2011年
日本で初めて開催される待望のグルスキー展だけあり、本人も気合の入り具合が半端ないようです。展示する作品のサイズや配置(年代順ではなく彼独自の展示方法だそうです)も、グルスキーが細かく指示出ししたとか。
圧倒され度肝を抜かれる作品だけでなく、この「バンコク」シリーズのような抽象絵画のような作品も要所要所に散りばめられています。
国立新美術館の会場全体が彼の最新のインスタレーションと化しているのです。
「フランシス・ベーコン展」もそうでしたが、まさか日本でこれほどの展覧会が観られるとは!世界中が羨む展覧会です。
最後に象徴的な一枚を。

アンドレアス・グルスキー「無題VI」1997年
ジャクソン・ポロックの作品が展示されている様子を収めた一枚。よく絵画の前に立つと思わず「まるで写真みたい」と口にしてしまいます。現実をありのままに写し撮る「写真」と比して上手さを褒め称えます。
ところが、グルスキーの写真の前に立つと「まるで絵みたい」と先祖がえりをしたかのような印象を持ちます。それはきっと作家自身が狙っていることでもあり、すでにその時点で、まんまと彼の手の内に収められたことを意味します。
時に見慣れた光景に揺さぶりをかけ、ある時は意識下の世界に潜む愕きを召喚する写真家グルスキー。ジェームズ・ボンドさながらの風貌で颯爽とカメラを向け被写体を補足する姿を拝んでみたいものです。

アンドレアス・グルスキー(Andreas Gursky, 1955年1月15日 - )
グルスキーの手により「異化」された景色たちをまずはキャプション(作品タイトル)を見ずに一体何処の何を撮影したものなのかクイズを楽しむように肩の力抜いて、観るのが一番かもしれません。あまり難しいことは考えずに。
グルスキーの個展が観られるなんて最初で最後なのですから。それにしても「南極」の写真どうやって撮ったのだろう??
「議論はいやよ。よく男の方は議論だけなさるのね、面白そうに。空(から)の盃(さかずき)でよくああ飽きずに献酬(けんしゅう)ができると思いますわ」(夏目漱石『こころ』)
「ANDREAS GURSKY/アンドレアス・グルスキー展」は9月16日までです。是非是非!

「アンドレアス・グルスキー展」
会期:2013年7月3日(水)〜9月16日(月・祝)
会場:国立新美術館 企画展示室1E(東京都港区六本木)
http://www.nact.jp/
主催: 国立新美術館、読売新聞社、TBS、TOKYO FM
後援:ドイツ連邦共和国大使館、 東京ドイツ文化センター、 InterFM
協賛:大日本印刷
特別協力:ぴあ
協力:全日本空輸、Sprüth Magers Berlin London
【「グルスキー展」関連イベント】
講演会:グルスキー作品について考える―巨視的に、微視的に」
講演者:増田玲 氏(東京国立近代美術館主任研究員)
日時:7月14日(日) 14時〜15時半(13時半開場)
場所:国立新美術館 3階講堂 (定員260名)
聴講は無料ですが、入場の際「アンドレアス・グルスキー展」半券、もしくは観覧券が必要となります。
ギャラリートーク
担当研究員によるギャラリートーク
日時:7月19日(金)、8月2日(金) 両日とも18時半〜19時
場所:国立新美術館 企画展示室1E (集合場所は展覧会会場入口)
展示室に入る際に「アンドレアス・グルスキー展」観覧券が必要となります。

アンドレアス・グルスキー「無題XV」2008年
注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影されたものです。
(撮影@yukitwi)
7月15日(月)まで、2階展示室で「フランス国立クリュニー中世美術館所蔵 貴婦人と一角獣展」も開催してます!
その後は…こちら!

「アメリカン・ポップ・アート展」
2013年8月7日(水)―10月21日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室2E
公式サイト↓
http://www.tbs.co.jp/american-pop-art2013/
Twitterやってます。

Facebookもチェック!
この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3287
JUGEMテーマ:日記・一般
ドイツの現代写真を代表する写真家、アンドレアス・グルスキー(1955年–)による日本初の個展を開催します。 ドイツ写真の伝統から出発したグルスキーは、デジタル化が進んだ現代社会に相応しい、すべてが等価に広がる独特の視覚世界を構築し、国際的な注目を集めてきました。
本展覧会には、1980年代の初期作品に始まり、《99セント》(1999年)、《ライン川II》(1999年)、《F1ピットストップIV》(2007年)、《ピョンヤンI》(2007年)、日本に取材した《東京証券取引所》(1990年)や《カミオカンデ》(2007年)といった代表作から、最新作《カタール》(2012年)にいたるまで、グルスキー自身が厳選した約65点の作品が一堂に会します。衛星からの画像を基にした「オーシャン」シリーズ(2010年)や、川面を写す「バンコク」シリーズ(2011年)など、その作品は近年ますますコンセプチュアルな様相を強めています。同時に、まるで抽象絵画のような写真は、写真を使った画家とも言えるグルスキーが開拓した新たな境地を伝えています。
展示会場は、初期から今日までを回顧する年代順ではなく、独自の方法にしたがって構成されます。 初期作品と新作、そして、大小さまざまな写真を並置する斬新な展示は、個々の写真を際立たせるとともに、展示室全体を一つの完璧な作品のようにも見せることでしょう。この比類のない展示により、グルスキーの写真世界の魅力を余すところなくご紹介します。
この記事に対するコメント
写真なので実体のあるものを写しているわけですが、
それにもかかわらず、どれも抽象的に見えてしまう
(人間でさえも!)のが不思議でした。
カタログを購入しましたが、やはりA4くらいの大きさに
落とし込んでしまうと、会場で受けたような感激は
なくなってしまいますね。あのサイズだからこそ、
だと思います。個人的に大当たりの展覧会でした。