青い日記帳 

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特別展「深海 -挑戦の歩みと驚異の生きものたち-」

国立科学博物館で開催中の
特別展「深海 —挑戦の歩みと驚異の生きものたち—」に行って来ました。


深海展公式サイト:http://deep-sea.jp/

世は空前のダイオウイカブーム!一体日本人いつからこんなにイカに興味を持ったのか(持っていたのか)全然理解出来ないまま、自分もNHKスペシャルを食い入るように観て「ダイオウイカ来た!!!」などとツイートしている始末。

幻の深海巨大生物|NHK海 Ocean and Planet - NHKオンライン


世界初撮影に成功した深海のダイオウイカ 
©NHK/NEP/DISCOVERY CHANNEL

3000枚も用意したダイオウイカストラップ付 前売券が瞬時に売り切れてしまったイカ推しの展覧会ですが、決して「ダイオウイカ展」ではありません。

夏の科博といえば、かつて大地を思うがままに闊歩していた恐竜の展覧会との印象強いですが(自分も小さい頃連れて行ってもらいました。楽しかったな〜恐竜展)今年は深〜い深〜い日本近海などの深海に棲息する不思議生物の実態、生態をつまびらかにしていこうという意欲的な展覧会です。


日本が世界に誇る有人潜水調査船「しんかい6500」の実物大模型。

360度ぐるりと見られます。メカ好きの男の子のハートに静かに火が灯ります。科学博物館の無駄に高い天井も今回の展示では効力発揮してます。「深さ」を感じ取れます。

この後に深海に棲む様々な生き物を見て行くのですが、しんかい6500の形状ってどことなくそれらに似ているように思えます。まぁ同じ過酷な条件下で動く為には彼らの姿に似せることがイチバンですよね。

会場の構成は以下の通りです。


会場マップ(クリックで拡大)

プロローグ
1:深海の世界
2:深海に挑む
3:深海生物図鑑
4:深海に生きる
5:深海への適応
6:深海シアター
7:深海の開発と未来


いつもの科博と同じパターンで、構成自体に真新しさは別段ないのですが、やはり展示されているモノが馴染みの薄く、普段滅多に目にすることの出来ない生物ばかりなので、ぐいぐい展示に引き込まれてしまいます。

当たり前のことですが、展示物に力(魅力)がないと展覧会って行っても面白くないですものね。特別展「深海」は展示に特別なこだわりはありませんが、とにかく展示物が皆面白い!その数実に約380点!!


サンコウハダカ、リュウグウノツカイ、コワトゲタライタチウオ、ソコグツ

呪文のようなカタカナの名前が並んでいます。リュウグウノツカイは「どうぶつの森」でも釣れるので馴染みがありますが、他は初耳。細長く、平べったいのが深海魚の特徴なのでしょうか。

とにかくどれも見ていて全く飽きさせないばかりか、一層深海に棲む生き物たちへの興味関心度が高まってきます。


「深海生物図鑑」展示風景

国立科学博物館が所蔵する貴重な深海生物の標本が分類され美しく展示されています。魚類だけでなく、甲殻類、貝類、軟体動物類、それにイソギンチャクやサンゴまで。海は広くそして深いのです。

最も時間をかけて拝見したのが「4:深海に生きる」と「5:深海への適応」です。知らないことばかり、まさに未知の世界を丁寧に紹介しています。

10mもあるようなダイオウイカが何故誕生したのかもここで判明します。巨大化することは深海で生き残るためのひとつの必須条件だったのです。


日本海に打ち上げられたダイオウイカ(全長約6m)の標本。向かい側には天敵のマッコウクジラの実物大標本が天井から襲いかからんとばかりに展示されています。大迫力です。

巨大化する以外にも、体を光らせたり(フトシミフジクジラ、シチゴイワシ)、姿を隠したり(メダマホウズキイカ、キライクラゲ)と深海で生きるために様々に姿を変えた不思議生物たちが展示されています。ほんと興味がつきません。

暗い深海では、オスとメスが出会うことはごく稀なことなのだそうです。例えばオスのアンコウは一度メスを見つけるや体に齧りついて一生離さないそうです。そしていつしか、メスの体の一部になってしまうそうです。。。


ダイオウゴカクヒトデ、ダイオウグソクムシ

沼津港深海水族館が55センチもあるリアルなダイオウグソクムシのぬいぐるみを発売したり、鳥羽水族館のダイオウグソクムシが何十日も何も食べずにいたりと、何かとネット上で話題となっているダイオウグソクムシの標本もありました。やはりデカイですね!

昔話によく登場した竜宮城にもそういえば、大きな生き物いましたね。深海調査など行けなかった昔の人がどうしてそんなこと知っていたのか…たまたま浜に打ち上げられた巨大生物を「異国」からの使者と受け止めたのでしょうか。

特別展「深海」深いぞ!


NHKスペシャル「シリーズ深海の巨大生物」の撮影で使用した発光装置(エレクトリックジェリー(電子クラゲ))、カメラ(HDW700カメラ用水中ブリンプ(ハイビジョンカメラ用の耐圧ケース))

これらで撮影したダイオウイカはじめ深海の生物たちの映像を巨大スクリーン(深海シアター)で楽しめます!

一人で観に来ても、デートで手をつなぎなから見ても、小中学生の夏休みの自由研究として観に来ても、老若男女世代を問わず楽しめる展覧会となっています。

辛口のうちのかみさんをして「今年の展覧会ベスト10入り決定!」と早くも言わしめたほどです。(これって実はすごいことだったりします)

特別展「深海」は10月6日までです。混雑必至。少しでもご興味ある方科博へ急げ〜


特別展「深海 —挑戦の歩みと驚異の生きものたち—」

開催期間:2013年7月6日(土)〜10月6日(日)
開館時間:午前9時〜午後5時
(金曜日は午後8時まで)
※入館は各閉館時刻の30分前まで
※夏休み特別開館延長
8月10日(土)〜18日(日)
午前9時〜午後6時 ただし、8月16日(金)は午後8時まで
(入館は各閉館時刻の30分前まで)
休館日:7月8日(月)、16日(火) 、9月2日(月)、9日(月)、17日(火)、24日(火)、30日(月)
会場:国立科学博物館
http://www.kahaku.go.jp/
主催:国立科学博物館、海洋研究開発機構、読売新聞社、NHK、NHKプロモーション
後援:文部科学省、公益社団法人日本動物園水族館協会
協賛:みずほ銀行、光村印刷
機材協力:KOI

深海展公式サイト:http://deep-sea.jp/

注:画像は主催者の許可を得て撮影されたものです。
(転載、コピー禁止)



「深海展」特設ショップはイカ祭り状態でした!
一番上にあるのは、なんと展示されている標本の原寸大ダイオウイカぬいぐるみ!!

【関連イベント】

深海4Dスクエア−夏の夜に浮かび上がる幻のダイオウイカ−
大型模型(3)+気象データ(D)によるプロジェクションマッピングで、ダイオウイカが生息する小笠原諸島海域の気象データを反映した映像を反映した映像を、高さ15mを超えるダイオウイカに360度投影します。

開催日時:2013年7月19日 (金)・20日 (土)・21日 (日)
午後7時から9時(予定)
※荒天・混雑などの状況により、中断・中止する場合があります。
会場:東京ミッドタウン キャノピー・スクエア
http://www.nhk.or.jp/ocean/deepsea/


世界初撮影に成功した深海のダイオウイカ
©NHK/NEP/DISCOVERY CHANNEL

NHKスペシャル「シリーズ 深海の巨大生物」 総合テレビ
・2013年7月27日(土)午後7時30分〜8時43分「伝説のイカ 宿命の闘い」
・2013年7月28日(日)午後9時00分〜9時58分「謎の海底サメ王国」
http://www.nhk.or.jp/ocean/deepsea/

Twitterやってます。
@taktwi

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この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3293

JUGEMテーマ:アート・デザイン


深海は、宇宙とともに、「人類に残されたフロンティア」と言われています。宇宙よりもはるかに私たちの近くに広がっているものの、ヒトがそのまま潜っていけないため、多くの謎に満ちた世界です。暗黒・高圧・低温の深海へ、ヒトは様々な調査機器や潜水艇を開発して挑んできました。そして様々な驚異の生きものたちに出会ってきました。本展は、その挑戦の歩みと驚異の生きものたちを最新の研究成果をもとに紹介します。
深海の実態が少しずつ明らかになってきたのは、潜水技術が進歩し、ヒトがより深く海に潜れるようになった最近のことです。私たちは、ダイオウイカなど巨大な生物の生態、木を食べて糖分に分解する驚くべき深海エビ、深さ1万メートルを超える海底に多様な生物がいることを明らかにしてきました。海底から湧きだす化学物質を成長の糧とする微生物から始まる食物連鎖など、陸上では見られない生態系も見つけました。
地球上で最も広い深海にくらす生きものたちを知って、初めて、地球の生物全体を理解できると言えるでしょう。豊富な資源が眠る深海を、環境への負担を抑え、どう開発するかなど、課題も残されています。本展が、多くの方に深海への理解を深めて頂く機会となれば幸いです。
この夏、国立科学博物館で驚異の生きものが集う神秘の深海に潜ってみてはいかがでしょう。
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