青い日記帳 

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「渋谷・公園通り たばこと塩の博物館物語」

たばこと塩の博物館で開催中の
「渋谷・公園通り たばこと塩の博物館物語 〜35年の感謝をこめて〜」展に行って来ました。


http://www.jti.co.jp/Culture/museum/

今から35年前の昭和53年(1978)11月3日に渋谷の地(東京都渋谷区神南1-16-8)にオープンした、たばこと塩の博物館も2013年9月2日から休館し、2015年春頃を目指し東京都墨田区横川に移転・リニューアルオープンすることに。

長年、渋谷でお世話になったたばこと塩の博物館が移転してしまうのは、とても寂しいことですが、これも時の流れ受け入れるしかありません。。。

「渋谷・公園通り たばこと塩の博物館物語」展は渋谷で開催される最後の展覧会となります。9月1日までです。今までお世話になった人も、実は一度も行ったことがない人も是非足を運んで「さよなら」と「ご苦労さま」を言って来ましょう。

入館料は相変わらず、100円です。


戦前のたばこ博覧会の再現。

昭和初期には百貨店などを会場にし「たばこ博覧会」が数多く開催されたそうです。現在のように煙草が社会悪のように捉えられていなかった古き良き時代を偲ばせます。

たばこと塩の博物館の歩みを軸に展覧会は構成されています。

大蔵省専売局による資料収集・活用
日本専売公社による資料収集・活用
開館前夜
たばこと塩の博物館の足跡



鈴木春信、喜多川歌麿、写楽らの浮世絵コレクションも惜し気なく全て展示してあります。

浮世絵には、煙草を飲む姿の人物が多く描かれていることが、ここ博物館の豊富な浮世絵コレクションからも見て取れます。

江戸から明治と元号が変わり、近代化という名のもとに強力に西洋化を推し進めた日本。西洋の物差しで測ると野蛮で時代遅れなものを次から次へと切り捨てていった150年前と現在が地続きであることを、煙草に対するリアクションからも容易に伺えます。

森鴎外『大発見』を読み返すまでもなく。



煙草という文化に対する人々の態度がまさかこれほどまで急変するとは、たばこと塩の博物館がオープンした35年前には誰も思いもしなかったことでしょう。

会場に趣向を凝らした煙管(キセル)が沢山展示されていました。今の若い人に「キセル乗車」と言っても全く通用しないでしょうね。元々は学生さんが使っていた言葉にも関わらず…

通い慣れた渋谷の地からたばこと塩の博物館が無くなってしまうので、どうしても感傷的になってしまいます。でも博物館はリニューアルオープンに向け、現在でも新たに作品を購入し続けています。

今回、収蔵後初お披露目となる作品(「四条河原遊楽図六曲一隻屏風」)等も今回の見どころのひとつでもあります。


川鍋暁斎「乗合船之図」明治2年(1872)

船頭さんが粋にくわえ煙管をし、駕籠かきの吸い付けたばこからも喫煙風俗の様子がうかがえます。

また、大きなたばこ盆を傍らにおいて、煙管にたばこを詰めている様子が描かれている、長谷川雪旦の「山中里代像」(華道家元の中山保之輔の妻の肖像画)も見逃せない優品です。


「渋谷・公園通り たばこと塩の博物館物語」展示風景

全て所蔵作品なので、写真撮影もルールを守れば自由に行えます。

渋谷公園通りのオアシス的存在であった、たばこと塩の博物館を思い出に収めに是非!建築クラスタの皆さんも取り壊される前にレンガ作りの雄姿を目に焼き付けに行きましょう!!


たばこと塩の博物館外観

渋谷で最後の「渋谷・公園通り たばこと塩の博物館物語」展は9月1日までです。必ず行くべし!!

3階:常設展示室「日本の塩・世界の塩」
2階:常設展示室「日本のたばこ」「世界のたばこアラカルト」
ミニ企画コーナー
中2階:常設展示室「たばこの来た道」 も合わせて是非!


渋谷・公園通り たばこと塩の博物館物語 〜35年の感謝をこめて〜

会期:2013年7月27日(土)〜9月1日(日)
会館時間:午前10時〜午後6時
(入館締切は午後5時30分)
休館日:毎週月曜日
会場:たばこと塩の博物館 4階特別展示室
主催:たばこと塩の博物館
http://www.jti.co.jp/Culture/museum/


同時開催「夏休み塩の学習室2013


「公園通り商店」の展示が見られるのも最後です。

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たばこと塩の博物館は、昭和53年(1978)11月3日に渋谷区神南に誕生しました。以来、35年間この地で皆さまをお迎えしてきましたが、本年9月1日(日)をもって休館し、墨田区横川へ移転することになりました。「渋谷・公園通りにある博物館」として最後となる本展覧会は、ご愛顧いただいた皆さまへの感謝をこめて、当館の多彩なコレクションを見ていただけるよう企画したものです。

当館のコレクションは、「きせる」「たばこ盆」「たばこ入れ」などの伝統的な喫煙具や、江戸時代の喫煙風俗を描いた浮世絵等の絵画・版本類を中核としていますが、これらは、昭和7年(1932)に当時の大蔵省専売局によって始められた収集事業で集められたものです。この事業は、「史料館設立構想」として、たばこ関係資料を後世に伝えるとともに、社会に公開する計画に発展しました。その後この事業は、収集してきた資料とともに、戦争という危機を乗り越え、大蔵省専売局から日本専売公社(現日本たばこ産業株式会社)へと引き継がれ、当館の設立として実を結びました。この間、現在までに収集された資料は、約4万点に及びます。本展覧会では、こうした資料収集の歴史や特色あるコレクションを展示しつつ、当館の開館以来の足跡を皆さまとふり返りたいと思います。そして、墨田区にて新たに開館する新博物館の構想についても一部ご紹介いたします。

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 この展覧会を最後に墨田区に移転してしまう「たば塩」。これが渋谷での最後の展覧会ということで開催二日目の今日、お別れに行ってきた。快晴の夏の光が博物館の建物を照らしていた↓。 この博物館は、1978年以来、35年間、渋谷区神南の地で、常設の喫煙具展示や製塩
たばこと塩の博物館物語 | Art & Bell by Tora | 2013/08/06 8:38 AM