青い日記帳 

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「和様の書」

東京国立博物館で開催中の
特別展「和様の書」に行って来ました。


特別展「和様の書」公式サイト
http://wayo2013.jp/

何年かに一度、伝説化する展覧会があるものですが、この「和様の書」は間違いなくそれに当たります。二度とこんなスゴイ展覧会開催できません。(素人の自分でも分かります)書に興味あるなしに関わらず、迷わずトーハクへgo!です。

早々に観に行ったにも関わらず、何をどう書いていいのか全然まとまらず、書かずにいましたが、やはりきちんとログ残しておかねばなりません。

「あの伝説の展覧会に行ったんだよ!」と5年後、10年後に言えるよう。


本阿弥光悦筆「四季草花下絵和歌巻」江戸時代17世紀
個人蔵

いつも冷静な(笑)在華坊 (zaikabou)さんをしてこの興奮っぷりですからね!

在華坊 @zaikabou
東京国立博物館『和様の書』あのね、これね、展覧会として2〜3時間で見ろってのは酷です、無理があります。ずっといたい、むしろ住みたい。布団と家財一式持ち込ませて貰いたい。寝しな起きしな、手の空きに、ごろんごろんしながら恍惚としてうっとり眺めたい。書が絢爛で美し過ぎる…
在華坊 @zaikabou
藤原定実の『古今和歌集 序(巻子本)』とか、藤原伊房『十五番歌合』とか、伝小野道風『秋萩帖』とか、まあみんな国宝なんですけど、というか出品中半分以上国宝重文なんですけど、挙げてけばキリが無いんだけど、なんでこんなに美しいんだろいちいちすごい…
在華坊 @zaikabou
『和様の書』竹生島経、浅草寺経、久能寺経、平家納経と続くとこも圧巻で、それぞれに趣の違う端整な筆致は目で追うだけでご利益ありそうだし、透かしやら箔押しやら技巧が凝らされた本紙、角度を変えると様々に表情を変える美しさとか、実物じゃないと絶対わからん!

国宝「扇面法華経冊子」平安時代12世紀
大阪・四天王寺蔵
国宝「十六羅漢像 大十三尊者」平安時代11世紀
東京国立博物館蔵

在華坊さんの更に上を行くクールさで有名な(大笑)KIN (kin69kumi)さんをしてここまで言わしめています。
東京国立博物館の「和様の書」が凄かった。本当に凄かった。
日本人なら見ておかないといけないだろう!という展覧会です。
ブログ:今日の献立ev.で大興奮しちゃてます。

平安時代の小野道風、藤原佐理、藤原行成ら「三跡」から先日、ユネスコの世界記録遺産に登録された藤原道長の「御堂関白日記」、古筆の断簡を集め分厚い一冊の本に仕立てた「四大手鑑」等々、会場内のどこを観てもお宝のオンパレード。

『とめはねっ! 鈴里高校書道部』の登場人物たちも欣喜雀躍、歓天喜地すること間違いなし!少しでも自分が書の心得がある方でしたら、それはもう在華坊じゃないですが、「ここに住みたい!」と思うこと間違いなしです。


藤原定実筆 国宝「古今和歌集」(元永本)平安時代12世紀
東京国立博物館蔵

レオナルド・ダ・ヴィンチが遺した手稿でさえ16世紀に書かれたもの。それよりも何百年も昔に紙に墨で記された文字(しかも我々が使っている同じもの!←ここ大事。)が、こうして21世紀まで後世に伝えるべく大事に大事に遺されていること自体が奇跡ではありませんか。

全く書に興味・関心が無く、記されている文字がたとえ読めずとも、日本人で良かった〜と心の底から思えるはずです。

日本人としての矜持を感じずにはいられません。

柔軟で優美な曲線を持つ和様の書の中から、自分の名前や好きな人の名前に使われている漢字を見つけ出し、自分の書体と比べてみるのも面白いかもしれません。気に入ったらそれをお手本に!


本阿弥光悦 国宝「舟橋蒔絵硯箱」江戸時代17世紀
伝本阿弥光悦・俵屋宗達「色紙貼付桜山吹図屏風
江戸時代17世紀 共に東京国立博物館蔵

展覧会の構成は以下の通りです。

第1章 書の鑑賞
第2章 仮名の成立と三跡
第3章 信仰と書
第4章 高野切と古筆
第5章 世尊寺流と和様の展開


平安時代から江戸時代までの、絵画、焼物、工芸品などに記された「和様の書」も大きな見どころのひとつです。書は読めなくても絵画のように全体のバランスや美しさを味わうだけでも十分楽しめます。


伝藤原行成筆「粘葉本和漢朗詠集」平安時代11世紀
宮内庁三の丸尚蔵館蔵
(ページ替え予定、クリックで拡大します)

それでも、書の展覧会観に行くのはちょっと…という方は、次の幾つかの「和様の書」に関するキーワードを列挙しておきますね(この中から2,3調べていくだけでOKです!知識は無いよりあった方が良いですからね)

「葦手(あしで)」「色変わり」「女手(おんなで)」「花押(かおう)」「唐紙(からかみ)」「切継(きりつぎ)」「極札(きわめふだ)」「古筆家(こひつけ)」「詩懐紙(しかいし)」「紙背文書(しはいもんじょ)」「上代様(じょうだいよう)」「草仮名(そうがな)」「調度手本(ちょうどてほん)」「散らし書き」「粘葉装(でっちょうそう)」「転折(てんせつ)」「能書(のうしょ)」「跋(ばつ)」「万葉仮名」「料紙(りょうし)」

科博のダイオウイカのようにキャッチ―で話題性には乏しいかもしれませんが、確実に観ておいて損はない展覧会です。っていうか、観ておかないとダメでしょ!これ。

特別展「和様の書」は9月8日までです。必ず行くべし!


墨書土器」藤原良相邸跡出土(最古級の仮名)
平安時代9世紀 京都市埋蔵文化財研究所保管

荻窪の6次元でこんなイベントも開催されます。こちらも行きますよ!

8/16(金)《和様の書のはなし》
テーマ「和様の書の成り立ちと展開」
ゲスト:田良島哲(東京国立博物館)
現在、東京国立博物館で開催中の特別展「和様の書」の名品を通じて、繊細で優雅な日本の文字文化を紹介します。
会場:6次元(www.6jigen.com
時間:19:00開場 19:30開演
入場料:1500円(お茶付き)
トーク予約:件名を『和様の書』とし、お名前、人数、お電話番号、を明記の上、rokujigen_ogikubo@yahoo.co.jp まで。



特別展「和様の書」

会期:2013年7月13日(土) 〜 2013年9月8日(日)
会場:東京国立博物館 平成館(上野公園)
http://www.tnm.jp/

開館時間 9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
(ただし、会期中の金曜日は20:00まで、土・日・祝・休日は18:00まで開館)
休館日:月曜日
(ただし、8月12日(月)は開館、7月16日(火)は休館)
主催:東京国立博物館、読売新聞社、NHK、NHKプロモーション
後援:文化庁
特別協力:読売書法会
協賛:光村印刷
協力:あいおいニッセイ同和損保

特別展 「和様の書」http://wayo2013.jp/

注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。

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わが国の書の歴史は、漢字の伝来以来、中国の書法の影響を受けて発展しつつ、遣唐使廃止の頃になると国風文化が広まり、筆致に柔らかみが加わります。平安時代中期には、小野道風(おののとうふう)・藤原佐理(ふじわらのさり)・藤原行成(ふじわらのこうぜい)の三跡(さんせき)と呼ばれる能書(のうしょ)が登場し、繊細、典雅な「和様(わよう)の書」が完成します。併行して、万葉仮名(まんようがな)、草仮名(そうがな)を経て女手(おんなで、平仮名)が成立し、「高野切(こうやぎれ)」に代表される日本独自の仮名の美が生まれました。

以後、日本の書は、仮名と漢字が融合した和様の書を中心に展開します。なかでも藤原行成の子孫は、宮廷の書役(かきやく)を長く勤め、その書はのちに世尊寺流(せそんじりゅう)と称され、書道史上に重要な位置を占めました。室町時代は多くの書流が型を踏襲した没個性の書となりますが、江戸時代に入り、本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)、近衞信尹(このえのぶただ)など上代様(じょうだいよう)を展開させたダイナミックな書が生まれ、以降は「御家流(おいえりゅう)」とよばれる実用の書が一般に普及します。

この展覧会は、こうした和様の書の魅力とともに、宮廷文学や料紙(りょうし)工芸など、書に関わる多様な日本文化に触れていただく機会となります
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