青い日記帳 

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福井利佐「Life-Sized」

ポーラ ミュージアム アネックスで開催中の
福井利佐「Life-Sized」展に行って来ました。


http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/

福井利佐オフィシャルサイト:
http://www.risafukui.jp/

芸術から工芸品に至るまで手先の器用な日本人の作りだす精緻な作品は、いつの世も世界中の人々を驚かせてきました。「切り絵」もそのひとつ。

子どものころ、慣れぬ手つきで色画用紙にカッターを入れ切り絵遊びをした経験のある方も多いはず。かく言う自分も妹たちと出来栄えを競いあいつつ楽しんだものです。

現在、銀座にあるポーラ ミュージアム アネックス(POLA MUSEUM ANNEX)で開催中の福井利佐は、そんな懐かしい思い出がよみがえりそうな「切り絵」の展覧会です。


福井利佐「Life-Sized」展示風景
(この展覧会は写真撮影OKです)

どこに、「切り絵」があるかって?

目の前に林立しているではないですか!カラフルで、我々のよく知るところの「切り絵」のサイズとは明らかにスケールが違う福井さんの「切り絵」たちが!!

「えっ?!これ切り絵なの??」と少し遅れてやって来た二人連れのご婦人も唖然とし、実際に作品を間近でご覧になってもにわかに信じられない様子でした。



近寄って見ると、確かに目の前にある作品が切り絵であることが分かります。それにしても…まだ何だか解せません。

下敷きの上で折り紙や画用紙を小さく切ったものに刃を入れ、作りあげていたのが我々の知るところの「切り絵」です。そう、小さなもの、可愛らしいものというイメージがまず真っ先にあります。

ところが、福井利佐「Life-Sized」展の会場にある「切り絵」は、スケールがまるで違います。巨大も巨大。何せ10個の新作を飾るので会場は精一杯なのですから。



表面には白く塗られています。
でも、よーく見ると、裏面のカラフルな色がかすかに透け、また切り口の部分から色が僅かに見え、同じ白でも違った色に見えてきます。

まずは、表から見てそのスケール感に圧倒され、次に裏に回り込み、個性豊かなカラーバリエーションを愉しむ。そして今一度表から見てみると…先ほど確認できなかった微妙に違う白さを確認出来るはずです。

1枚の切り絵作品で3度も楽しめるなんて贅沢です。あっ、忘れてました、4回です。床に映った「影」もまた福井作品のひとつです。足元をご覧になることお忘れなく!


福井利佐「Life-Sized」展示風景

福井の切り絵のもうひとつの大きな魅力は、精密・精緻に徹していないことです。“細かさ競争”“指先器用選手権”をしているわけではなく、対象(主に家族や動物)に対する深い愛情を表すために線を引いているように思われます。

だからこそ、「これが切り絵なの!?」とはじめは驚きますが、次第にやさしく、あたたかな空気に包まれるような印象を受けるのです。

中島美嘉はじめ、桐野夏生、NHKが福井利佐にアートワークを依頼する理由もよ〜く分かります。


Music」中島美嘉

福井 利佐(ふくい りさ)
切り絵アーティスト。1975年静岡県出身。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。大学の卒業制作として制作した「個人的識別シリーズ」がJACA 日本ビジュアルアート展特別賞を受賞(1999年)。主な仕事に、Reebokとのコラボレーションスニーカー、アーティスト中島美嘉のジャケット・ステージ装飾、手塚治虫×福井利佐by UNIQLOでのTシャツデザイン、桐野夏生氏の小説への挿画、「婦人画報」(アシェット婦人画報社)表紙へ切り絵での参加などがある。
著書として「KIRIGA」「たらちね Tarachine 切り絵原画集〜映像作品『たらちね』の舞台裏〜」の2冊を上梓。

《作家のコメント》
今回の作品はまず、自分の作品における「黒」の力の強さに疑問を持ち始めたところからスタートしました。
切り絵であるからには、紙なら何色でもよく、表現出来るはずなのに「黒」あるいは色に頼っている部分が大きいのではないかと思い、今回はこの「黒」を消し去ろうと考えました。
そして、切り抜くという所にもより着目し、私のこれまでの展示は壁掛け展示が多いのですが、 壁掛け展示は一切せず、より空間を意識した立体的な見せ方にしたいと思いました。
白い空間に白い作品群で、どのように見えてくるのか私自身も未知数で楽しみでもあります。
福井利佐

福井利佐「Life-Sized」展は9月8日までです。会期中無休。毎日午後8時までオープンしてます。入場無料です!行くしかないでしょ!!

8月10日(土)に行われたワークショップで制作された参加者と福井氏の作品「fishes」も会場奥に展示されています。


福井利佐「Life-Sized」

会期:2013年8月9日(金)〜9月8日(日)
※会期中無休
会場:ポーラ ミュージアム アネックス
〒104-0061 中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階
アクセス:
東京メトロ 銀座一丁目駅 7番出口すぐ
東京メトロ 銀座駅 A9番出口から徒歩6分
JR 有楽町駅 京橋口から徒歩5分
主催:株式会社ポーラ・オルビス ホールディングス
協賛:Ron Zacapa
開館時間:11:00 - 20:00 (入場は19:30 まで)
入場料:無料
URL:http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/


福井利佐オフィシャルサイト:
http://www.risafukui.jp/


モネ、風景をみる眼 - 19世紀フランス風景画の革新

会期:2013年7月13日 (土) 〜 11月24日 (日)
会場:ポーラ美術館 (箱根・仙石原)
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
http://www.polamuseum.or.jp/


レオナール・フジタ展 ポーラ美術館コレクションを中心に

会期:2013年8月10日〜10月14日
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム
http://www.tbs.co.jp/leonardfoujitaten/


たらちね Tarachine 切り絵原画集 〜映像作品「たらちね」の舞台裏〜(DVD付)

新進の切り絵アーティスト福井利佐が構想から監督までを務めた映像作品「たらちね」の切り絵原画を収めた、DVD付き書籍です。なつかしい日本の風景を舞台に、母と子の絆(きずな)をテーマとした物語が繰り広げられます。

「たらちね」のために切り下ろされた170余りの原画を収めた作品集では静止画としての切り絵、DVDに収められた映像作品ではデジタルと融合した動画としての切り絵の表現をお楽しみいただけます。


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@taktwi

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http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3337

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大胆な構図と力強い線で表現する切り絵アーティスト・福井利佐氏の展覧会です。 本展では、切り絵ではこれまで使われることのなかった白をベースにした新作 約10点を展示いたします。色を使わず色を使わず、白だからこそ映える繊細かつ大胆な描写は、見るものを作品世界に引き込みます。
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