青い日記帳 

  
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「クローズアップ工芸」
東京国立近代美術館工芸館で開催中の
「クローズアップ工芸」展に行って来ました。


http://www.momat.go.jp/CG/cg.html

近現代を代表する、鈴木長吉(1848-1919)、富本憲吉(1886-1963)、松田権六(1896-1986)、森口華弘(1909-2008)、小名木陽一(1931- )5人がこの世に送り出した工芸品を紹介する展覧会。

タイトルが示す通り、ぱっと見の美しさだけでなく、ぐいっと近寄って細部を観ることで、それぞれの作家の技に迫ります。

展示ケース内の作品の場合、目視に限界があります。今回はそれを解消し、鑑賞の手助けをするツールすなわち、タブレッが各展示室に設置されています。タブレットは、日本エイサー(Acer)社製のものでした。


・蒔糊(まきのり)技法で友禅染めの新境地を開いた森口華弘(右上)
・古代粉の研究を通して蒔絵の近代を実現した松田権六(右下
・1893年シカゴ万国博覧会で展示された「十二の鷹」を作った鈴木長吉(中央)
・織りで自律する立体表現を追求する小名木陽一(左上)
・図案と創作の問題に向き合った富本憲吉(左下)


鈴木が手掛けた明治の超絶技巧の工芸品から、現代アートと呼んでも差し支えない小名木の巨大な織物まで、バラエティーに富んでいます。

東京国立近代美術館の工芸館は決して広い会場を有していませんが、逆にその特質を生かした展示構成になっています。

谷口吉郎氏が改装した展示室内には畳敷きのスペースもあります。今回はそこに鈴木長吉の「鷲置物」(重要文化財)が鎮座していました。

他館からの関連作品との相乗効果も派手さはないものの、非常に功を奏していると思います。


鈴木長吉「十二の鷹」1893年 

鈴木長吉「十二の鷹」1893年 東京国立近代美術館蔵 の視線の先には、17世紀に、二代橋本長兵衛 伝 徳川家光筆の「架鷹図屏風」徳川記念財団蔵 が展示されています。

六曲一双の屏風の一扇に一羽ずつ配置された12羽の鷹たちを描いた「架鷹図屏風」は室町から江戸時代初期にかけて武将たちに好まれたそうです。

それが、時を経て明治期になると、工芸品として再び蘇ります。しかし、もう「武将」たちはいません。鈴木らが手掛けた金属製の鷲は主に海外で好まれ、その多くが海を渡っていったそうです。

5人のそれぞれ手法の全く違う工芸家の技法・技巧をたっぷり堪能した後は、最後にデザートとして、「人間国宝・巨匠コーナー」が待っています。


人間国宝・巨匠コーナー展示風景

久しぶりにルーシー・リーにも会えました。


ルーシー・リー「マンガン釉線文碗」1970年頃
バーナード・リーチ「蛸図大皿」1925年

「クローズアップ工芸」は12月8日までです。


クローズアップ工芸

会期:2013年9月14日(土)〜12月8日(日)
※会期中、一部作品の展示替をおこないます。
前期 9月14日(土)〜10月20日(日)
後期 10月22日(火)〜12月8日(日)
開館時間:10:00-17:00
(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(9月16日、9月23日、10月14日、11月4日は開館)、9月17日(火)、9月24日(火)、10月15日(火)、11月5日(火)
無料観覧日:11月3日(日)
会場:東京国立美術館 工芸館
http://www.momat.go.jp/CG/cg.html
主催:東京国立近代美術館
協力:
凸版印刷株式会社
長野大学
日本エイサー株式会社


【国指定重要文化財】旧近衛師団司令部庁舎
 明治43年(1910)に完成しました。陸軍技師田村鎮の設計による赤レンガ造り、二階建て、スレート葺、簡素なゴシック風で、明治洋風建築としては代表的な存在となっています。 関東大震災や弟二次大戦をくぐりぬけ、ほぼ完全な姿をとどめています。
 昭和52年に一部を改装して東京国立近代美術館工芸館として生まれかわりました。
千代田区立観光協会


東京国立近代美術館工芸館

【東京国立近代美術館 開催中の展覧会】

竹内栖鳳展 近代日本画の巨人

会期:2013年9月3日(火)〜10月14日(月)
展覧会公式サイト:http://seiho2013.jp/

所蔵作品展「MOMAT コレクション」

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エマニュエル クーパー
ブルースインターアクションズ

素材の力と技術と表現が織りあわされた工芸作品では、素材の質感や細部に、意外な表情を発見することがあります。作品にぐっと近づいて初めて見えてくる、そんな部分にこそ、作家の表現を支える秘密が潜んでいます。本展では、鈴木長吉(1848-1919)ら近代工芸の代表的作家5名を取り上げ、作品の細部に宿る真実に迫ります。
| 展覧会 | 22:50 | comments(0) | trackbacks(0) |









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