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必見!「南部鉄器展」4つの空間演出

ポップなピンク色の南部鉄器が眼を惹く、パナソニック 汐留ミュージアムで開催中の「メイド・イン・ジャパン南部鉄器」展。

もう行かれました?

五百羅漢展」@江戸博を手掛けた空間と光の魔術師@srozaki さんが、いつもに増して魅力あふれる空間を創り出し、展覧会をより華やかななものにしています。


「メイド・イン・ジャパン南部鉄器」展
公式サイトはこちら

「南部鉄器展」が開催されます。
「メイド・イン・ジャパン南部鉄器」展レビュー
   ↑
早々に拝見し、駄文(レビュー)は公開済みなので、今回は展覧会の後半に控えている「南部鉄器による空間演出」の会場写真を中心にご紹介します。

いつも通いなれたはずの、パナソニック 汐留ミュージアムがまるで別の空間と思えるほど大きく様変わりしています。百聞は一見に如かず。とくとご覧あれ。(ただし見ちゃうと展覧会明日にでも行きたくなってしまうのでご注意を)


内田繁 茶室「行庵」1993年 内田デザイン研究所蔵
※内田繁氏による茶室≪行庵≫1993年は茶会が終わると折り畳まれてしまえる茶室というコンセプトで制作されました。竹の乱れ張りによる壁面を通して木漏れ日のように光が落ちる空間のなかに南部鉄器を中心とした道具立てを紹介。

内田繁 茶室「行庵」内部


柳宗理のコーナー
※柳宗理が2003年に発表した南部鉄器のキッチンウエアに、家具屋テーブルウエアをコーディネイトし、キッチンとダイニングをイメージした空間を演出。


2002年に新たなキッチンフェアシリーズとして発表された南部鉄器たち(鉄鋳物の特性を活かし、底板を厚くすることで熱が均一に伝わりやすくなっているそうです)が、自然と柳宗理の空間に溶け込んでいます。

IHクッキングヒーターやオーブンなど様々な熱源で調理ができる南部鉄器の利点がこんなところにも見て取れます。


フランスのサロン・ド・テと南部鉄器

以前テレビでも紹介されていましたが、フランスでは南部鉄器のティーポッドが大人気だそうです。実際に紅茶専門店の店頭でも販売されているそうです。

しかし、日本の南部鉄器と明らかに違う点は色!見た目を鮮やかなカラフルな色の南部鉄器は、我々の知るものとはまるでベツモノです。



また、良く見ると色だけでなく形状(フォルム)も愛らしいものとなっており、非常にモダンな印象を受けます。と同時に欲しくなります。


北東北のテーブルコーディネイト
※料理スタイリストの堀井和子氏によるテーブルコーディネイト。岩手や秋田で制作された漆器、ガラス工芸、型染めなど、堀井氏の美意識で選ばれた北東北の手仕事と南部鉄器とのコーディネイト。


この展示のために染色家の大木夏子さんに、日本の伝統的な型染めの手法でテーブルクロスを染めてもらったそうです。

南部鉄器をはじめ、岩手や北東北で作られたものを用いたテーブルコーディネイトはとても新鮮で、オシャレな雰囲気を醸し出しています。

壁にルオーの作品(本物)が掛けられているあたりが、さすが、パナソニック 汐留ミュージアムさんです。畏れ入りました。


「メイド・イン・ジャパン南部鉄器」展示風景

郷土資料館にあるような古い南部鉄器がずらずらと並んでいる印象をもしかして持っていた方もいらっしゃるかもしれませんが、如何でしたでしょうか。

江戸時代に作られた歴史的価値のある南部鉄器の名品たちを展示している空間も勿論、用意されています。そこの展示空間もとても一見シンプルに思えるものの、とても手の込んだ、考え抜かれた作りとなっています。



女優の綾瀬はるかさんが盛岡の工房を訪ねた旅の模様を紹介したNHKの「ただいま、東北♥」で、自ら作った南部鉄器とその様子を伝える写真も展示されています!

見応えたっぷりの「南部鉄器展」は3月23日までです。是非その目でとくとご覧あれ!!


「メイド・イン・ジャパン南部鉄器−伝統から現代まで、400年の歴史−」

会期:2014年1月11日(土)〜3月23日(日)
休館日:毎週曜日
開館時間:午前10時より午後6時まで(ご入館は午後5時30分まで)
会場:パナソニック 汐留ミュージアム
http://panasonic.co.jp/es/museum/
東京都港区東新橋1-5-1パナソニック東京汐留ビル4F
JR 「新橋」駅より徒歩約8分、東京メトロ銀座線・都営浅草線・ゆりかもめ「新橋」駅より徒歩約6分、都営大江戸線「汐留」駅より徒歩約5分
主催:パナソニック 汐留ミュージアム、朝日新聞社
協力:南部鉄器協同組合
企画協力:アートプランニングレイ
後援:港区教育委員会

◎展覧会の収益金の一部は、岩手県の東日本大震災復興支援に使われます。

注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。

【パナソニック潮留ミュージアム次回展】

フランス印象派の陶磁器 1866-1886 —ジャポニスムの成熟—
会期:2014年4月5日(土)〜6月22日(日)

日本にあこがれた19世紀パリの芸術を陶磁器など合計155点で展観。
展覧会の詳しい内容はこちら

パナソニック 汐留ミュージアム開館10周年記念サイト

http://panasonic.co.jp/es/museum/10th/index.html
このサイト良く出来ています。素晴らしい!
過去の展覧会アーカイブは他の美術館・博物館も見習うべき。

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自然とのかかわりや手仕事を大切にするライフスタイルがますます支持されるなか、岩手の豊かな大地が育んだ南部鉄器がいま、静かに注目を集めています。きっかけは、フランスやベルギーのハイセンスなティーサロンに、海外輸出用の南部鉄器のカラフルなティーポットが選ばれたことでした。各工房からは新しい感性による作品が次々と誕生し、また、南部鉄器に魅了されたデザイナーからの提案も人気作を生んでいます。日本を代表するプロダクトデザイナー柳 宗理(1915-2011)による南部鉄器のキッチンツールは、聖火台や陸橋など鉄を素材とする工業デザインを、都市のスケールにまで展開した柳ならではの名作といえましょう。

歴史的には、現在の岩手県北部を治めていた藩主南部家が、17世紀半ば、盛岡に築城してから街づくりや文化振興に努めるなかで、鋳物師や釜師を京都などから招き、仏具や兵具はもとより茶の湯釜をつくらせたのが興りです。次第に各大名への贈り物として重宝され、特産品となりました。近代化の中で浮き沈みはありつつも、400年間以上研鑽を積み、奥州市水沢地区のもうひとつの鋳物のふるさととともに、1975年には国の「伝統的工芸品」の指定を受けました。質実剛健でぬくもりが感じられ、伝統的技法にこだわりながら、欧米で評価される「made in Japan」 の南部鉄器―21世紀の新しい生活への提言を秘めた、その真価がいま見直されています。

本展は、第一線のクリエイターが手がける空間とのかかわりもご覧いただきながら、選りすぐられた作品の数々をご堪能いただけます。

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