青い日記帳 

TB&リンク大歓迎です!
<< September 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< ユニクロと芸艸堂のコラボTシャツが素敵! | main | あべのハルカス美術館が大阪にオープンします。 >>

三越の新しいショッピングバッグ

2014年4月1日より、三越のショッピングバッグが約57年ぶりにリニューアルされます。


あたらしいショッピングバッグ「実り」

1904年(明治37年)に、日本初の「デパートメントストア宣言」をしてから110年を迎える2014年、次の新たなステップへ向かうにあたり、長年使用してきたショッピングバックを変えることにしたそうです。
あたらしいショッピングバッグは、呉服店という原点を大切にして デザインしました。呉服の主軸をなし、三越の前身である越後屋とほぼ同じ頃に誕生した友禅の表現を用いています。友禅という染めのもつ自由さと唯一無二のデザインは、三越が常に過去に捉われず、偏見のなく多様な価値を認め、絶対的価値を見出す自由を希求し、革新を繰り返すことで伝統をつくり上げてきた姿勢を、これからも示していくシンボルとなります。

新ショッピングバッグ

あたらしいショッピングバッグのデザインを手掛けたのは、友禅作家であり親子二代にわたっての重要無形文化財(人間国宝)である森口邦彦氏。

森口邦彦氏は、同じく友禅作家であり人間国宝であった故・森口華弘氏の次男として京都に生まれ、京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)日本画科を卒業後、パリ国立高等装飾美術学校に留学し、グラフィックデザインを学びます。帰国後、父である森口華弘氏の弟子となり友禅を学び、2007年(平成19年)に父と同じく人間国宝となりました。


友禅作家・重要無形文化財(人間国宝)・森口邦彦氏

『日本の伝統文化の「未来のシンボル」として多くの人たちに、そして日本に来てくださる外国の人たちにも喜んで持って帰ってもらいたい。その思いでこのバッグを作り、このバッグに作品を展開しています。』と森口氏は、コメントを寄せています。

ショッピングバッグには、きものの柄をそのまま写すのではなく、バッグのためだけに、立体的な構造を考慮した上で、デザインの配置を設計し直し、あらたに染め上げました。ショッピングバッグ4面に描かれた幾何学文様の黒い文様の部分は少しずつ細くなっているそうです。


友禅訪問着 「白地位相割付文 実り」

着物のために創られた、白地位相割付文「実り」と題されたデザインは、たわわに実るりんごが幾何学文様で表現されています。(まさか、これをステージ衣装とするお笑い芸人出てこないですよね〜)

さて、「三越のショッピングバッグが新しいデザインへ変わる」と知った時、心配したのは洋画家、猪熊弦一郎氏がデザインがもう観られなくなってしまうのでは…ということでした。

しかし、それは全くの杞憂というか勘違いで、今回リニューアルされるのは「ショッピングバッグ」であり、「包装紙」ではありません。いのくまさんによる包装紙「華ひらく」はこれまで通り使われ続けます。(ホッ!)


1950年から続く包装紙「華ひらく」

それでも、57年もの長きに渡り使われて来たショッピングバッグを変えるのには、様々な意見があったことでしょう。なにしろ生まれもの心ついた時から現行のデザインの紙袋でしたからね。ちょっとした憧れのバッグでもありました。


今月でこのデザインも見納めです。


常に自由を希求し「伝統と革新」を象徴する新ショッピングバッグ

大英博物館・セインズベリー日本藝術研究所のキュレーターであるニコール・クーリッジ・ルーマニエール氏のコメントです。

三越と森口邦彦氏との今回の共同作業は、日常の領域に美術を取り込もうとする彼の理念の実現化に向けた素晴らしい試みといえる。彼の意匠を通して日本工芸の見直しを世に問うために、斬新な方法で取り組もうとする三越の意気込みにも賞賛を贈りたい。それは文様というよりは、むしろショッピングバッグの上を巡り動き、そこに正と負の空間を作りながら膨縮を繰り返す意匠である。今回の三越との共同制作は、まさに伝統の美術形態に新風を吹き込む可能性を示しているのだ。

そして3月中はこちらにも注目です!

明治41年に三越のデザイナーに就任後、雑誌「三越」の表紙やポスター等を手がけた杉浦非水によるデザインが、服部一成氏によりリ・デザインされ、日本橋三越本店と銀座三越のショーウインドーを飾っています!3月17日(月)まで。

三越に斬新な風をもたらした杉浦非水のデザイン、再び。

(クリックで拡大)

日本初の百貨店誕生を世の中に告げた「デパートメントストア宣言」から110年、三越は次の100年に向けた「新たな価値創造」の取り組みをスタートさせます。その一環として、明治41年に三越のデザイナーに就任後、時代を先取りしたアートワークで“斬新な風”をもたらした杉浦非水に注目。日本の商業美術の先駆けであり、グラフィックデザインの礎を築いた名匠は、三越のポスターやPR誌「三越」の表紙を手がけ、多くの傑作を生み出しました。非水が残した作品に再び命を宿し、新たな時代へメッセージを届けたい。そんな思いから、選りすぐりの非水作品を、約一世紀後の今、現代のグラフィックデザイン界をリードするアートディレクター服部一成氏がリ・デザインし、日本橋三越本店と銀座三越のショーウインドーを飾ります。また日本橋三越本店はショーウインドーで、銀座三越では店内で非水の作品の一部を展示いたします。

Twitterやってます。
@taktwi

Facebookもチェック!


この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3532

JUGEMテーマ:アート・デザイン


その他 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

コメントする









この記事のトラックバックURL
http://bluediary2.jugem.jp/trackback/3532
この記事に対するトラックバック