青い日記帳 

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「観音の里の祈りとくらし展」

東京藝術大学大学美術館で開催中の
「観音の里の祈りとくらし展−びわ湖・長浜のホトケたち−」に行って来ました。


観音の里・長浜のホームページ
http://kitabiwako.jp/kannon/

“観音の里”で守られてきた仏様18体(躯)が、東京に集結!奈良・平安時代から受け継がれる“湖北(滋賀県)の観音文化”を紹介する展覧会です。

滋賀県長浜市から箱根の山を越えて上野へ、地元の人々が受け継ぎ、守り続けてきた地域の「宝物」たち。人々の祈りが、観音さま一体一体に深くしみついています。


千手観音立像」平安時代・12世紀 
長浜市指定文化財
長浜市宮司町 総持寺蔵

長浜の観音さまは、大きな寺社に守られることはなく、地域の暮らしに根付き、そこに住む人々の信仰や生活、人生、地域の風土などと深く結び付きながら、今なお大切にひそやかに守り継がれています。

うちの観音、東京へ。」所蔵というより、家族のような身近な存在なのです。昔は子どもたちが川で浮かべ遊んでいた観音さんも中にはあるそうです。(ビート板代わりにしていた!)


「観音の里の祈りとくらし展−びわ湖・長浜のホトケたち−」展示風景

そんな身近な観音さまたちも、地元の方曰く、藝大の空間では違った顔になっているそうです。一体、現地ではどのような顔をなさっているか想像しながら観て接してみるのも面白いかもしれませんね。

琵琶湖と同じ広さの長浜市は、文化と伝統の地です。市内には約130体の観音さまの存在が確認されているそうです。その中には古くは平安時代(もしかすると奈良時代)にさかのぼる観音さまも含まれます。

因みに文化財指定の観音さまが日本で最も多いのが、長浜市のある滋賀県。奈良や京都ではないんですね〜それだけ身近な存在として受け継がれ守られて来た証左でもあります。


如来形立像」平安時代・10世紀
菩薩形立像」平安時代・9世紀末〜10世紀初頭
長浜市木之本町黒田 西黒田 安念寺蔵

地元を離れ、初めて東京にお出ましになる18体の観音さまたち。中にはお堂を出るのも初めてというホトケさまも(3体)。地域の皆様の理解があってこそ成立した展覧会です。お堂を初めて出たのが3体。

キャプションには仏像の解説と共に、地域の人々がホトケさまと普段どのように接しているかを示す写真も紹介されています。

メジャーなお寺の仏像には無い、素朴であたたかい魅力に出会える東京では稀な展覧会です。

「観音の里の祈りとくらし展−びわ湖・長浜のホトケたち−」は4月13日までです。近江の国からやって来た仏像に会いに今年の春は上野へ!


観音の里の祈りとくらし展−びわ湖・長浜のホトケたち−

会期: 2014年3月21日(金・祝)〜 4月13日(日)
午前10時 - 午後5時 (入館は午後4時30分まで)
ただし、4月11日(金)は午後8時まで開館(入館は午後7時30分まで)
休館日: 毎週月曜日
会場: 東京藝術大学大学美術館 展示室2
http://www.geidai.ac.jp/museum/
後援: 総務省、滋賀県
助成: 藝大フレンズ賛助金助成事業

【関連事業】
・ギャラリートーク 担当学芸員によるギャラリートークを行います(各回20分程度)。
日時:3月29日(土)、4月5日(土)、4月12日(土)…午後2時開始
    4月11日(金)…午後6時開始

・滝田 栄氏(俳優・仏師)講演会
日時:4月6日(日)午後2時開始

会場:東京藝術大学美術学部 中央棟1階 第1講義室
定員:150名
※講演会の参加は無料ですが、本展の観覧券(半券可)が必要となります。
 当日、美術館受付にて午後1時より入場整理券を配布します。


「観音の里の祈りとくらし展」CM

同時開催「藝大コレクション展 ―春の名品選―」
29000点の収蔵品から今年も選りすぐりの名品を公開!


特集展示1 女性を描く/ヌードと出会う
特集展示2 近世の山水/近代の風景 ―富士山図を中心に―

注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。

黒田家発祥の地と言われている長浜市ではこんな博覧会も開催中です。


大河ドラマの舞台・北近江 長浜|黒田官兵衛博覧会
http://kitabiwako.jp/kanbee/

会期:2014年1月19日(日)〜12月28日(日)

Twitterやってます。
@taktwi

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この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3550

JUGEMテーマ:アート・デザイン


琵琶湖の北岸に位置する湖北地域には、古くから仏教文化が栄え、すぐれた仏教彫刻が数多く伝わっています。 とくに慈愛に満ちた観音菩薩像の遺品が多いのが、この地域の大きな特色となっています。 これらの観音像を生み出した寺院の多くが廃絶した後も、地域の住民たちが中心となって、観音像を守り伝えてきました。

今日においても、お寺が無住になると新しいお堂や公民館などに仏様をお迎えするなど、人々の尽力によって多くの観音像が継承されています。 北近江の観音は、すぐれた造形もさることながら、暮らしや風土と深く結びつき、今なお生きた信仰の中心にあることが最大の魅力でありましょう。

この展覧会では、地元で大切に祀られる様子をそのままのかたちでご紹介できるよう、工夫をこらしています。 日々の暮らしのなかに信仰が息づく「観音の里」の姿を、身近に感じていただければ幸いです。

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