弐代目・青い日記帳 

  
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『井浦新の美術探検 東京国立博物館の巻』
東京美術より刊行となった『井浦新の美術探検 東京国立博物館の巻』を読んでみました。


井浦新の美術探検 東京国立博物館の巻
井浦 新 (著), 東京国立博物館 (監修)

先日、青山スパイラルホールで開催された「日本美術全集」刊行記念企画スペシャル対談 日本美術全集VS日曜美術館  山下裕二&井浦新、日本美術応援団入団記念トークショーにて、日本美術応援団入りを見事果たした俳優の井浦新さんが東京国立博物館(通称:トーハク)の魅力を伝える本を上梓しました。

山下裕二&井浦新、日本美術応援団入団記念トークショー

東京国立博物館(以下、トーハク)は、「日本美術の流れ」を始めとする日本美術関係の展示を主とする本館、日本考古展示や特別展を開催する平成館の他に、東洋館、法隆寺館、表慶館、黒田記念館、資料館そして庭園、茶室など一日いてもとても全ては観られないほど巨大な「美のテーマパーク」です。


東京国立博物館 - トーハク公式サイト
http://www.tnm.jp/

日本を中心として広くアジア諸地域の文化の体系的陳列を目指し、絵画、書跡、彫刻、工芸、考古、歴史資料を収集展示。現在トーハクの所蔵作品はおよそ11万件以上にものぼります。

井浦新の美術探検 東京国立博物館の巻の冒頭で「何度足を運んでも、行くたびに新しい発見があり飽きることがありません。」と新さんは書いていますが、まさにトーハクとはその通りの場所です。

西洋美術作品と違い、日本美術は保存の観点から長期間展示しておけません。だからこそ年に何度も細かな展示替えが行われるのです。実際にいつ行っても初めて目にする作品に必ず接することが出来ます。

新さんはそんなトーハクに旅に通ずるものがあると感じているようです。旅先での様々な出会いと、トーハクでの作品との出会いはまさに一期一会だと。


井浦新の美術探検 東京国立博物館の巻
井浦 新 (著), 東京国立博物館 (監修)

この本では、ともすれば「鑑賞迷子」になりかねない、トーハクのガイドブックとして基本的なことから、「おっ!こんな所があったんだ」と驚かせるようなマニアックな場所まで紹介されています。

まさにトーハク初心者から通い慣れた方まで満足出来る充実した内容の一冊となっています。(2014年4月15日リニューアルオープン予定の正門付近や本館展示室もあり、まだまだ進化し続けるトーハクです)

全体の大きな構成としては、「考古」「絵画」「アジア」「技」という4つのテーマを軸に井浦新さんが作品の魅力について語って行きます。

第1章:考古 日本の美のはじまりを知る
第2章:絵画 驚異の日本絵画
第3章:東洋 博物館でエキゾチック・トラベル
第4章:技 保存・修復に宿る日本人の技


若冲、蕭白、芦雪といった江戸絵画に興味関心がある新さんですが、そもそもの源は考古(土偶や埴輪)にあったそうです。


山下裕二&井浦新、日本美術応援団入団記念トークショーの楽屋にて。

小学4年生の時に初めて旅好きのお父さんに連れられていった登呂遺跡で撮った少年時代の新さんのレア写真も掲載されていたりします。

また、東京国立博物館研究員の方々との対談「教えて!トーハクの先生」も収められています。ここではかなり突っ込んだお話が展開されています。

教えて!トーハクの先生
1:井浦新×井上洋一氏(日本考古)
2:井浦新×勝木言一郎氏(東洋美術史)
3:井浦新×神庭信幸氏(保存科学)


読んでいると今すぐにでもトーハクへ行きたくなってしまいます。この他、木下青史氏が手掛けた東洋館のライティングについても触れられています。


木下史青氏に聞く東洋館リニューアルのポイント

それにしても、この一冊を作り上げるために一体何回トーハクへ足を運んだのでしょう。様々な姿の新さんが128ページの中にぎゅっと凝縮されています。トーハクの作品と共に。

コラム
・大好きなミュージアムショップ
・ポスター撮影@応挙館
・資料館を活用しよう
・新のオシスメ くつろぎスポット




2013年新年のポスターに登場した井浦新さん。その時の撮影の様子も収められています。

この本を制作するきっかけとなったのが、東京美術の『もっと知りたい』シリーズだったことも、巻末に記されています。井浦新さんの愛読の書だったそうです。

新さんの日本美術への熱い感心と想いがぎっしり詰まった極上の一冊です。


井浦新の美術探検 東京国立博物館の巻
井浦 新 (著), 東京国立博物館 (監修)

俳優・井浦新が東京国立博物館で見つけた素敵な作品の数々を多くの写真とともに紹介。「考古」「絵画」「アジア」「技」という4つのテーマを軸に、井浦新の目線で日本とアジアの美術の魅力をたっぷりお伝えします。東京国立博物館の学芸員など、東京国立博物館を支えるスタッフへとの対談もあり、美術ファン必見の情報が満載です。

東京国立博物館(トーハク)公式サイト
http://www.tnm.jp/

インタビュー:ARATAさん(特別展「隅田川」オリジナルグッズ)
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山下裕二&井浦新トークショー

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シルヴァン・バーネット
東京美術
(2014-03-25)

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