青い日記帳 

TB&リンク大歓迎です!
<< November 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 「不思議な動き キネティック・アート展」web内覧会 | main | 『いろは判じ絵』 >>

「バレエ・リュス展」

国立新美術館で開催中の
現代の芸術・ファッションの源泉 ピカソ、マティスを魅了した伝説のロシア・バレエ「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」に行って来ました。


http://www.tbs.co.jp/balletsrusses2014/

フランス語で「ロシア・バレエ団」を意味する「バエレ・リュス」の主に衣装をまとめて紹介する展覧会です。関連するスケッチやマリー・ローランサンの油彩画もありバレエファンのみならず絵画ファンも必見です。

何よりも衣装ひとつひとつが、とにかく絵になります。離れた客席からでも判別できるよう色や形がそれぞれはっきりしています。

バレエ・リュスの主宰者セルゲイ・ディアギレフ(1872-1929)は、ロシア、アラビア、インドの服を参考に、西ヨーロッパの人々には珍しいオリエンタリズム全開の奇抜なバレエ衣装を考案しました。


「バレエ・リュス展」展示風景

バレエ・リュスのコスチューム・コレクション32演目、約140点の作品が基本露出展示で国立新美術館1階展示室で待っています。

絵画展とは展示スタイルも大きく違い、壁をほとんど取っ払い、広々とした空間に照明(色付き)で各所にアクセントを付け、展示衣装の魅力を引き出しています。

見慣れたいつもの国立新美術館とは思えませんでしょ。


「バレエ・リュス展」展示風景
ロシアのエキゾティシズムとして人気を集めたバレエ・リュスは、やがてピカソやマティス、コクトー、ブラック、ローランサン、シャネルら、当時パリで活躍していた前衛の若手アーティストを取り込み、新しいスタイルの「総合芸術」として、バレエだけでなく美術やファッション、音楽の世界にも革新と興奮をもたらし、大きな影響を与えました。
最も新鮮な驚きだったのは、あのジョルジョ・デ・キリコもこのバレエ団の衣装を担当していたこと。

著作権の関係でキリコのデザインした斬新な衣装はここでは紹介出来ませんので是非会場でご覧になり「えっ!」と驚いて下さい。同じように。とっても「建築的」!?でした。


「バレエ・リュス展」展示風景

第一次世界大戦などヨーロッパが戦場と化した、20世紀初頭の動乱の時代に、舞踊や舞台デザインの世界に革命をもたらしたバレエ・リュス。しかしその活動期間は僅か20年しかありません。

1929年に主宰者セルゲイ・ディアギレフがこの世を去ると、求心力を失い解散してしまいます。(因みにシャネルが彼の葬儀費用を出したそうです)

1909年〜1929年の僅か20年間しか活動しなかったバレエ団が、現在もこうして大きな注目を集める理由も、この展覧会へ行くとまさに一目瞭然です。


ジャン・コクトーらが手掛けたポスターも展示されています。

展覧会の構成は以下の通りです。

1:初期 1909-1913年 (ロシア・シーズン)
2:中期 1914-1921年(モダニズムの受容)
3:後期 1921-1929年(モンテカルロ)
4:バレエ・リュス解散後 (バレエ・リュス・ド・モンテカルロを中心に)


烏賊の衣裳もあったり、おもしろ系から華麗なものまで、実にバラエティー豊かな空間となっています。バレエに興味の無い自分が観ても楽しめるかな〜と思っていましたが、それも全くの杞憂でした。


音声ガイドを担当する熊川哲也氏(Kバレエカンパニー芸術監督)

「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」は9月1日までです。関連イベントも豊富に用意されています。しかし、よくまぁホワイトキューブをこれだけ「変身」させたな〜と感心。別世界にいるようでした。


魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展
Ballets Russes: The Art of Costume

会期:2014年6月18日(水)〜9月1日(月)
休館日:毎週火曜日 ただし、8月12日(火)は開館
開館時間: 10:00〜18:00 
金曜日、8月16日(土)、23日(土)、30日(土)は20:00まで
※入場は閉館の30分前まで
会場: 国立新美術館 企画展示室1E
http://www.nact.jp/
主催:国立新美術館、TBS、オーストラリア国立美術館、読売新聞社
後援:オーストラリア大使館、公益社団法人日本バレエ協会
協賛:大日本印刷、チャコット
助成:豪日交流基金
協力:K-BALLET、日本航空、ヤマトロジスティクス

展覧会公式サイト
http://www.tbs.co.jp/balletsrusses2014/

展覧会Facebookページ
https://www.facebook.com/balletsrusses.the.art.of.costume/


熊川哲也氏(Kバレエ カンパニー芸術監督)、神戸里奈氏、宮尾俊太郎氏(Kバレエ カンパニー ダンサー)

注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影されたものです。

Twitterやってます。
@taktwi

Facebookもチェック!


この記事のURL
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=3642

JUGEMテーマ:アート・デザイン


1909年にパリで鮮烈なデビューを果たしたバレエ・リュス(ロシア・バレエ)は、革新的なステージにより一世を風靡した伝説のバレエ団です。主宰者セルゲイ・ディアギレフ(1872-1929)の慧眼により、同バレエ団はワツラフ・ニジンスキー(1889-1950)をはじめとするバレエ・ダンサーや振付家に加え、20世紀を代表する作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971)ら、数々の新しい才能を輩出しました。ロシアのエキゾティシズムとして人気を集めたバレエ・リュスは、やがてピカソやマティス、コクトー、ブラック、ローランサン、シャネルら、当時パリで活躍していた前衛の若手アーティストを取り込み、新しいスタイルの「総合芸術」として、バレエだけでなく美術やファッション、音楽の世界にも革新と興奮をもたらし、大きな影響を与えました。
本展では、オーストラリア国立美術館が有する世界屈指のバレエ・リュスのコスチューム・コレクション32演目、約140点の作品を中心に、デザイン画や資料などと併せて、これまでにない規模でその魅力の全貌を紹介します。
展覧会 | permalink | comments(0) | trackbacks(0)

この記事に対するコメント

コメントする









この記事のトラックバックURL
http://bluediary2.jugem.jp/trackback/3642
この記事に対するトラックバック